昭和の時代の日本人女性の毛質は、黒くて、多くて、硬いストレートという傾向にありました
しかし平成になって日本人女性の髪質にも変化が現れてる兆候があり
今では地毛が茶色い人や、細毛、ネコ毛、クセ毛の女性が増えて来たと感じます
その証拠に昭和の女性の髪の悩みのアンケートの1位は「多くて硬い」でしたが
昨今のアンケートの1位は「やわらくてペタンとする」に変わりました
個人的には、その理由は日本人の食生活の変化が大きく関係しているように思いますが
とにかく日本人女性の髪質が欧米化して来たように思います
更には人間は歳を重ねて来ると髪は細くなり毛量も減る傾向にあります
もちろん若い頃と変わらないって人もいますが、髪が細くなったり、毛量が減る事はあっても
逆に歳を重ねる度に髪が太くなったり、毛量が増える人はいません
人は髪が細くなり、毛量が減ってボリューム感がなくなると老けて見える傾向にあります
特にトップの部分のボリューム感は絶対に欲しいところです
以前の記事に書きましたがトップにボリュームが欲しい場合はレイヤーを入れたり
前髪のベースを深く取るなどのデザインをチョイスする事が大事だと思います
ヘアデザインの基本になるカットの段階でボリュームが出やすいようにしておくという事です
更にはボリュームが出やすいようにパーマをかけるというのは効果的な方法です
パーマはカットで作ったラインを、より強調させるという役割があります
この二つを組み合わせる事が最もトップにボリュームを出すという
目的を達成する方法論なのです
髪の「ふんわり感」はスタイリングによっても演出する事が出来ます
ふんわりヘアーを作るにはスタイリングする時に空気感を出す事です
空気感というと、乾かす時に下から上にドライヤーの風を当てる事が大事ですが
ただそれだけでは、髪が全体に広がるだけでメリハリのあるボリューム感は得られません
コツとしては、土台になる頭のハチから下の毛はあまり動かさず
一番外側の表面の毛に動きを出すのです
だからパーマも顔周りの毛よりトップを重視してかけるのです
そうする事で、動かない毛と、動く毛のメリハリが出て
動いているトップの毛がより強調されるのです
表面の毛束を持ち上げて固まり過ぎないスプレーをかけたり
ワックスをよく手の平に伸ばしてから表面の毛をクシュッと握って
持ち上げると自然な空気感が出ます
空気感が出ると髪がフワッと膨らみ綿菓子のように軽く柔らかく見えます
更にはパーマヘアーの場合は軽くブローしてムースをつけると効果的です
パーマは乾くと伸びるという特性がありますが、ムースの中に入っている水分が
パーマを呼び起こし髪に再び動きを出してくれるのです
一度ブローを入れる事によって動かない部分には艶が出ますし
より自然なパーマの動きを簡単に再現する事が可能です
「ふんわり」は女性の特権ですからね! ジャンジャン!!