GWだった先日の5月4日に広島の八丁座で、仁義なき戦い全5作の
ぶっ通しのオールナイト上映が行われ仁、義なき戦いに出演されていて
尚且つ、孤狼の血にも出演されてる伊吹吾郎さんのトークショーも併せて行われた
個人的には、ずいぶん早い段階でこの企画を広島東映の方から聞いてはいたが
この歳でオールナイトなんてしたら次の日仕事にならないという事で断念した 笑!
伊吹吾郎さんにはお会いしたかったんですけどね~
伊吹吾郎さんと言えば娯楽時代劇である「水戸黄門」の水戸光圀の
用心棒的存在の正義の味方である格さん事、渥美格之進を
思い浮かべる方が多いんじゃなかろうか
しかし、伊吹吾郎さんはれっきとした仁義なき戦いメンバーなんですよね
伊吹吾郎さんは1973年に公開された仁義なき戦いシリーズ初作と
翌年に公開されたシリーズ最後の完結編に出演されている
初作での役どころは上田組組長の上田透
モデルになってるのは阿賀の小原組初代組長の小原馨氏
元愚連隊で、劇中では賭場で菅原文太さん演じる広能(モデル・美能幸三)と
喧嘩になるがそれが元で山守組(モデル・山村組)の預かりの身になる
広の夏祭りで敵対してた土居組(モデル・土岡組)の梅宮辰夫さん演じる
悪魔のキューピー事、若杉寛(モデル・大西政寛)に日本刀で左腕を切り落とされる
劇中では渡瀬恒彦さん演じる有田組組長の有田敏雄に散髪屋で射殺される
実際には1955年(昭和30年)9月9日に阿賀の散髪屋で
土岡組組員の松井春吉氏に至近距離からコルトの45口径自動拳銃で
頭に1弾、右胸に2弾、肩に1弾を撃たれて即死した
完結編での役どころは広能組(美能組)の若頭、氏家厚司(モデル・薮内 威佐夫)
薮内氏は美能氏引退後に美能組2代目組長に就任するのだが
意外と知られてないのは薮内氏は元プロ野球選手であり
南海ホークスに所属していたんですよね
そんなレジェンド、伊吹吾郎さんは孤狼の血において
服役中の尾谷組組長、尾谷憲次を演じておられる
出番はわずかだが主人公の刑事(役所広司)とも厚い信頼関係があり
若頭(江口洋介)を物静かにいさめる
ほとんど動きのない面会シーンだが登場しただけで空気が一変する
泰然自若のたたずまいで塀の中にいながらにして
組の扇の要であることを瞬時に証明するような存在感だ
伊吹さんは唯一、仁義なき戦いと孤狼の血の両作品に出演されている役者さんで
「セリフも呉弁で、そりゃ懐かしくてね、撮ってる時もあの頃を思い出して、もう45年
任侠映画が下火で、もんもんとした東映を変えようとみんな熱く燃えに燃えていたね
時代も社会も世代も全て変わったのにこの映画、本当に作れるのか半信半疑だった
でも違ったね、監督も出演者も確信持ってやっていた
この役で声を掛けてもらえて、本当にうれしかったよ」
と、語っておられる
そんなレジェンド、伊吹吾郎さんの演技にも是非ご注目くださいね!
ジャンジャン!!
PRAINS美容室