最近訳あって昔自分で書いた「呉の歴史と大和ミュージアム」の記事を読み返しているうちに
無性に戦争映画が観たくなってTUTAYA宅配レンタルDVDで2本の作品を借りました
その一つが2011年12月に公開になった
「聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実」
という作品でした
この作品は過去何度か観たのですが久々に観ましたね
真珠湾攻撃によって太平洋戦争の端緒を開いた戦略家として知られる
大日本帝国海軍の軍人・山本五十六の実像に迫るドラマ
在米日本大使館での勤務経験から国力の差を誰よりも把握し
米英を敵に回す日独伊三国同盟に反対していた海軍次官時代
自らの意思に反して戦争を始めなくてはならなくなった苦悩の司令長官時代を経て
早期終戦による講和を目指しながら志半ばで命を落とすまでが描かれています
「孤狼の血」でも主役を務めた、役所広司さんが山本五十六役で主演
愚将の南雲長官を中原丈雄さんが好演
愚将の南雲長官を中原丈雄さんが好演
玉木宏さん、香川照之さん、阿部寛さん、柳葉敏郎さん等の脇役が味のある演技を披露
「八日目の蝉」の成島出氏が監督を務められています
山本五十六さんの事は以前「呉の歴史と大和ミュージアム」で取り上げています
ご興味がある方は是非ご覧になって観て下さい
呉の歴史と大和ミュージアム 山本五十六
山本五十六の人物像については諸説あるという事は僕も知っています
しかし、本作品では開戦に反対だったが開戦を指揮してしまった
悲劇の武将としての山本をどんな時でも沈着冷静な態度だったと強調して描かれています
山本五十六が戊辰戦争で敗北した長岡藩士の血筋を継ぐ侍としての意識を
持っているという観点や1930年代後半から1941年にかけての時流に乗って
世論を扇動するマスコミへの批判を絡ませた脚本は新しい試みと公開当時、評価されたそうです
映画には脚本家が書いた脚本があるので、どこまでが真実なのかはわかりませんが
僕が個人的に本作品や、過去の映画、関連本などを読んで思うのは、この時代も
現代も日本国の在り方はあまり変わっていないように感じるんですよね
まず思うのが昨今、政治のトラブルや政治家の失言、スキャンダルが
やたら目に付く事についても責任者不在のまま
その時の雰囲気とか集団の利益みたいなもので動いていると感じる
正論を唱える人は、、いつのまにか排除され、面白可笑しく報道され
おかしな方向へ、あぶない方へと向かって行っても誰も止められない
特に政府機関は競争とか生き残りがないから気付いた時には
取り返しのつかないことになっていて爆発、崩壊、税金の垂れ流し
そうなっても誰も責任をとらず、首だけ挿げ替えてまた同じこと繰り返す・・・
マスゴミに踊らされる日本人は今も昔も変わりないし特に昨今はニュース番組が少ない
昨今のニュースはニュースではなく報道情報バラエティー番組だと感じる
ニュースは事実だけ伝えて司会者やコメンテーターの
面白おかしく誇張するような私感なんていらない
そんなのは別枠で討論番組でもすりゃあいいんですよ
って、僕は思うんですがね~
聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実 PV
2011 東映
と、いう事ですが当作品でも「呉ロケ」が行われています
まあ作品を観た感じ、極一部だとは思うんですが現、海上自衛隊呉総監部
当時で言う所の大日本帝国海軍呉鎮守府の建物も使われているようです
よ~く見ると表札が「海軍省」になってるでしょ?!
ホントの表札は↑これです!
呉地方総監部の他にも、御手洗町や、江田島なんかでも撮影があったようですね
僕が見た感じでは、役所広司さんは来られてないように見て取れたんですが
どうだったんでしょうかね? ジャンジャン!!