さて、年に一度の個人的な恒例行事であるTUTAYA宅配レンタルDVDによる
NHK大河ドラマの一気観ですが先日やっと2015年の「花燃ゆ」を観終えました
現在放送中の「真田丸」は高視聴率に加え高評価の声をよく耳にしますが
昨年の「花燃ゆ」に関しては放送当時から低視聴率に加え酷評の声をよく耳にした
まあ毎年注目される大河ドラマですから賛否の声は仕方ないにせよ
なぜ花燃ゆは平均視聴率12%という低評価に終わったのか?
最近10年内の大河ドラマの幕末物と言えば平成16年の「新撰組 17・3%」、平成20年の「篤姫 24・5%」
平成22年の「龍馬伝 21・3%」、平成25年の「八重の桜 14・6%」となっている
ここで注目されるのが平成20年の篤姫の24・4%という高視聴率だろう
篤姫は江戸時代末期に薩摩藩に生まれ島津家の養女となり江戸幕府13代将軍である
徳川家定公の正室になった女性だが史実的に見てもあまり有名な人でもない
そんな女性を主役に描いた作品が高視聴率をマークした
そして二匹目のドジョウを狙ってNHKは平成26年にこれまた史実的にはそこまで有名じゃない
会津藩に生まれ幕末の時代を生き延び新しい女性像の模範になった新島八重さんを取り上げた
まあ八重の桜は視聴率で言うと篤姫の二匹目のドジョウとはならなかったようですが
僕は両作品共観ましたが視聴率は度外視してもどちらの作品も面白かったと思いましたよ
そんな風評と世間的評価の予備知識を念頭に今回「花燃ゆ」を観ましたが
個人的な感想は結論的に言うと大変面白かったと思いますよ
「花燃ゆ」の主役である井上真央さん演じる「杉文・後の楫取美和」は松下村塾で知られる
伊勢谷友介さん演じる「吉田松陰」の実妹であり東出昌大さん演じる長州藩士「久坂玄瑞」の妻となる
しかし久坂は禁門の変で自刃に及び文は未亡人となる
優香さん演じる文の実姉「寿」の元夫で長州藩士として活躍し
維新後には政府の要人になり更には群馬県令や貴族院議員を歴任した
大沢たかおさん演じる「小田村伊之助・後の楫取素彦」と寿の死後再婚した
まあ幕末期における日本の一連の史実は僕もそこそこは知っているし
幕末期における長州藩の史実や志士も素人レベルですが多少の知識もありましたが
楫取素彦・美和さんご夫婦の事は殆ど知りませんでしたな~
今回の大河ドラマ「花燃ゆ」の特徴の一つに物語が
大きく分けると3部構成になっていた事が挙げられると思う
第1部は文が長州藩の下級武士だった杉家において兄の吉田寅次郎(後の松陰)と共に
松下村塾を立ち上げ塾生達と将来の日本について学び合い
塾生の一人だった久坂玄瑞と結婚するも死別する件
第二部は毛利家の大奥に上がり毛利元徳公の嫡子である興丸の守役となる大奥での件
映像では第1部の幕末志士達による地味な色彩が多かったロートーンの画面から
一転して大奥の女達の着物を始め色鮮やかなハイトーンが映し出された
第3部では激動の幕末を経て維新となり新しい日本の明治という時代において
近代国家へと変化していく中で欧米文化が取り入れられた件
しかし一部報道によるとこの3部作が視聴者には受け入れられなかったと書いてあった
主人公が史実上あまり知られていない「文」だったという事で本来主役級である
兄の松陰や夫の久坂が時代に翻弄されて死んでいき
それを見守り耐え忍ぶ姿ばかりが印象に残ったという事だ
だからイケメン俳優である伊勢谷さんや東出さん、高杉晋作役の高良健吾さんが
劇中からいなくなると急に観なくなる人が少なくなかったようだ
まあ大河を観る人は僕のように歴史好き、歴史ドラマ好きという人ばかりではないとも思う
それこそ内容よりキャストによって観る、観ないを判断する人達も多いんでしょうな~
僕も数人はちょっと違うかな~・・・って思った俳優さんもいたけど
主役の真央ちゃんや準主役だった大沢さんも良い演技だったと思いますがね~
低視聴率は主役である自分の責任だと真央ちゃんは言ってましたが
僕には他に理由があると思うし真央ちゃんが悪かったとは思いませんがね~
こちらの写真が実際の楫取素彦・楫取美和夫妻だそうです
これは篤姫の時にも八重の桜の時にも思いましたがドラマで演じる女優さんと
実際の御本人には少なからず見た目のギャップは感じますよね 笑!
まあそこは、あくまでドラマだから仕方ない事だと思います
昨年夏、僕は「熟年夫婦の旅」と題して山口県萩の松陰神社や松下村塾、吉田松陰歴史館
更には萩で開催されていたNHK大河ドラマ館「文と萩物語」にも訪れました
松陰神社と松下村塾の記事 http://blogs.yahoo.co.jp/prains237/14101646.html
今回ドラマを見てまた改めて訪れたいと思いましたね
と、いう事で今日はこれまで! ジャンジャン!!