日本におけるディスコという言葉は1970年代初頭頃に生まれたらしいが
それまで、飲んで踊れる店を日本ではゴーゴーホールと言っていたようだ
伝説のディスコ、東京赤坂の「ムゲン」や「ビブロス」がオープンしたのは
今から49年も前の1968年(昭和43年)の事だったそうだが
ムゲンもビブロスも当初はゴーゴーホールと言われてたそうだ
以前の記事にも書きましたが、僕がディスコデビューを果たしたのは
中学3年生だった1978年(昭和53年)の時だった
当時、呉シネマの斜め前の雑居ビルの3階にディスコ「よしまつ」ってのがあった
当時まだ500円玉ってのは存在してなく、500円札の時代だったが
入店料は500円で、ワンドリンクというシステムだった
よしまつにはDJなど存在してなくジュークボックスで踊るシステムだったが
この年には、ジョン・トラボルタが主演した映画「サタデーナイトフィーバー」が公開され
アラベスクもデビューしたという事で空前のディスコブームが到来した
よしまつのジュークボックスから流れるディスコソングもビージーズやアバ
アース・ウインドー&ファイアーなどの洋楽が殆どを占めていたが
時々なぜか当時としては新旧の邦楽がかかる時があった
と、いう事で今回、次回と2回に分けて今でも僕の耳に残る
1970年代の邦楽ディスコソングをご紹介しようと思う
気ままなジーナ / 松尾ジーナ 1971
作詞・阿久悠 作曲・森田公一
気ままなすがたでゴメンナサイ 空から突然ゴメンナサイ
昨日の私 昨日で終わり ぼうけんずきな小鳥みたいよ
何かが起きる 何かが起きる 何かがきっと 私に起きる
気ままなすがたでゴメンナサイ 窓から飛び出しゴメンナサイ
昨日の雨は 昨日で上がり 自由が好きな 小鹿みたいよ
何かが起きる 何かが起きる 何かがきっと 私に起きる
気ままなすがたでゴメンナサイ そよ風みたいでゴメンナサイ
昨日のおそれ 昨日で消えて 誘惑好きな 子犬みたいよ
何かが起きる 何かが起きる 何かがきっと 私に起きる
この曲が果たして和製ディスコソングなのかどうかは賛否あろうかと思いますが
僕の記憶の中で一番古い、それらしい曲が松尾ジーナさんの気ままなジーナです
1971年発表の楽曲ですが、所謂トップ10に入るような大ヒット曲でもなかったのに
1970年代ののディスコでは、わりと頻繁に使われておりました
B面の「背中見せないで」もそうですが、誰が考えたのかは知りませんが
独特のステップがありました
てか、1970年代のディスコソングって決まったステップがあって
全員が同じ振りで踊ってたんですよね
メリージェーン / つのだ★ひろ 1971
作詞・Christpher Lyn 作曲・つのだ★ひろ
(和訳詞)
僕の心のメリージェーン 僕は君の事を思い泣き腫らしてしまう
長く、長く、そして悲しい夜 君が行ってしまってからずっと・・・
長く、長く、そして悲しい夜 君が行ってしまってからずっと・・・
僕の心のメリージェーン 僕のかけがえの無い恋人よ
まだ僕のものでいてくれないかい おお、、、
まだ僕のものでいてくれないかい おお、、、
どんなに君が居なくなって寂しいか 僕の愛しい人よ
僕の心のメリージェーン そっと、夢の中で君の髪を優しく撫でるよ
どうぞ、僕がいつまでも君を待っている事を覚えていてね 愛しているよ・・・
どうぞ、僕がいつまでも君を待っている事を覚えていてね 愛しているよ・・・
僕の心のメリージェーン 僕は君の事を思い泣き腫らしてしまう
長く、長く、そして悲しい夜 君が行ってしまってからずっと・・・
長く、長く、そして悲しい夜 君が行ってしまってからずっと・・・
僕の心のメリージェーン 僕のかけがえの無い恋人よ
君が使っていた愛しいすべてのものが 僕の心を哀れな泣き虫な心にしてしまう
君が使っていた愛しいすべてのものが 僕の心を哀れな泣き虫な心にしてしまう
僕の心のメリージェーン そっと、夢の中で君の髪を優しく撫でるよ
どうぞ、僕がいつまでも君を待っている事をおぼえていてね 誰よりも君を愛しているよ・・・
どうぞ、僕がいつまでも君を待っている事をおぼえていてね 誰よりも君を愛しているよ・・・
昭和の時代のディスコには、定番的にチークタイムというのがあった
スローバラードの曲で男女が抱き合うようにして踊るのだ
今思えば10代の鼻タレ小僧や、ケツの青い娘が、こんな大人の
社交場みたいな真似事をしていたという事実に笑える
ま、僕もやってたクチですが、それが「昭和」という事なんでしょうね~ 笑!
そんなチークタイムの定番曲が、つのだ★ひろさんのメリージェーンだった
てか、この曲は僕の若い頃のカラオケの十八番曲の一つでもあった
今でも歌詞を見なくても大体のところは歌える 笑!
このメリージェーンは、作詞がChristpher Lynと、なっていてアメリカ人女性シンガーの
Lyn Christopher と勘違いしてる人もいるようですが、作詞者のChristpher Lyn とは
1960年代に活動してたザ・フィンガーズの蓮見不二夫さんなんですよね
蓮見さんは、アメリカのパサディナ育ちという事で日本語より英語に長けていたので
当時多くの英語歌詞の曲を書いているんですよね
可愛いひとよ / クック・ニック&チャッキー 1973
作詞・阿久悠 作曲・大野克夫
可愛いゝひとよ ここへおいで 涙をふき ここへおいで
夜はみじかい 二人のものだから
可愛いゝひとよ ドレスをぬぎ 瞳をとじ そっとおいで
恋はやさしい 二人のものだから
もうあなたを離さない まぶしい朝も
もうあなたを離さない 離さないよ
可愛いゝひとよ ここへおいで ふるえたなら ここへおいで
誰も知らない 二人のものだから
可愛いゝひとよ ここへおいで 指環をして ここへおいで
それはステキな 二人のものだから
可愛いゝひとよ 熱いからだ抱きしめて やっておいで
時の流れは ふたりのものだから
もうあなたを離さない まぶしい朝も
もうあなたを離さない 離さないよ
可愛いゝひとよ ここへおいで 眠らないで ここへおいで
朝が来るまで ふたりのものだから
もうあなたを離さない まぶしい朝も
もうあなたを離さない 離さないよ
可愛いゝひとよ ここへおいで 眠らないで ここへおいで
朝が来るまで ふたりのものだから
この可愛いひとよはディスコよしまつでも、よくかかってた事は覚えているのだが
恥ずかしながら僕は、クック・ニック&チャッキーってグループは記憶にない
1973年リリースという事だから、僕が小学校4年生の時の曲だが
テレビやラジオで聴いた記憶もないから、そんなにヒットした曲ではなかったんだと思う
いつ頃かはよく覚えてないが、歌手の山瀬まみがカバーしてたのを聴いた記憶がある
この曲も気ままなジーナ同様に独自のステップがあった
まあ単純な感じのステップだったから今でも何となく覚えている
と、いう事で今日ご紹介した3曲の中では、つのだ★ひろさんのメリージェーンは
わりと有名ですが、他の2曲を知ってるのは、おそらく僕の世代がギリギリだと思います
今聴くと、稚拙な曲だとも思いますが、この稚拙さが1970年代初期であり
昭和の楽曲なんですよね
しかし、今回記事を書くのに調べるとメリージェーン以外の曲は
作詞が阿久悠先生だった事に驚いた
やはり、阿久悠氏は昭和を代表する偉大な作詞家ですね~! ジャンジャン!!