先月5月20日にクランクアップになった映画「孤狼の血」の呉ロケ
個人的には嵐のようでもあり、幻のようでもあった1ケ月でしたね~・・・
と、いう事なんですが、報告が遅くなりましたが実は5月10日に行われた
ロケにエキストラで駆り出されまして・・・ 笑!
事の始まりは5月8日に行われた「キャバレー・アカプルコの海」前で行われたロケで
車の運転手役で急遽エキストラ出演した時の事だった
エキストラ担当スタッフのK君から
10日のロケはエキストラの人数が必要なので出ませんかと・・・
しかし僕は10日は水曜日という事で仕事があるからと一旦は断った
で、店でその話をスタッフのKさんに話すと
「せっかく縁あって映画製作にも多少なりとも関わったのだし
記念にもなるから、店は私が何とかするから出たら・・・」
と言われた
と、いう事でエキストラ出演を決めた僕は呉の名士という役で森沢ホテルで撮影された
「やっちゃれ会 大総会」というパーティーに参加する設定のロケに参加する事になった
「山下さんは和服を着ると雰囲気が出ると思うんですよね~・・・」
と、言うエキストラ担当K君の提案で僕は和装する事に・・・
午前8時、本通りの支度部屋で衣装さんに着物を着せてもらい
森沢ホテルに入ったのが8時半
エキストラ控室に行くと60人くらいのエキストラが待っていた
その中に仲間のミヤちゃんの姿を発見
「あれ?ミヤちゃんも出るの?」
「エキストラ募集に申し込んだら連絡があって・・・
でも、先輩がいてくれて心強いですよ!」
しかし以って僕の役が「ヤクザ役」ではなく、「呉の名士役」とはちょっと意外だったな~
呉の名士役という事で僕は映画「仁義なき戦い」での
大久保憲一役を演じられた内田朝雄さんをイメージした
大久保憲一のモデルは当時の呉の長老で裏社会にも顔を利かせていた海生氏だった
が、僕は大きな勘違いをしていたと後になって気付くのだった 笑!
そうこうしてたら可愛らしい女性が撮影クルーを従えて話しかけてきた
孤狼の血のスタッフでは見かけない人達だった
「あの~ 会場で一番目立ってらっしゃるんですが、RCCの”イマなま”って
番組なんですがインタビューさせていただいてよろしいでしょうか?」
「ん? イマなま? 知らんけどいいですよ」
お昼の情報番組なんて見ない僕はまったく知らなかったのだが
彼女はRCCで放送されてるローカル情報番組、イマなまの司会を務める
「泉水はる佳(せんすい はるか)」さんってアナウンサーだった
どうやら彼女もパーティーの司会者としてエキストラ出演をするらしかった
で、番組で孤狼の血の特集を組むための取材クルーと一緒に会場入りしてたのだ
イマなまの孤狼の血の特集が先日、5月23日火曜日にオンエアされた
僕はオンエアの日にちは知らなかったのだが友人が電話をくれて
「オイ、今オマエがテレビに出とるで~!」
と、知らせてくれた
呉市在住 美容師
「普通なんですけど いつも通り・・・」
あまり何をしゃべったか覚えてなかったんですが
僕はこんな事を言ってたようだ 笑!
ちなみにご興味がある方は「呉っていいね!」ってFBに数点動画が
アップされてますのでご覧になって観て下さい
呉っていいね!FB
しかし僕はエキストラを経験してみていろんな事に気付かされた
エキストラの採用を決めるのはエキストラ担当のスタッフなのだが
実際に撮影現場でエキストラを、どう使うかは助監督さんの役目なのだ
「山下さん、メチャクチャ雰囲気はあるんですけど
貫禄あり過ぎで目立ち過ぎるんですよね~・・・」
助監督さんたちとも顔見知りになってた僕は彼らにとって扱い辛い存在だったようだ
考えてみれば僕は仁義なき戦いの大久保憲一をイメージしたけど
内田朝雄さんはキャストでありエキストラじゃないんですよね~ 笑!
要はエキストラというのは背景の一部であり目立っちゃいかんのです
てか、僕も目立とうと意識した訳でもないんですが、身長181cmの白髪・白鬚リーゼント男が
和服を着てサングラスしてたら否が応でも目立ちますよね~
このパーティーのロケのキャストは石橋蓮司さんと、大物俳優「P」さん、井上肇さん
滝藤賢一さんなどでしたが、ある意味キャストより僕の方が目立っちゃうんですよ
てか、和服を着るように勧めたのはエキストラ担当のK君なんですけどね~ 笑!
エキストラをやってみて思ったのはエキストラも楽じゃないという事だった
朝8時に支度部屋に行って撮影が終わったのが日付が変わった深夜1時半
何と拘束時間17時間半、更にはその大半が待ち時間
もちろんギャラなど発生しないし、いただいたのは昼・夜のロケ弁2つ
エキストラに応募しての採用じゃない僕は記念品ももらえなかった 笑!
女性のエキストラは主婦の人が多かったですから更に大変だったと思いますよ
RCCの泉水アナも疲労困憊の表情で疲れたって言ってた 笑!
それでも僕はさすがに1時半に帰りましたが
最後まで残った人は朝の3時を回っていたそうな
普段ボランティアスタッフとして現場に行く時は好きな時間に行って
好きな時間に帰れるから楽だったんですけどね
スタッフは毎日このペースでロケをやってた
映画を作るって本当に大変なんだと思いましたね~
と、いう事ですが僕は同じエキストラの女性陣には記念写真を一緒に
撮って欲しいと何度もリクエストが入るほどの大人気 笑!
まあ人間の心理である「怖いもの見たさ」だったんでしょうな~ 笑!
ジャンジャン!!