カテゴリー「My Music Travel」でお届けしてるシリーズ「思い出のカバーソング」
前回まで2度にわたって1980年代のネオロカビリーブームを牽引した
ブラックキャッツのデビューアルバム「クリームソーダ プレゼンツ」
からの楽曲を紹介しました
今回からは1982年3月にリリースされたブラックキャッツの
セカンドアルバム「ビビアン」からの楽曲を取り上げます
アルバム「ビビアン」は全12曲の収録で構成されてますが6曲目から12曲までは
分かり易い英語歌詞のカバーが並びクレジットにも作詞・作曲とも
原曲を書いたご本人の名前が英語で記してあります
しかし、1曲目から3曲目までの日本語歌詞の曲は作詞・作曲とも
ブラックキャッツと記してあるし4・5曲目は「訳詞 ブラックキャッツ」と
なっている摩訶不思議なアルバムです
それではまず、1曲目の「ディア・ビビアン」から検証してみましょう(笑)
ディア・ビビアン / ブラックキャッツ 1982
作詞・作曲 ブラックキャッツ
あなたから 愛のことば 今では おそすぎる
わすれかけて いたのに 辛くさせないで
あなたとの 夏の日 今では すぎたこと
好きな子が 出来たのに 辛くさせないで
きまぐれな 愛のことば 今では わかるのさ
わすれかけて いたのに 辛くさせないで
今では やっと I can’t forget you まどわせないで
わすれかけて いたのに 辛くさせないで
あなたとの 夏の日 今では すぎたこと
Stay Close To Me / Lou Giordano
ブラックキャッツの「ディア・ビビアン」の元歌になってるのは
「Lou Giordano」の「Stay Close To Me」という曲らしい
どうやら曲ついてはバディ・ホリーが書いたようなのだが
Lou GiordanoというミュージシャンもStay Close To Me という
楽曲についても殆ど何もわからない
キャロルやクールスがカバーした欧米のロックンロールの王道曲は
世界中でヒットした曲という事もあり日本人にも馴染み深いし分かり易い
しかしブラックキャッツのカバーは当時日本ではあまりメジャーじゃなかった楽曲が多い
しかも歌詞は日本語だし、クレジットにも作詞・作曲ブラックキャッツと記してあるから
当時のいたいけな少年はブラックキャッツのオリジナルと思った事だろう
これがクリームソーダの山崎眞行氏の戦略だったのかどうかはわからないが
そうした独特の感性や発想・情報網が彼を成功者へと導いたんだと思いますね
ジャンジャン!!
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