さて、今年2018年のNHK大河ドラマは幕末の有志の一人である薩摩藩の
西郷隆盛が描かれ好調だと聞きますが、僕は毎年恒例のDVDが出揃ってから全話を
一気に観るという事で、先日ようやく昨年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」を観ました
NHK大河ドラマでは主に戦国時代や幕末が舞台になりますが
女性が主役というのはよくある事です
北条政子(草燃える・1979年)、ねね(おんな太閤記・1981年)
川上貞奴(春の波涛1985年年)、春日局(春日局・1989年年)らは
歴史上数少ない女性著名登場人物だった
思い切って近代の架空の女性医師をとりあげた「いのち・1986年」を除いては
やはり王道の歴史的人物を模索し、「江・2011年」「篤姫・2008年」と
著名に近い登場人物を取り上げてきた
その後NHKは無名女性を発掘するという新機軸に打って出た
それが「八重の桜・2013年」の新嶋八重、「花燃ゆ・2015年」の美和(文)であり
そして「おんな城主 直虎・2017年」が、この新路線を引き継いだのだが・・・
<あらすじ>
戦国時代に男の名で家督を継いだ「おんな城主」がいた
遠江(静岡県西部)井伊家の当主、井伊直虎である
遠江(静岡県西部)井伊家の当主、井伊直虎である
戦のたびに当主を殺され、ただひとり残された姫が
「直虎」と勇ましい名を名乗って乱世に立ち向かった
駿河の今川、甲斐の武田、三河の徳川と3つの大国が虎視眈々と領地をねらう中
資源も武力も乏しいこの土地で、頼るべきは己の知恵と勇気
そして直虎は仲間と力を合わせて国を治め幼い世継ぎの命を守ってたくましく生き延び
その後の井伊家発展の礎を築いた
彼女の原動力となったのは、幼い頃に約束を交わしたいいなずけへの一途な愛
愛を貫いて自ら運命を切り開き、戦国を生き抜いた女の激動の生涯・・・
愛を貫いて自ら運命を切り開き、戦国を生き抜いた女の激動の生涯・・・
と、いう事だが お恥ずかしい話、僕は井伊直虎と言う人の事を知らなかった 笑!
現存12天守の一つである井伊家の居城、彦根城は訪ねた事あるし彦根藩藩祖でもあり
徳川四天王に数えられ、「井伊の赤備え・井伊の赤鬼」と言われた井伊直政や
幕末の江戸幕府大老の、井伊直弼の事はもちろん知っていたのだが・・・
聞く所によると井伊直虎に関しては詳しい資料が極端に少ないって事だった
実際に直虎が女であったかどうかもわからないって説もあるらしい
だから主役が無名かつ架空に近い人物なので自由に作れるからと
反戦やら女性活躍やらの政治的メッセージ色が強かった
ほとんど資料の無い人物を取り上げたので割と自由な脚本が書けたからか
個人的には娯楽時代劇のニュアンスが感じられたのも確かだ
まるで、三谷幸喜監督の作る作風のようなイメージがあった 笑!
僕は時代劇はシリアスな物が好みであり時代劇にコメディーはいらない
小林薫さんが演じた南渓和尚は実在した人物らしいが
↑の柳楽 優弥さんが演じた竜雲丸っていう盗賊は架空の人物だ
ムロツヨシさんが演じた、瀬戸方久も架空の人物かと思っていたが
調べてみると実在した人物で商人から身を起こし武将になったらしい
ムロさんは個性的な俳優だが、どうもコメディー色が強いんですよね~ 笑!
海老蔵さんにとっては昨年は大変な年だったと思うが
大河ドラマで織田信長を演じておられたのですね~
阿部サダヲさんが演じた徳川家康と、菜々緒さんが演じた瀬名
彼らを単体で見れば悪くはないのだが夫婦という目で見たら
個人的にはちょっとバランスが悪いように感じたのだが・・・ 笑!
後の彦根藩当主になる井伊直政を演じたのは菅田将暉君
わざとらしい演技が目に付いたが、実力なのか? わざとなのか? 笑!
おんな城主 直虎 PV 2017
ここ5年間のNHK大河ドラマの全国の平均視聴率を見ると
2013・八重の桜が14・2%、2014・軍師官兵衛が17%、2015・花燃ゆが12・5%
2016・真田丸が16・3%であり2017年のおんな城主直虎が13・5%らしい
この内、戦国時代物が、軍師官兵衛、真田丸、おんな城主直虎
幕末物が、八重の桜、花燃ゆ、でありこの2作品は女性が主役
で、今年の、西郷どんが幕末物で男が主役
今年の、西郷どんは好調だと聞きますが、おんな城主直虎は視聴率は
伸び悩んだ感もあるようですが個人的な感想を言うと「まあまあ」だと思った
決して低評価ではありませんよ 笑!
しかし来年2019年の大河ドラマは2020年の東京オリンピックを意識してか
「いだてん ~東京オリムピック噺~」というなぜか昭和のお話だという事だ
てか、この題材は大河ドラマじゃなく、朝ドラの方が合うんじゃなかろうか?
コケるような気がするんですけどね~ 笑!
ジャンジャン!!