さて、プレインズがお届けする、シリーズ「昭和と呉」ですが
呉の皆さんは呉市営のボンネットバスが走ってるここがどこかわかりますかね?
この写真は1956年(昭和31年)に撮影された物ですが
ここは、長浜と小坪を結ぶ県道279号線途中にある
通称「アラメの鼻」と言われる海岸線の岬です
こちらは逆方向からの写真になりますが
この写真を見ればわかって頂けるんじゃないでしょうか
昭和の時代、この長浜~小坪を結ぶ県道279号線は台風が来る度に
高波で防波堤が破損し、崖は山崩れを起こし通行出来なくなる被害が続きました
今では海岸線にはテトラポットが入れられ崖はコンクリートで舗装されました
僕は24歳まで長浜に住んでいた事もあり、この辺りは庭みたいなもんでした
写真奥に見えるカーブミラーの先に昔は「坂田運送」って運送屋さんがあったんですよね
その「坂田運送」ってのは長浜が生んだ有名人の実家だったんです
そう!それは日本が世界に誇るジャズサックス奏者の
坂田明氏の実家だったんですよ
坂田明
1945年(昭和20年)2月21日生まれ 73歳
広島県呉市広町長浜生まれ
広島大学水畜産学部水産学科卒業後1969年に上京し「細胞分裂」を結成
1972年から1979年にかけて山下洋輔トリオに参加し同年末まで在籍
激しいサックス演奏で知られるようになる
同トリオを脱退後は、さまざまなグループの結成・解体を繰り返し
2000年から「坂田明mii(みい)」を中心に活動
現在は「坂田明Trio」、「坂田明&chikamorachi」でのレギュラーユニットの活動と同時に
内外のミュージシャンとのフリー・セッションを行なっている
坂田明氏は今でも時々、自身が生まれ育った長浜に帰省されてるようです
TOKYO FMの取材で昨年、長浜を訪れた坂田明氏
「俺がガキの頃は、このテトラポットもなかったんだ
道から海へ、どぼん!って感じだったんだよ」
TOKYO FMのHP ジャズ・サックスフォン奏者・坂田明の瀬戸内紀行
「坂田明、故郷への旅。 アルト・サックスを連れて。」
僕が物心ついた頃には既に坂田氏は長浜には居ませんでしたが
坂田運送は営業してたし、長浜桟橋の所に親戚?が営んでた「坂田釣り具」もあった
坂田釣り具は長浜湾に面していたんですが店の下の砂浜は
魚釣りの餌となる、ゴカイや本虫の宝庫だった
しかし、そこの砂浜を掘っていたら坂田釣り具のご夫婦にえらい怒られた
「そこにおる餌はウチが飼うとるんじゃけん、捕ったらいけん!」
って、プライベートビーチじゃあるまいし今思えば
そんな屁理屈は通用しないと思うんですけどね~ 笑!
ジャンジャン!!