日本ロック界のレジェンド「矢沢永吉」と
ニューミュージックの先駆者「松任谷由実」
写真は、当時27歳だった永ちゃんと、22歳のユーミン
歌手はプロの作詞家、作曲家から楽曲提供してもらい
テレビに出てナンボというのが常識だった1970年代
一般的なザ・芸能人と一線を画し独自の哲学と音楽性で
日本音楽史を塗り替え大成功を収めた二人
現在二人とも、とうに還暦を過ぎたが、今年69歳を迎えた永ちゃんは日本ロック界の
64歳のユーミンは日本ポップス界のレジェンドとして今も第一線で活躍している
奇しくも僕は今年、二人のステージを拝見したが二人への憧れと尊敬の念は不変だ
そんな二人が43年前の1975年に対談をしている貴重な映像が残されている
1975年という事は、永ちゃんはキャロルを解散して
「E・YAZAWA」としてソロデビューした年という事だ
この頃、永ちゃんはキャロル解散においてキャロルの他のメンバーや
所属レコード会社とひと揉めした事で、まだ怒りも冷めやらぬ心境だったに違いない
更には、アルバム「I LOVE YOU OK」でソロデビューを果たしたが
予想に反してセールスが伸び悩み不安な気持ちもあったんじゃないかな~
キャロルで一応の成功は収めたものの、この頃はまだ
暴走族を中心とした偏ったファン層だった事は否めない
これからもっと成り上がってBIGになってやるって闘志を燃やしてた頃だろう
方や、この時22歳のユーミンは、対談の時点ではまだ独身の荒井由実だが
この年12月に音楽プロデューサーの松任谷正隆氏と結婚して松任谷由実になる
先日開催された2018年のツアー「TIME MACHINE TOUR」の
ツアーパンフレットに記載されてる正隆氏との回顧対談によると
1975年にハイファイセットとやった紀伊國屋ホールのコンサートで
完全にいけると思えてきたと手応えを感じ取ったそうだ
一度は結婚を機にシンガーを引退してソングライターになろうとも
思ったそうだが専業主婦にはなりきれず、結婚後の戸籍名である
松任谷由実としてシンガーを続行することを決意
荒井由実を卒業して、松任谷由実としてのステージが始まるという中での
手応えを感じ始めた頃だったという事なんでしょうね
1975年放送 TBS系 怒りの青春・ロックンローラー矢沢永吉
ゲスト出演 荒井由実
(挿入歌 あの日に帰りたい / 荒井由実 1975)
さすがに永ちゃんも、ユーミンも若いね~!
永ちゃんも現在のような重鎮落ち着きはまだなく話してる内容も軽いし支離滅裂 (笑)
タバコをふかす永ちゃんの映像も時代性を感じる
ユーミンは声のトーンが妙に高くて笑い声とかうら若き乙女ではないか
女が二十歳過ぎたらババアってユーミンの発言にも時代性を感じる
あの時代の若者は大人に憧れ、大人になる事を急いだ
それに比べると今の二十歳過ぎは男も女もまだまだ幼い、てか、幼稚だ
まるで機関銃のように自分の事をまくしたててしゃべる永ちゃんと
あくまで自分のトーンで受けたり流したり時々笑ったりしてるユーミンとの対談が
成り立っているのかいないのかビミョーだが、これこそまさに昭和!
映像の中でユーミンは永ちゃんファンだと公言しているが
永ちゃんも著書の中でユーミンの才能や音楽性を高く評価している
お互い似た匂いを感じてるのか、天才は天才を知るという事か
兎に角、この二人が日本の音楽業界を牽引して来た事は周知の事実だろうな~
ジャンジャン!!
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