現在の呉で飲んで踊れる店って言えば、僕の知る限りではフィリピンパブくらいしか
思い浮かばないが(笑)昭和の時代には呉にもディスコが数件存在してた
僕も世代的に知らない店もあるのだが、先輩たちの会話でよく出て来るディスコが
中通り２丁目にあった「エンペラー」という店と、黄ビルにあった「１/２オンス」と言う店だ
これらの店は現在５０代半ば以上の人しか知らないと思う
僕がディスコに行き始めた１９７０年代終わり頃の呉のディスコと言えば
呉シネマの斜め前の雑居ビルの３階にあった「よしまつ」と、何階にあったかは覚えてないが
黄ビルの中にあった「クレイジー・ハウス」くらいだったと記憶している
冒頭の写真は１９８１年の物だが、これが「よしまつ」の店内だ
黒で統一された店内の奥の壁にはカラフルな「ディスコよしまつ」のネオン看板と
ファンキーな黒人カップルが踊っている絵が描かれているのが確認できる
当時ディスコと言えば洋楽のディスコソングをジュークボックスでかけるというのが
定番だったが時々、新旧を取り交ぜた邦楽が流れる事があった
そんな中から前回は、松尾ジーナの「気ままなジーナ」、つのだ★ひろの「メリージェーン」
クック・ニック＆チャッキーの「可愛いひとよ」をお届けした
と、いう事で今回は前回に引き続き、当時のディスコで流れていた
僕の記憶にある和製ディスコソング？をお届けしよう
セクシー・バス・ストップ / 浅野ゆう子 １９７６
作詞・橋本淳 作曲・Ｊａｃｋ Ｄｉａｍｏｎｄ
いつものジューク・Boxかけても あなたはいないのね
消えゆく街の灯を数えて 涙ぐむ私よ
BUS.STOP.I.Remember 二人で踊った
BUS.STOP.I.Remember あの日を忘れない
彼にもたれて抱かれたわ
消えゆく街の灯を数えて 涙ぐむ私よ
BUS.STOP.I.Remember 二人で踊った
BUS.STOP.I.Remember あの日を忘れない
彼にもたれて抱かれたわ
喧嘩の後でかわしたくちづけ あれは何だったの
BUS.STOP.I.Remember 二人で踊った
BUS.STOP.I.Remember あの日を忘れない
彼に秘密を知られたわ
いつもの席で私は淋しく 涙かみしめてる
BUS.STOP.I.Remember 二人で踊った
BUS.STOP.I.Remember あの日を忘れない
彼に秘密を知られたわ
いつもの席で私は淋しく 涙かみしめてる
いつものジューク・Boxかけても あなたはいないのね
BUS.STOP.I.Remember 二人で踊った
BUS.STOP.I.Remember あの日を忘れない
彼にもたれて抱かれたわ
BUS.STOP.I.Remember 二人で踊った
BUS.STOP.I.Remember あの日を忘れない
彼にもたれて抱かれたわ
最後のキャンドル・ライトともして みんな踊るけれど
私は小さな恋の傷あと 今日もかみしめてる
私は小さな恋の傷あと 今日もかみしめてる
１９８０年代のトレンディードラマには欠かせなかった女優の浅野ゆう子さんだが
実は彼女は１９７４年（昭和４９年）のデビュー当初はアイドル歌手だった
しかし、当時の女性アイドルは小柄であることが好ましいとされており
浅野さんのような長身で日本人離れしたプロポーションのアイドルは珍しかった
また、ミニスカートやホットパンツなどでスタイルを強調していた浅野さんは
女性からの反撥を受けたこともあり、アイドル歌手としては大成しなかった
そんな浅野さんの８枚目のシングルが当時アメリカでヒットしていた
Ｄｒ・ドラゴン＆オリエンタル・エクスプレスのインストゥルメンタルに
日本語歌詞をつけた「セクシー・バス・ストップ」だった
僕はこの当時の浅野ゆう子さんも、この「セクシー・バス・ストップ」も覚えているが
確かに当時アイドルとして、浅野ゆう子さんを見た事もないし興味もなかった 笑！
ま、「セクシー・バス・ストップ」は元は洋楽だからディスコソングとしても
違和感がなかったという事なのだろう
シンデレラ / クールス １９７６
作詞・作曲 近田春夫
まっ赤なドレスで どこ行くの おどりに行こうよ Rockin Roll
オレの自慢の 車を とばして おどりに行こうよ yeah yeah yeah
オレの自慢の 車を とばして おどりに行こうよ yeah yeah yeah
シンデレラじゃ あるまいし 時計なんて みないで みないで
シンデレラじゃ あるまいし 時計なんて みないで みないで
シンデレラじゃ あるまいし 時計なんて みないで みないで
夜は長いんだぜ 何するの? おどりに行こうよ Rockin Roll
本当は オレの事 好きなんだろ わかっているのさ yeah yeah yeah
本当は オレの事 好きなんだろ わかっているのさ yeah yeah yeah
シンデレラじゃ あるまいし 時計なんて みないで みないで
シンデレラじゃ あるまいし 時計なんて みないで みないで
シンデレラじゃ あるまいし 時計なんて みないで みないで
フィフティーズやロカビリーが流行り、原宿表参道が歩行者天国になり
ラジカセをかけてローラー族がツイストを踊り始めたのは１９８１年（昭和５６年）だったが
当時ディスコでも、時々ツイストを踊る曲もかかっていた
クールスの「シンデレラ」はツイストより、ステップの曲というイメージが強いが
振り付けも簡単だったし、当時からクールスマニアだった僕は
「シンデレラ」がかかるとテンションが上がっていた 笑！
今でもクールスのライブに行って、ムラさんがシンデレラを歌い始めると
踊っている連中が一斉に同じステップで踊り出す
てか、「♪シンデレラじゃ あるまいし 時計なんて みないで みないで・・・」の時の
あのダサい振り付け（笑)は、いったい誰が考えたんだろう？
当時のクールスのステージでムラさんが歌いながらやってたのか？
渚のシンドバット / ピンクレディー １９７７
作詞・阿久悠 作曲・都倉俊一
アアア アアア… ああ渚のシンドバッド
ここかと思えば またまたあちら 浮気なひとね
サーフィンボード 小わきにかかえ 美女から美女へ
サーフィンボード 小わきにかかえ 美女から美女へ
ビキニがとっても お似合ですと 肩など抱いて
ちょいとお兄さん なれなれしいわ
ちょいとお兄さん なれなれしいわ
唇盗む早業は 噂通りだわ あなたシンドバッド
セクシー あなたはセクシー
私はいちころでダウンよ もうあなたに あなたにおぼれる
セクシー あなたはセクシー
私はいちころでダウンよ もうあなたに あなたにおぼれる
波乗りあざやか 拍手をあびて キッスの嵐
あちらのパラソル こちらのパラソル ウインク投げて
夜更けになったら あなたの部屋へ しのんで行くよ
ちょいとお兄さん いい気なものね
ちょいとお兄さん いい気なものね
うっとりさせるテクニック 腹が立つほどよ あなたシンドバッド
セクシー あなたはセクシー
私はいちころでダウンよ もうあなたに あなたにおぼれる
セクシー あなたはセクシー
私はいちころでダウンよ もうあなたに あなたにおぼれる
１９７６年（昭和５１年）にデビューを飾り、デビュー曲「ペッパー警部」が大ヒットし
リリースされる曲全てが大ヒットになり、社会現象にもなったピンクレディー
ピンクレディーの曲は当時のティーンエイジの女の子を中心に子供までが
振り付けを真似て歌い、踊る事が大流行した
僕は男子だから、振り付けの練習なんかはしなかったが（笑）レコードは全て買っていた
先日２４時間テレビで昭和の名作詞家「阿久悠」さんのドラマでもやってましたが
ピンクレディーは当初、大人の男性がメインターゲットだったらしい
そんな、当初の目論見が外れ、意外にも子供にウケたピンクレディーだったが
この４枚目のシングル「渚のシンドバット」はディスコでも流れていた
波乗りパイレーツ / ピンクレディー １９７９
作詞・阿久悠 作曲・都倉俊一
悪魔のような波を 手綱も持たずにこなす 夏の日のうわさひとりじめ
あいつ パイレーツ 波乗り乗りパイレーツ
わたし サーファーガール 胸ゆれゆれサーファーガール
二人 アベック サーフィンで 太平洋 大西洋 波から波
二人 アベック サーフィンで 太平洋 大西洋 波から波
波しぶき きらめく虹 二人はセクシーペア 波乗りハネムーン
大さわぎ 渚の花 熱烈キッスの嵐
あいつは浮気者 いつも私を忘れがち
ウインクに誘われて ふらりふらりとついて行く
あいつ パイレーツ 波乗り乗りパイレーツ
わたし サーファーガール 胸ゆれゆれサーファーガール
恋も危険なウルトラC 惚れぼれする ドキドキする ハラハラする
恋も危険なウルトラC 惚れぼれする ドキドキする ハラハラする
真白なパイプライン すいすい乗りこなして 軽業ランデブー
口づけも 拍手の中 鴎が宙返りする
あいつは人気者 可愛い娘が群がって
月の夜はご用心 白いスーツできめたがる
あいつ パイレーツ 波乗り乗りパイレーツ
わたし サーファーガール 胸ゆれゆれサーファーガール
赤いビキニとバミューダ 踊っている からんでいる 光っている
赤いビキニとバミューダ 踊っている からんでいる 光っている
あいつ パイレーツ 波乗り乗りパイレーツ
わたし サーファーガール胸 ゆれゆれサーファーガール
二人 アベック サーフィンで 太平洋 大西洋 波から波
二人 アベック サーフィンで 太平洋 大西洋 波から波
ピンクレディーの曲で、もう１曲ディスコで流れてた曲で記憶があるのが
１９７９年（昭和５４年）にリリースされた１３枚目のシングル「波乗りパイレーツ」だった
「波乗りパイレーツ」の頃は僕ももう高校生だったからピンクレディーファンは
さすがに卒業してたが、ディスコで流れていても違和感を感じなかった
と、いう事だが、この後８０年代に入るとディスコもちょっと様変わりしてきて
和製ディスコソングも、一風堂の「すみれセプテンバーラブ」や
アン・ルイスの「ラ・セゾン」、「六本木心中」などがかかるようになった
しかし、僕はその頃はもう洋楽一本になり和製ディスコソングにはまったく興味もなくなった
やはり個人的にはディスコも１９７０年代のファンキーな頃が
楽しかったと思うし、洋楽、邦楽とも良かったように思います
まあ、年齢的にそう思うのかも知れませんがね～ ジャンジャン！！