前回は「髪の艶の正体」についてお話をさせていただきました
髪の毛の艶の正体は光の屈折率と深い関わり合いがあり
髪の毛にテンションをかけてドライヤーやストレートアイロンで熱処理を施し
髪の表面をキレイな面にする事で得られるのが天使の輪と言われる髪の艶の正体なのです
だからクセ毛の人は生まれ持って髪の表面に凸凹があるので光が乱反射して
実際にはそれほどダメージがなくても艶がなく傷んでるように見えると書きました
ならば薬剤によって髪を曲げ、カールやウエーブを付けるパーマスタイルはどうなのか?
結論的に言うとパーマスタイルはクセ毛ほどではありませんが基本的には艶は出ません
お客様からよく「パーマをかけたら髪が傷んだような気がする」とか
「艶がなくなったような気がする」という話を聞きます
確かにパーマは薬剤を使うのだから使い方を誤るとダメージにもなりますが
実は実際に髪が傷んだという事より髪が曲線を描いたぶん光が屈折して
艶が見えなくなったという場合が多いのです
パーマは基本的に髪を流したり、持ち上げたりして
髪にボリュームを出したり動きを演出したりする手段なんですよね
しかしパーマスタイルはストレートヘアでは表現できない
「軽さ」と「柔らかさ」を演出できるメリットがあります
毛と毛の間に隙間が生まれ空気が入り込み浮遊するからです
芸能人の「好きな髪型ランキング」の上位に必ず名前が出る
タレントのYOUさんがまさにそうですよね
ストレートヘアで艶を重視するのか、パーマヘアで軽さを求めるのかは
あなたが「どうなりたいのか」で選ぶ事なんですよね
しかしパーマスタイルでも艶感を感じさせる技があります
スタイルにもよりますが動かないストレートの部分があるスタイルの場合
その大きく動かさない部分にブローを入れるのです
その部分とは大概の場合、前髪やトップなんですよね
動きのあるパーマスタイルのスタイリングでも全体を自然乾燥や弱風で乾かすだけじゃなく
条件によって前髪やトップにブローを入れる事で艶感を感じさせながらも
動きのあるウエーブスタイルも出来るという事です
更には全体をブロー仕上げにするとパーマ特有のウエーブ感はなくなりますが
ふっくらさせて艶もあるというダブルの効果を得る事も可能です
更にはムースやワックス、シリコンスプレーなどのスタイリング剤を併用すれば
より完成度の高いスタイルが実現できますよ! ジャンジャン!!