今週は映画の話ばかりになりますが、お正月が終わった頃
昨年2018年に公開された映画「終わった人」のDVDを観た
映画の主役を務めた、舘ひろしさんが各映画祭で主演男優賞を始め
沢山の賞を受賞したというニュースに個人的には時の流れを強く感じた
その事に付いては、また詳しく書こうと思うが主演男優賞を受賞した
舘さんの演技も興味深かったが作品の内容も然りだった
<あらすじ>
舘さん演じる田代壮介はかつて東大卒の大手銀行の銀行マンであったが
子会社に出向させられ、そのまま定年退職を迎えた
趣味や夢もなく、これまで仕事一筋だった彼は退屈な日々を送るようになった
壮介はスポーツジムに通ったり、図書館で時間を潰そうとする一方
職業安定所で職探しを始めるが高学歴と立派な職歴がネックとなり思うようにいかない
黒木瞳さん演じる美容師の妻・千草は後ろ向きな発言しか
できなくなった壮介に距離を取り始める
妻や娘からは、「恋でもしたら」とからかわれる始末
このまま老け込むのは不味いと感じた壮介は大学院で文学を
学ぼうと思い立ち勉強のために訪れたカルチャースクールで
広末涼子さん演じるある女性と出逢い恋の予感が芽生える
さらにスポーツジムで知り合った新興のIT企業社長との出会いによって
思わぬ人生の転機が訪れる・・・
僕の世代も還暦間近になり、サラリーマンや公務員の友人たちは
「定年退職」って言葉が現実味を帯びる歳になった
幸か不幸か僕は技術職の自営業だから定年退職はない
しかし同世代の周りの友人たちが定年退職という現実を間近にした事で
僕自身もそういった年齢に達したのだと思うと他人事とは思えない
現代において60歳というのは、まだまだ老け込む年齢ではないとは思う
定年後に、もうひと花、ふた花咲かせる人も少なくないだろう
しかし、人生の一区切りである事も確かなのだから過去の人生を振り返り
残りの人生を考える大事な時期なんじゃないかな~
原作は内館牧子さんによる同名小説だし「終わった人」は映画だから
多少リアリティーに欠ける物語である事は否めない
しかし、世の中には田代壮介みたいな人はごまんといるんじゃないかな~?
前記したように僕は自営業者だから定年ってのはない
だからこれからの人生は、ある意味体力・気力勝負だと思ってる
健康である事が絶対条件だと思うが健康というのは体だけじゃなく
心も健康であるという事も大事な事だろう
心の健康を保つには、どんな小さな事でも夢や目標を持つ事
更には「楽しい」と思えるような趣味がある事は大きなポイントだと思う
しかし、夢や目標、趣味は他人に強要される物ではない
そこは自分次第だと強く思うし家族や社会に迷惑をかけるような事は論外だ
僕にはいくつかの趣味がありますが毎年趣味の目標を持つようにしています
下手なゴルフは80台を出す事、釣りは自己記録更新の真鯛やチヌを釣り上げる事
興味がある映画は一人でも観に行くし、好きなアーティストのライブにも参戦する
バイクは友人とを繋ぐツールでもあるし、車は家族と思い出を作るツールだとも考えている
呉オールドモータースミーティングやクールスのライブ主催
孤狼の血の激励会やっちゃれ会を主催するのも
大義名分はいろいろありながらも自分が楽しいと思うからこそ苦労してもやるのだ
最終的に楽しいと思うからこそ苦労も乗り越えられるし心が健康に保てるんだと思う
終わった人 予告編
あと僕に足りないのは田代壮介じゃないが「恋」ですかね~
そんな胸が焦がれるような恋愛感情なんてとうに忘れちゃいましたね~(笑)
大明神様?もちろん彼女は人生を送っていく上で大事な存在である事には違いない
しかし、結婚して30数年も経つとね~・・・
これはお互いでしょうが不平不満や言いたい事は山ほどある
不平不満や、言いたい事は言葉を変えれば相手に期待するという事
「こうして欲しい」「こうあるのが当たり前」「それは有り得んじゃろう・・・」
それらをお互いが少し許して少し思いやりを持つ事が夫婦を続けるコツだと思う
劇中クライマックスの舘さんと、黒木さんのような気持ちになれれば
ベターなんじゃないかと思いましたね
ま、僕も「終わった人」って言われないようにしないとね
ジャンジャン!!
PRAINS美容室