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資生堂VSカネボウ CM戦争 1984

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1984年(昭和59年)は化粧品CMにアイドル歌手が登場するようになる
ターニングポイントの年であった

それまで大人の商品であった口紅やアイシャドーのCMは
正統派の女優やモデルの聖域であった
それを素人上がりのアイドルが侵食し始めたのである

その聖なる領域に先陣を切って入り込んで来たのは聖子という名の女であった

松田聖子のデビュー曲「裸足の季節」が1980年にメディアで
話題になったのは資生堂のおかげであった

新製品「エクボ洗顔フォーム」のCMソングとして使われたのである
けれどCMには歌のみ出演で広告モデルには山田由紀子が起用された

しかし松田聖子が映像に出なかった事は結果として
資生堂のイメージがつかなかったのが後々幸いした・・・


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<カネボウ>

・春のキャンペーン

キャッチコピー「バイオ口紅ピュアピュア」 

タイアップ曲 Rock'n Rouge
楽曲提携 松田聖子  モデル 松田聖子

・夏のキャンペーン

キャッチコピー 「君たちキウイ パパイア マンゴーだね」

タイアップ曲  君たちキウイ パパイア マンゴーだね
楽曲提供 中原めいこ モデル 栗原景子             

・秋のキャンペーン

キャッチコピー 「素肌を守るバイオシリーズ」

タイアップ曲 ピンクのモーツァルト
楽曲提携 松田聖子 モデル 松田聖子

・冬のキャンペーン

キャッチコピー 「星化粧ハレー」 

タイアップ曲 星化粧ハレー  楽曲提供 ハイ・ファイ・セット
モデル 沢口靖子




春のキャンペーン 「バイオ口紅ピュアピュア」
タイアップ曲  Rock'n Rouge  アーティスト 松田聖子

1980年のデビュー以来スターダムに上りつめた彼女は
1984年春、今度はライバルのカネボウ
キャンペーンに、CMタレントとしても登場する

曲は「Rock'n Rouge」
(作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂 / 呉田はユーミンの筆名)

曲はもちろんオリコン1位を獲得するのだが、コスメ関係者を驚かせたのは
アイドル歌手が広告のメインビジュアルを担ったことであった

しかも松田聖子は、それまでの化粧品広告で見られたような
目鼻立ちのハッキリしたモデルフェイス、女優フェイスではない
むしろ典型的な日本人の平坦な顔つきだ

かつての「渡辺プロ風」や「スター誕生風」のアイドル像を
蹴やぶって這い上がって来た彼女は化粧品CMの常識をも覆したのである


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夏のキャンペーン 「君たちキウイ パパイア マンゴーだね」
タイアップ曲君たちキウイ パパイア マンゴーだね 
アーティスト 中原めいこ


中原めいこさんがリリースした「君たちキウイ パパイア マンゴーだね」
1984年夏のカネボウのCMソングに抜擢され大ヒットを記録した

「君たちキウイ パパイア マンゴーだね」というコミックソングのようなタイトルは
広告代理店に指定されたキャッチフレーズだった

中原はこのタイトルを
「太陽の日差しを浴びて色とりどりに輝く女性をイメージしたもの」
と捉え、得意のトロピカルでラテン・テイストなポップソングに作詞・作曲した

う~ん、このギャグみたいなタイトルをもじって当時
「君たちキウイ パパイア マン〇だね」って言うのが流行ったな~ 笑!




秋のキャンペーン 「素肌を守るバイオシリーズ」
タイアップ曲 ピンクのモーツァルト アーティスト 松田聖子

松田聖子が広告のメインビジュアルに採用された背景には
化粧品マーケットの低年齢化もあった

ハイティーンやその予備群への訴求には
アイドル歌手がいちばん効果的だったからだ

特にカネボウは、大人の女を志向する資生堂に対して
もう少し大衆的なブランド戦略をとった
そのイメージには聖子が最適だったのである

更に聖子は同年の秋にも「ピンクのモーツァルト」
(作詞:松本隆、作曲:細野晴臣)でCMに登場する

同一タレントが春・秋の両方で起用されるのは異例のことだった


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<資生堂>

・春のキャンペーン

キャッチコピー 「くちびるヌード」 

タイアップ曲 くちびるヌード 楽曲提供 高見知佳
 モデル アンジェラ ハリー

・夏のキャンペーン

キャッチコピー 「この夏その気」

タイアップ曲 その気×××mistake 楽曲提供 大沢誉志幸
モデル セリナ

・秋のキャンペーン

キャッチコピー 「ニュアンスしましょ」 

タイアップ曲 ニュアンスしましょ
楽曲提携 香坂みゆき
 モデル アンジェラ・ハリー

・冬のキャンペーン

キャッチコピー 「神サマありがとう」 

タイアップ曲 Woman 楽曲提供 薬師丸ひろ子
モデル 薬師丸ひろ子




春のキャンペーン 「くちびるヌード」
タイアップ曲 くちびるヌード  アーティスト 高見知佳

いや~ すっかり忘れてたけど、高見知佳さんって歌手だったんだな~ 笑!

と、いう事だが1984年春の資生堂のキャンペーンソングに抜擢された
高見知佳さんの「くちびるヌード」はスマッシュヒットを記録した

「くちびるヌード」を忘れてた僕はYouTubeで映像をチェックしたが
確かにいい曲だとは思うがライバルであるカネボウは松田聖子さん

当時既に飛ぶ鳥を落とす勢いのトップアイドルだった聖子ちゃんの
対抗馬としてはインパクトの薄さは否めない 笑!




夏のキャンペーン 「この夏その気」
タイアップ曲 その気×××mistake アーティスト 大沢誉志幸

資生堂の夏のキャンペーンソングは大沢誉志幸さんの
「その気×××mistake」という曲なのだが覚えてない 笑!

てか、個人的に大沢誉志幸さん自体をあまり覚えてない

ライバルであるカネボウの夏のキャンペーンソングは
中原めいこさんの「君たちキウイ パパイア マンゴーだね」

インパクトという面においても個人的にはカネボウの勝ち!




秋のキャンペーン 「ニュアンスしましょ」
タイアップ曲 ニュアンスしましょ アーティスト 香坂みゆき

いや~ すっかり忘れてたけど、香坂みゆきさんって歌手だったんだな~ 笑!

と、いう事だが1984年春の資生堂のキャンペーンソングに抜擢された
香坂みゆきさんの「ニュアンスしましょ」はスマッシュヒットを記録した
「ニュアンしましょ」を忘れてた僕はYouTubeで映像をチェックしたが

確かにいい曲だとは思うがライバルであるカネボウは松田聖子さん
当時既に飛ぶ鳥を落とす勢いのトップアイドルだった聖子ちゃんの
対抗馬としてはインパクトの薄さは否めない・・・

と、春のキャンペーンとまったく同じ感想を持つ僕でした 笑!




冬のキャンペーン 「神サマありがとう」
タイアップ曲 Woman アーティスト 薬師丸ひろ子

カネボウのアイドル起用に対抗したのか、1984年の資生堂冬のキャンペーンに
起用されたのは、やはり当時のトップアイドル?の一人だった薬師丸ひろ子さんだった

その薬師丸ひろ子さんが歌う「Woman」は出演した映画
「Wの悲劇」の主題歌ともタイアップしました

恋愛の終わりを題材にした、悲しくも美しい
アイドルの曲とは思えない、とても大人びた曲

作曲は松任谷由実さんが担当しています


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まあ何はともあれ、この年の「資生堂VSカネボウ CM戦争」は
松田聖子さんに尽きると思います

1980年に資生堂の「エクボ洗顔フォーム」のCMに「裸足の季節」が起用され
人気に火が付いた松田聖子さんは1984年のこの年、カネボウに寝返り?! 笑!

その後、このCMシリーズで聖子ちゃんは「風は秋色」「夏の扉」と
3曲続けてカネボウに採用される事になる

と、いう事で「ぶりっ子」で泣いても涙が出ないと揶揄された聖子ちゃんは
資生堂とカネボウの二つを手玉に取りながらトップアイドルに上り詰めるのであった!

ジャンジャン!!


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PRAINS美容室

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(0823-23-7540)

PRAINSホームページ http://prains.jimdo.com/


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