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引き継がれる魂 呉オールドモータースクラブ グリルバッチ

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昨日、今回の第7回呉オールドモータースミーティングに昭和生産の車両でご来場された方で
当クラブやミーティングに関してのアンケートにご協力くださった方にプレゼントする
呉オールドモータースクラブ特製のアルミステッカーをプレゼントする事をお知らせしました

が、実はこの度、アルミステッカーの他にもう1点
呉オールドモータースクラブ特製グリルバッチを製作したんですよね

しかし残念?ながら(笑)呉オールドモータースクラブのグリルバッチは
クラブ執行部のみに配給される門外不出のレア品にする事にしました

販売も検討したんですが、クラブとしても在庫を抱える余裕もないしリスクが高い
アルミステッカーも結構なコストパフォーマンスでしたがグリルバッチは
アルミステッカーの非じゃないくらいコストパフォーマンスが高いですからね~

と、いう事でグリルバッチは極少数だけしか製作していません

グリルバッチはステンレスエッチング銘板で「縦60mm×横93・5mm 厚み1mm」
とても重厚な造りになってる自信作です 笑!


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今回が第7回になる呉オールドモータースミーティングですから
呉オールドモータースクラブも結成7年目になるという事です

7年前の2011年に開催された初回は当初思い付きみたいな船出でした

開催場所を嘆願した行政にもまるっきり相手にされず、最終的にはゲリラ的に
坂の水尻海水浴場の駐車場で夜の雨に打たれながら開催されたのです

そんな開催だったにも関わらず多くの人や車両にご来場いただき
「楽しかった!是非来年も!」って声を沢山頂き現在に至ってるという事です

当然の事ながら7年間の間にはいろんなトラブルがあった事も確かです

第2回から行政の了承を得て阿賀の阿賀マリノでの開催になりましたが
台風で中止延期になった事もあったし、休山トンネルの拡張工事の影響で
阿賀マリノが使えなくなり2015年の第5回は開催も危ぶまれました

しかしそれまでの実績や呉市への収益寄付を行政に評価され第5回からは呉市後援となり
呉市天応の呉ポートピアパーク駐車場の使用許可を頂く事が出来ました

第5回は記念開催という事でロックンロールバンドCOOLSをゲストに招いて
「THE DREAM NIGHT REMEMMBER昭和」というパーティーも開催し
昭和の呉の大同窓会として大盛況のうちに幕を閉じる事が出来ました


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表には出せませんが(笑)クラブ内での意見の食い違いなどの
声を荒げるようなトラブルもありました(僕です、笑!)

しかし、それらを一つ一つ乗り越えて行く度に執行部の絆が深くなり
現在では役割分担もしっかり出来て皆でカバーし合えるクラブになったのです

そんな呉オールドモータースクラブですが、数年前からクラブ内で
「何か形として残る物」を製作したいという意見が出るようになりました

これまでも、イベントステッカーやTシャツ等を製作したりもしましたが
もっとクオリティーの高いセンスがいい物をという事で話がなかなかまとまらなかった

しかし今年の夏頃になって僕のひょんな思い付きから前々からクラブで構想にあった
アルミステッカーを製作する条件が整ったのです

アルミステッカーの製作を執行部内で話し合い、更には業者と話をしてるうちに
これも構想にあったグリルバッチの製作が現実味を帯びた

これが今回製作したグリルバッチの経緯です


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アルミステッカー、グリルバッチの制作にあたり基になるデザインは
僕たちが若い頃に入り浸ってた昭和の時代ににあったチューニングショップ
「ジャクソン」が1970年代に制作してたショップのアルミステッカーや
グリルバッチを参考にしました

そのキャンバスにクラブ名を含め、どんな文字を入れるか?
更にはイメージしたのは「月桂冠」「チェッカーフラッグ」
それらを、どんな配置、大きさ、バランスで構成するか・・・

僕たちが今でもこうして「乗り物」に携わり、その乗り物によって人が集い
人の輪が広がるイベントなどをやっているルーツはジャクソンにあるんです

僕たちの乗り物への価値観はジャクソンのオーナーだったモトズミ氏や
ジャクソンに出入りする諸先輩たちから学び植え付けられた様なものなんです

そんなジャクソンの魂を引き継いで行ければいいかなと・・・

モトズミ氏もいろいろあって最終的には波瀾万丈な人生だったとも思いますが
草葉の陰で憎まれ口を叩きながらも喜んでくれているんじゃないかな~ 笑!


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と、いう事ですが業者で制作したのはステンレスのプレートだけであり
グリルバッチにするステーの類は全て呉オールドモータースクラブ執行部の
2輪担当責任者のナオキが一つ一つ手作りで作ってくれました


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ジャクソンのグリルバッチは製作が1970年代という事もあり
ステーの部分の接合に置いてはクオリティーが低いんです

ジャクソンのグリルバッチはプレート裏部分にボルトが溶接してあるのですが
プレートが1mmと薄い為にプレート表部分に溶接の歪みが出てるんです

しかし歪みが出ないようにプレートを厚くすると重くなるし見栄えも悪い
しかも年式の新しい車に取り付ける事を想定したら2か所留めという事もあり
ボルト取り付けの幅やボルトの長さが画一的では不備が生じる場合もある

旧車のグリルはラジエターの熱を逃がし風を通す役割が大きく薄く隙間だらけですが
年式が新しくなるとグリルも重厚で隙間も少なくなってる

と、いう事で詳しい製作工程はご想像にお任せしますが(笑)ステー制作は
業者に委託するのではなくナオキが一つ一つハンドメイドで
取り付け車種のグリルの形状に合わせ製作したという事です


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グリルバッチは「黒12枚」、転写の「シルバー6枚」を製作しました
クラブ執行部は6名ですから各3枚の割り当てという事です

まあ自己満足ではありますが(笑)僕らが創り上げ積み重ねた歴史や
呉オールドモータースクラブの存在の証が出来たと満足しています

こうしたクラブの経緯や経験を是非今の呉の若い子たちに
引き継いで行って欲しいと思いますね! 

最後に一言
僕たちがジャクソンから引き継ぎ、更には若い子に引き継いで欲しい「魂」とは何か?

その答え、個人的には「遊び心」だと思います! ジャンジャン!!

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