写真は１９８１年（昭和５６年）の呉の某所だ
学校が週休二日制になる前の昭和の時代
土曜日は半ドンと言われ授業は４時間で給食はなくお昼過ぎに下校していた
土曜日の下校途中、時々クサイ臭いが長浜の通学路を漂ってる時があった
昭和４０年代の長浜はまだ水洗式のトイレは整備されてなく
一般家庭の殆んどが汲み取り式のトイレだった
ー 肥汲み車が来とる・・・
当時の長浜で言う「肥汲み車」というのはバキュームカーの事だった
大人になった現在の僕は職業について差別や誹謗中傷を
してはいけないって理屈はよく理解している
人が嫌がるような仕事や、敬遠されるような職業を
担って下さる人が居るから人々の暮らしが円滑に行くのだ
しかし子供は正直だ、特に昭和のアナログな時代の子供は正直だった
通学路に漂う異臭を避けるようにダッシュでバキュームカーの横を走り抜けたものだ
当時、長浜で見かけたバキュームカーは３輪の緑色の車体だった記憶がある
市営だったのか、民間企業だったのかはよくわからない
土曜日の下校中によく見た記憶があるのも勤務時間の関係だったんだと思う
しかし最近では汲み取りのバキュームカーを見る事はまったくなくなった
それだけ呉市も水洗式が普及し下水も整備されたという事だろう
あの光景を見る事も、臭いを嗅ぐ事もないのかも知れない
あれも、ある意味昭和の思い出なのだ 笑！ ジャンジャン！！
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