僕が子供だった昭和40年代において一般家庭用電話と言えば黒電話だった
重厚感があり、実際に重いダイヤル式の黒電話
実はウチの実家では先日まで冒頭の写真の黒電話が現役で使われていたが
この度、約半世紀に及ぶ役目を終わらすという事で電話機を引き取った
昭和の時代に実用家電は10年持てば儲け物と言われていたが
電電公社の600型電話機は故障もせず約半世紀も働いてくれた
本当に「ご苦労様!」と言ってやりたい
この電話は僕の幼少期から思春期にかけての全ての会話を聞いてるという事だ
そう考えたら感無量に思いますね~・・・
電話の裏側には設置年月日と
お買い上げ年月日が記載されたラベルが残っている
ラベルの日付を見ると、この黒電話は
1969年(昭和44年)8月8日に山下家に設置されている
確か、設置当時の電話機は電電公社からの借り物だったような気がする
それを買い取ったという事なのだろうと思うが残念ながら
お買い上げ年月日のラベルは剥がれていて日付は確認できない
1969年8月8日と言ったら僕が6歳になる年という事で保育園の年長の時の事だ
電話機が設置された時の事は何となく覚えている
スマホが当たり前の現在の若者には考えられない事だと思うが
電話線を通して遠くにいる人の声が聞こえる事を
当時保育園児だった僕は不思議に思ったものだ
小学校時代に幼馴染の友人たちと会話したのも、中学生になり
女の子と長電話して電話料金がかさむと母に怒られたのも、この電話機だ
学校で女の子と今晩〇時に電話を掛けるからと約束した夜は忍び足で
電話機の前まで行って受話器を上げフックを押さえて電話が鳴るのを待つ
で、最初の「チン!」が鳴ったらフックを離す
「リ~ン」となる前にフックを離してしまうという事だ
あの時代は電話という物は一家に一台で大概家の玄関にありましたからね
親に電話機の呼び出し音が鳴る音を気付かれないように工夫したもんですよ
そして毛布を被って声が漏れないように会話する
そうした工夫や努力をして青春を謳歌してたあの時代が懐かしい
現代からすれば不便極まりない事ですが今思えば情緒があったと思いますね
そうかと言えば他校の不良から喧嘩の呼び出し電話や
警察署から出頭要請の電話がかかる時もあった 笑!
当時は電話番号なんて卒業アルバム見たら
住所と一緒に記載されてましたからね~ 笑!
てか、こうして黒電話のシルエットをじっくり見たら
確かに北の総書記の髪型に似てますな~ 笑!
ジャンジャン!!
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