呉のみなさんは東広島市にある喫茶店「伴天連」をご存じか?
伴天連はホラー映画を彷彿するようなお化け屋敷と化した世にも奇妙な喫茶店だ
遠い昭和の時代に青春時代を送った呉の少年たちは乗り物の免許を取り
愛車を購入すると必ずと言っていいほど訪れる聖地のような場所があった
16歳になり自動二輪を取りバイクを買ったら訪れる場所が「伴天連」
18歳になり車の免許を取り車を買ったら岩国市の「山賊」に行くのが通例だった
当時は「東呉バイパス」なんてない時代だったから
広から国道375号線をひたすら北上して伴天連を目指した
あの時代の冬は呉でも積雪がある事も多く今とは比べ物にならないくらい寒かったが
革とは言えないような安物の合皮ジャンパーを着て軍手をしてバイクに乗ったもんだ
ハッキリ覚えてないが僕が初めて伴天連を訪れたのは
高1だった1980年(昭和55年)初頭だったと思う
確かカツジと揃いの真赤なフォーワン2台で
ケツに女を乗せて行ったような記憶がある
この写真は翌年の1981年昭和56年)頃だと思うがこの時は
先輩のケンメリに同乗して伴天連に訪れた時の物だ
僕の記憶では当時伴天連は中年の夫婦が営んでおり
メニューを聞きに来る中年女性は本物の生きたヘビを手にして客の前に現れた
メニューには「ヘビの生き血」などと言う変なネーミングが付けられていた
調べてみると伴天連は今から約50年くらい前の1960年代の
終わり頃にスタンドバーとしてオープンしたそうだ
写真は約5~6年ほど前にお亡くなりになった初代マスターだそうで
趣味で集めてたゲテモノ雑貨の収集が高じてお化け屋敷のようになり
スタンドバーはやがて純喫茶になったんだそうだ
こんな変わり種の喫茶店だから伴天連は
当時からよくテレビにも取り上げられてた
店内はこんな感じです
伴天連の現マスターは2代目だそうで初代マスター夫婦の息子さんだそうです
20年くらい前にお母さんがお亡くなりになって、お父さんが一人で営業していたそうなんですが
そのお父さんも5年くらい前にお亡くなりになり暫く店は閉店してたそうだ
で、2年くらい前に2代目マスターである息子さんが脱サラして
伴天連を再オープンし、現在に至ってるという事だ
店内には、馬の陰茎の剥製や、アマゾンの首狩り族の干し首など
数え切れないくらいのゲテ物で溢れ返しており中には貴重な物もあるそうです
その中には自分の手で自作した物もあり
お客さんを楽しませたり怖がらせたりしているんだそうだ
そっか~ 数年前に伴天連は閉店してしまったと聞いていたが
こうした経緯で復活して今でも営業してるんだな~
と、いう事で先日何十年かぶりに伴天連に行ってみたのだが
確かに営業はしてるようだったが何と月曜日が定休日だった
ジャンジャン!!