先日「天地真理に想う」という昭和の回想記事を書いた
僕が小学校３年生だった１９７２年（昭和４７年）の時の担任の先生だった
ショッカー事、ヤマモト カツヨシ先生の影響で生まれて初めてファンになった
アイドル歌手、天地真理さんに纏わる遠い昔の思い出話だ
４５年もの昔の事を思い出しながら書き進めるうちにアイドル歌手とは
まったく違う視点でファンになった５人グループの事が脳裏をよぎった
その５人グループがフィンガー５だった
ー そう言や～ 何年か前に買うたフィンガー５のCDが確かあったよの～・・・
FINGER ５ THE BEST
１・フィンガー５のテーマ ２・個人授業 ３・恋のダイヤル６７００ ４・学園天国
５・恋のアメリカンフットボール ６・恋の大予言 ７・上級生 ８・華麗なうわさ
９・バンプ天国 １０・ぼくらのパパは空手の先生 １１・帰って来るよ １２・ジェット・マシーン
１３・つばさがあれば １４・メリー・ジェーン １５・デイゴの少女 １６・銀の十字架
１７・バラの少女 １８・恋したの １９・おませなデート ２０・ベン ２１・恋のダイヤル６７００
フィンガー５をリアルタイムで知ってる世代も今では５０歳以上になってると思うが
中にはフィンガー５は当時アメリカで大人気だったジャクソン５のパクリと言う人がいる
確かにフィンガー５はジャクソン５を意識してた事は確かだが元々彼ら兄妹の上３人は
返還前の沖縄でオールブラザースとして音楽活動をしていたのだ
その後、４男の晃君と末妹の妙子ちゃんを加え１９６９年（昭和４４年）に上京し
ベイビーブラザースという名で１９７０年（昭和４５年）にメジャーデビュー
しかしベイビーブラザースでは売れず１９７２年（昭和４７年）にフィンガー５として
再デビューし１９７３年（昭和４８年）にリリースしたセカンドシングル
「個人授業」がミリオンセラーとなり一気に大ブレークしたんですよね
僕が小学校４年生の時の事でしたね
その後、フィンガー５は「恋のダイヤル６７００」「学園天国」など
続けざまにヒット曲を連発します
彼らのヒット曲の多くは歌詞の内容が学園内での淡い恋心だった事もあり
リズムも軽快で当時小学生だった僕は年齢的にも感情移入しやすかった
そして僕が小学校５年生だった１９７４年（昭和４９年）に僕がフィンガー５の
シングルかっとされた曲で一番思い入れがある６枚目のシングルがリリースされた
恋のアメリカンフットボール / フィンガー５ １９７４
作詞・阿久悠 作曲・都倉俊一
手ごわい相手だ ぬかるな(ハイク) 一気につぶして 進め(ハイク)
あいつはでっかいライバル(ハイク) 今日こそきめちまえ
あいつはでっかいライバル(ハイク) 今日こそきめちまえ
今度のゲームで勝ったら くちづけあげると あの娘が約束したのさ もう後へはひけない
あいつもどうやら同じ 約束しているみたい 燃える瞳ぎらぎらしてる
あいつもどうやら同じ 約束しているみたい 燃える瞳ぎらぎらしてる
どちらもどちらも大好きよ 私の心は決められない
恋しているといいたいために からだはもうふるえているよ
吹きぬけていく熱い風が きめるタッチダウン
恋しているといいたいために からだはもうふるえているよ
吹きぬけていく熱い風が きめるタッチダウン
ブロセット ライト スウィーブ レフト レディー セットダウン コール
ハイク ハイク ハイ ハイ ハイク
ハイク ハイク ハイ ハイ ハイク
手ごわい相手だ ぬかるな(ハイク) 一気につぶして 進め(ハイク)
あいつはでっかいライバル(ハイク) 今日こそきめちまえ
あいつはでっかいライバル(ハイク) 今日こそきめちまえ
あの娘がみているスタンド ちらちら見てたら 猛烈タックルくらった もうこの世の終わりさ
あいつとあの娘のキスが ぐるぐるまわって見える こんなことはしてられないよ
あいつとあの娘のキスが ぐるぐるまわって見える こんなことはしてられないよ
どちらもどちらも大好きよ 私の心はきめられない
ここから君を横抱きにして さらって逃げて行きたい気持ち
砂ぼこりたつ風の中に きめるタッチダウン
砂ぼこりたつ風の中に きめるタッチダウン
手ごわい相手だ ぬかるな(ハイク) 一気につぶして 進め(ハイク)
あいつはでっかいライバル(ハイク) 今日こそきめちまえ(ハイク)
あいつはでっかいライバル(ハイク) 今日こそきめちまえ(ハイク)
いや～ 今聴いてもいい曲だと思いますよ
さすが昭和のゴールデンコンビ「阿久悠＆都倉俊一」だと思います
軽快なAメロもいいが、妙子ちゃんが歌うBメロが泣かせる 笑！
更にはサビに向かう「恋していると・・・」からの転調部分が最高だ！
僕は生まれて初めて自分で買ったレコードがフィンガー５の「個人授業」だった
その後シングルは全て買っていたが、この「恋のアメリカンフットボール」が一番好きだ
しかもこのシングルのB面が凄く思い入れ深い曲なんですよね
おませなデート / フィンガー５ １９７４
作詞・阿久悠 作曲・都倉俊一
緑の中をケーブルカーで 私は今登って行く見晴台へ
時計を見つめソワソワしてる あなたはもう来てるかしら 待ってるかしら
初めてだけど おませなデート ときめく胸を抱き 一人で来たの
愛していると 言われるかしら そしたらもう感じちゃうわ あなたの胸で
小さな家が 並んで見える 二人が住む家建てるなら どんなのかしら
肩抱きよせて あなたは言うの あそこのある真赤な屋根 あんなのいいね
初めてだけど おませなデート ときめく胸を抱き 一人で来たの
黄昏の中 ケーブルカーで 二人はまた帰っていく いつもの街へ
今「おませなデート」を聞くと、ちょっと稚拙な内容だと思うが当時僕はこの曲が大好きだった
「恋のアメリカンフットボール」がリリースされた１９７４年６月時点で１９６２年生まれの
妙子ちゃんは、僕の１コ上だから小学校の６年生だった
僕は特別、妙子ちゃんのファンでもなかったが僕が小学校の６年間
思い続けたちょっとマセていたYちゃんと妙子ちゃんと
歌の歌詞がダブって見えていたんですよね
と、いう事ですが、この曲の後辺りからフィンガー５に異変が起こるようになった
中学生になったメインボーカルの晃君の変声期が始まったんですよね
フィンガー５は単なる見せかけだけのアイドルグループではなくハイトーンボイスで
大人顔負けの歌の上手さを誇る晃君のボーカルが魅力的なグループだったのだ
そして苦肉の策？で１９７４年１２月にリリースされた９枚目のシングルで
フィンガー５は大きな方向転換が余儀なくされた
華麗なうわさ / フィンガー５ １９７４
作詞・阿久悠 作曲・都倉俊一
ロングのドレスをまとい シャラシャラ歩けば 後から男がついて来る ゾロリ ゾロリ
おいしい言葉を並べ あれこれ誘うの だけども私はのらないの そんな誘い
おいしい言葉を並べ あれこれ誘うの だけども私はのらないの そんな誘い
長いパイプでたばこのけむりを プカリと吹き出しハイチャと 男たちを景気よく追い払うの
見てよこれが自慢のポーズ 誰もイチコロよ ほんとうにいい人来るまでは みんな駄目よ
見てよこれが自慢のポーズ 誰もイチコロよ ほんとうにいい人来るまでは みんな駄目よ
ロングのドレスをまとい シャラシャラ歩けば 後から男がついて来る ゾロリ ゾロリ
そうねテケテケ踊りに行くなら お供で来たっていいのよ それだけなの踊るだけ 恋は駄目よ
町のうわさは浮気な女と いうけど真赤な嘘だよ 見かけよりは百倍も純情だよ
町のうわさは浮気な女と いうけど真赤な嘘だよ 見かけよりは百倍も純情だよ
晃君の声変りでフィンガー５はメインボーカルを妙子ちゃんが務める事になる
この「華麗なうわさ」は僕が最後に買ったフィンガー５のレコードになった
曲自体はいい曲だと思ったが、これまでのフィンガー５の楽曲の
イメージとまったく変わった曲調に僕は戸惑った
更には翌年１９７５年（昭和５０年）には長男の一夫氏が脱退して
メンバーの甥っ子が加わりアメリカに進出した
しかしアメリカ進出は不発に終わり日本での人気も落ちてしまい
１９７８年（昭和５３年）に実質フィンガー５は解散したのだった
こちらは１９７３年（昭和４８年）にリリースされたフィンガー５のファーストアルバムだが
このアルバムに僕は今でも忘れられない ちょっとした思い出がある
このアルバムはＡ面に「個人授業」や個人授業のＢ面だった「恋の研究」他
オリジナル曲が収録してあり、Ｂ面は全てジャクソン５やマイケル・ジャクソンの
楽曲の日本語カヴァー曲が収録されているアルバムだった
まあ当時は恥ずかしながらジャクソン５の事も知らなかったのだが・・・ 笑！
当時小学校４年生だった僕はアルバムを買うお金がなかったから
クラスメイトだった女子のKちゃんにこのアルバムを借りた
彼女には歳の離れたお兄さんがいて彼女の家には立派なステレオがあった
「山下君はステレオ持ってないんじゃろ？プレイヤーで傷付けんとってよ！」
今思えば彼女も悪気があって言った言葉じゃないとは思うが当時の僕は傷付いた 笑！
てか、よくよく考えてみればレコードに傷を付けるという事は取り扱いの問題であり
ステレオで聴こうが、レコードプレーヤーで聴こうが、そんな事は問題じゃない
でも、４４年経った今でも彼女の言葉を覚えているという事は
あの時僕は相当傷付いたんだと思いますね～ 笑！ ジャンジャン！！