1979年12月に発売になった「暴走列島’80」という写真集
70年代が終わりから80年代初頭の日本は暴走族がピークを迎えた時代だった
70年代の暴走族に人気を博したキャロルやクールスにそろそろ陰りが見え始め
アフロヘアーをポマードで撫で付け白いドカンを履いた横浜銀蠅率いる銀蠅一家が
ブラウン管に映し出され激しいビートでツッパリR&Rを奏でていた
ホイールスピンが唸りを上げ爆音を奏でる地を這うようなシャコタンからは
海を渡ってきた洋楽ディスコソングが大音量で流れていた
そんな時代に発売された「暴走列島’80」は当時呉でもちょっと話題になった
見開きに掲載された写真の場所は現・呉市音戸町(当時は安芸郡)早瀬と
現・江田島市東能美島(当時は佐伯郡)に架かる早瀬大橋
そう、今現在僕が例年釣りに訪れてる早瀬大橋なのだ(笑)
僕は高校1年だった1979年の夏休みにツレと家出をして
約1ケ月、江田島周辺や広島市内を放浪した
その時知り合った江田島や大柿のツレや先輩たちが暴走列島’80に出たのだ
写真のハコスカはモノクロ写真だが実際はピンク色で大柿のM君所有
僕は家出中に江田島のツレの家に厄介になってた時期があったが
その時、岸根(がんね)ムーンビーチにキャンプに来てる広島のヤンチャ連中と
喧嘩するから助っ人に来いと乗せられたのが、このピンクのハコスカだった
ハコスカの車内にキャロルが流れていた事を今でもよく覚えている
当時江田島・大柿の連中は「紫蝶(パピヨン)」という暴走族を結成していた
本を紛失して今現在手元にないのだが彼らは「島を走る暴走族」
という事で紹介されたような覚えがある
誰か本書をお持ちの方、本文の写真・記事を見せていただけたら幸いです(笑)
まあ今思えば島を走るって、ちょっとダサく微笑ましい話(笑)だが
その特殊性が編集部の琴線に触れ取材されたという事だと思う
ジャンジャン!!
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