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CAROOLS 70’s (6) ライブ・イン・”リブ・ヤング”

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ティーンエイジの頃擦り切れるほど聴いたロックンロールバンド「CAROL」「COOLS」
その二つのバンドの名前を掛け合わせて僕が作った「CAROOLS」という造語
 
そんなCAROOLS70年代の楽曲にスポットを当て当時の世相やグループやメンバーのエピソード
僕の思春期の思い出等を書き記そうというシリーズ「CAROOLS 70’s」
 
シリーズを振り返ってみると前回(5)は昨年11月14日にさんが抜けた後の
COOLSのアルバム「COOLS ROCKABULLY CLUBU」を取り上げた
 
昨年は僕達、呉オールドモータースクラブの5周年としてCOOLSを招いてのパーティーを開催した事もあり
COOLSの記事が続いていましたが今回は昨年3月14日以来のCAROLを取り上げてみたいと思います
 
シリーズCAROOLS70’sのキャロルとしては昨年3月に書いた1973年7月25日にリリースされた
キャロルのセカンドアルバム「ファンキー・モンキー・ベイビー」以来という事になります
 
CAROOLS 70’s (3) ファンキー・モンキーベイビーの記事
 
ファンキー・モンキー・ベイビーの大ヒットで全国区の人気を獲得したキャロルですが
その数カ月後の1973年11月にキャロルは順調な音楽活動とは裏腹にバンドとしての危機を迎えます
 
キャロルファンの方はよく御存じだと思いますが永ちゃんと共にキャロルの両輪を担ったジョニー
現在何かと世間を騒がせている「清原和博容疑者」同様に(笑)覚醒剤使用の副作用として
自閉症に陥り北海道小樽コンサート終了後に失踪してしまったんですよね
 
そんなジョニーの失踪中の1973年12月20日にキャロルとしての初のライブアルバム
「ライブ・イン・”リブ・ヤング”」はリリースされました
 
 
 
 
 
キャロルが世に出るきっかけとなったTV番組「リブ・ヤング」にファンを招待して
1973年10月21日に行われたスペシャルライブの模様は生放送され
その音源を元にライブアルバム「ライブ・イン・”リブ・ヤング”」が制作されました
 
当時全国に繁殖していたスタジオ録音のアルバム音源しか知らないキャロルファンは
テレビに映し出されるキャロルや、このアルバムからキャロルの迫力あるサウンドや映像に
ライブでの生キャロルの熱狂や興奮を感じ取る事になったのです
 
ライブならではのアレンジも特筆物で個人的には特にジョニーのサイドギターの
激しいカッティングから始まる「ヘイ・タクシー」は素晴らしいアレンジだと思いますね
 
 
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ライブ・イン・”リブヤング” 1973年12月10日 日本フォノグラム
 
side・A 1、ヘイ・タクシー 2、最後の恋人 3、レディー・セブンティーン
4、コーヒー・ショップの女の娘 5、憎いあの娘 6、ファンキー・モンキー・ベイビー
 
side・B 1、彼女は彼のもの 2、やりきれない気持ち 3、愛の叫び
4、ルイジアンナ 5、恋の救急車 6、ジョニー・B・グッド
 
 
 
しかし芸能界って所は昔も今も「クスリ」とは切っても切れない世界なんですな~
 
まあ芸能人とは言え彼・彼女達も人間だから弱い部分がある事もわからんではない
生き馬の目を抜く芸能界で生き残っていくには尋常ではないストレスもあるんだろうし
プレッシャーや不安も並大抵の事ではないんだろうと思う
 
ジョニーさんは見かけと違い性格はとてもナイーブだったと聞く
 
更に更にと高みを目指すパワフルな永ちゃんからのプレッシャーも相当あったんだろうな~
 
ま、それでも決して「クスリ」を肯定は出来ないですけどね~
 
 
 
 
 
涙のテディ・ボーイ 1974 作詞・作曲 矢沢永吉
 
 
アーアーこんなに アーアーこんなに
 
雪の世界の恋だから 春風がとかしたなんて
シャレにもならない恋をした 間抜けなファニー・テディ・ボーイ
 
雪の中を二人は子犬のように ころげまわり叫んだ あの時も夢なのか
流れる涙を春の日に かわかすファニー・テディ・ボーイ
 
吹雪の夜に抱きしめたあのぬくもりよ 今一度もう一度もどってこの胸に
流れる涙を春の日に かわかすファニー・テディ・ボーイ
 
アーアーこんなに アーアーこんなに アーアーすべてが
 
 
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キャロルファンにも人気が高い名曲「涙のテディ・ボーイ」
ジョニー失踪中にリーリースされたためか初めて永ちゃんが作詞したキャロルの楽曲だ
 
そんな経緯もあってかキャロルを代表する名曲の一つ涙のテディ・ボーイは
スタジオ録音音源としてはキャロルのオリジナルアルバムには未収録となっている
(キャロル解散後にリリースされたベスト盤には収録されている)
 
失踪からキャロルに復帰したジョニーさんは涙のテディ・ボーイのコードを覚え
必死で練習したって著書の中で語っておられます
 
この曲には後年ちょっとしたエピソードがあるんですよね
 
ジョニーさんが亡くなる直前にリリースしたキャロルのセルフカヴァーアルバム
「I Remember CAROL」に永ちゃんが作詞・作曲した「涙のテディーボーイ」「夏の終わり」
使わせてほしいと永ちゃんの事務所に打診したところNO!って却下されたという事だった
 
ジョニーさんはインタビューで恨み節を語っていましたね~
 
 
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ジョニーさんが失踪中に東映からキャロルも出演した番格ロックという映画が公開されました
ちなみにこの映画は仁義なき戦い 代理戦争の併映作品として同時上映された作品です
 
その映画の主題歌になったのが涙のテディーボーイのカップリングとして
B面に収録された「番格ロックのテーマ」という曲です
 
ジョニーさん曰く、この曲はキャロリズムとして極めてクオリティーが高い成功例だそうです
 
もともとこの曲はストックの中にあった曲だったそうで東映から主題歌の依頼を受けて
英語歌詞だった物をジョニーさんが日本語歌詞に書き換えた曲だったそうです
 
その頃の面白い映像が残っています
 
 
 
 
 
もともとこの「番格ロックのテーマ」「I’m just A Lonely Men」という曲だったと聞いた事があります
 
それにしても永ちゃんのマッシュルームヘアーはインパクトがありますな~ 笑!
 
この長髪をグリースで固めて、あのキャロル時代の永ちゃん独特のリーゼントになってたんですね
 
 
 
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映画にはルイジアンナを演奏するキャロルが登場します
しかしこの作品は現在DVD化はされていません
 
2011年にDVD化寸前までいくもののキャロルの権利を所有する永ちゃんの事務所から
強硬な反対があり見本盤まで完成したDVDは発売中止となり上映会も中止となりました
 
本作の主題歌にジョニーのソロパートが多い事に不仲とされる永ちゃんが嫉妬
揉め事を避けたい東映が自主規制したのが真相であるという事らしいのですが・・・
 
永ちゃんは著書「アー・ユーハッピー?」の中でキャロル関連の
クオリティーの低い物は全てお蔵入りさせ封印していると語っている
 
それはNHKドキュメントフィルム映画「キャロル」もそうだし
民放で放送されたテレビドラマ「成り上がり」もそうなんだと思う
 
キャロルファンにとっては とっても残念な事だと思うんですけどね~・・・
 
ま、僕はある人に番格ロックの裏DVD?を貰ったので何度か見ましたがハッキリ言って内容は超寒い! 
まあ70年代の日本映画にありがちの演出でクオリティーが低い事は間違いありませんけどね~ 笑!
 
ちなみに「番格」というのは格としては番長と同格なんですが組織を束ねる事よりも
一匹狼の用心棒的なスケバンの事だそうです
 
映画では主人公の山内えみこさんが番格という事なんですけどね 笑!
 
 
 
 
 
と、話がちょっと脱線しましたがキャロル初のライブアルバム「ライブ・イン・”リブ・ヤング”」
カヴァー曲ではありますがキャロルを代表する曲の一つでもある
ジョニー大倉のボーカルが素晴らしいジョニー・B・グッドで締め括られています
 
自らの弱さでクスリに走り失踪したジョニーでしたが永ちゃんに許されキャロルに復帰し精力的に活動します
しかしこの失踪の後、ジョニーは永ちゃんに借りを作ったと思い込み言いたい事も言えなくなったそうです
 
そのストレスの芽は徐々に大きくなりキャロル解散にも大きく影響を与えるのですが
キャロル解散はこの時から1年4か月後の事になります
 
 
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と、いう所が今回の「ライブ・イン・”リブ・ヤング”」の時代ですが
このアルバムがリリースされた1973年12月と言えば僕は小学校の4年生だった
 
当然当時はこんなエピソードも知らなけりゃ映画「番格ロック」も知らなかった
当時好きだった歌手と言えば桜田淳子さんであり、フィンガー5キャンディーズだった
 
当時観た映画と言えば夏休み東映まんが祭り?くらいしか記憶にない 笑!
 
どこにでもいるような普通の少年だった僕はアニメ特撮ヒーローに夢中で
で泳ぎ、で虫を獲り蝶の標本を作り、切手を集め、平凡明星チャンピオンを愛読していた 笑!
 
当時実家の隣に住んでいたお兄さんの家でキャロルを聴いた事は覚えているが
まったく興味もなかったから何の感情も湧かなかった
 
僕が本気でキャロルを聴き始めるまで、この時からまだ約4年の歳月が必要だったのだ 笑!
 
と、いう事で今日はこれまで! 
続きは・・・・また気が向いた時という事で! 笑! ジャンジャン!!

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