プレインズのブログを長くご愛読下さってる方にはご存じだと思いますが
僕にはイギリスに住んでいる従姉や甥、姪がいます
6年前に発生した東北大震災が世界的なニュースになり
日本に住む親戚の僕らの安否を心配した従姉からエアメールが届いた
それまで30年以上音信不通だったからとても驚いた
その後3年前の広島土砂災害の時にもエアメールが届くなど今では時々パソコンのメールで
やり取りしているが何せ送られてくる文面が全て英語で書かれてあるから
日本語に訳すのも一苦労なんですよね 笑!
その従姉から先日クリスマスカードが同封されたエアメールが届いた
エアメールが届いたのはクリスマスもとうに過ぎ新年も明けた
1月の半ばだったが従姉の気遣いにはとても感謝している
昨今パソコンを使えば英訳・和訳も簡単に出来るのだがどうも従姉が書く英文は
正しい文法に乗っ取って書いてないと思われパソコンメールの文面をコピーして和訳すると
めちゃくちゃな和訳になって詳細まで理解できないのだ 笑!
まあ今回のクリスマスカードは長い文面ではないから単語から何となくは理解できる
要は「ハッピークリスマス&2017ハッピーニューイヤー」と書かれてるみたいだ
従姉とは彼女の母と僕の母が実の姉妹という間柄だが
僕より10歳くらい年上だと思う彼女は日本語がまったく出来ないみたいだ
母の姉である伯母さんの旦那さんは戦後呉を占領した
連合軍のイギリス兵として呉に駐在していた
伯母は当時、茶道・華道の師範をしていて仕事で海軍に出入りしていたそうで
そこで英兵の伯父と知り合い恋に落ち結婚して従姉が生まれた
そうです!今話題のアニメ映画「この世界の片隅に」の時代の呉では
北條すずさん一家とはまた違った「この世界の片隅に」もあったのです 笑!
従姉は国籍はイギリスだが生まれは日本生まれのハーフなんですよね
今でこそハーフはモデルやタレントなど芸能界にも多く、更にはスポーツ選手などの活躍もあり
人気もあるし注目される存在だが戦後の日本では差別の対象で肩身も狭かった
僕が子供の頃でもハーフは「合の子」と言われ差別されてましたからね
しかも姉妹の父である僕の祖父は呉海軍の広工廠に勤めていて
戦後に昭和天皇陛下から日本の位階における位の一つ「正八位」を授与されるほど
功績があった人だったから、敵国の軍人と結婚する事に猛反対して伯母を勘当したらしい
祖父は自分の立場上、長女である伯母には「それなりの相手」を望んでいたそうだ
祖父の逆鱗に触れた伯母は家を出てアパートを借りて従姉を出産したそうだ
その伯母や従姉の身の回りの世話をしたのが祖母とウチの母だったらしい
その後、伯母と従姉は連合軍の撤退で伯父と共にイギリスに渡った
僕が小学生の頃に伯母が一度だけ帰国して里帰りして来て実際に対面したが
その時が最初で最後であり、一人娘の従姉とはまだ一度も面識がない
結婚時には激怒して娘を勘当した祖父も後には許したのだろう
時々エアメールで伯母の元に何か送っていた事を今でも覚えている
写真3~5枚目は僕の所有する「呉の歩み」という本に掲載されている写真だが
もしかしたら3枚目に伯父が写っているのかもしれない
更には4枚目の写真はもしかしたら伯母かも知れないが何の確証もない
写真5枚目にも伯父・伯母が写っているのかも知れないが確証はない
母に見せても耄碌(もうろく)してるからわからないそうだ 笑!
しかしこうして見ると写真の解説に複数の日本人花嫁とあるように
伯母のようなケースも極めてレアなケースでもなかったようだ
まあ少数であった事には違いないでしょうがね
さてさて、イギリスに渡った伯母と英国人の伯父はすでに亡くなっているようだが
従姉とはお互いが生きてるうちに是非対面したいと思っている
彼女が生まれ故郷の日本に訪日して呉に来るのが理想だとは思うが
イギリス好きなウチの長男を伴って渡英するのも悪くない
てか、それより何よりクリスマスカードの返事を書かなけりゃ・・・
僕はいつも英文にして送りますから大変なんですよね~ 笑! ジャンジャン!!