冷たい風を切りながら僕たちは呉へと帰宅の途を急ぎます
当日は夕方からは雨の予報が出ていたので雨が降り出す前には帰宅したい
寒い上に雨にまで打たれたら風邪ひきますからね~
しかし加計町で立ち寄ったガソリンスタンドで
CB号にまさかの異常事態が発生したのです
給油が終わってCB号を路肩に寄せようとした時に事態が発生した
足に触れた左側ステップが上側にリクライニングしたように見えたんです
ーん? ワシのCBのステップって可動式じゃったっけ・・・?
ここでちょっと詳しく解説しておこう
画像はCBドリーム750のK0~K1用のステップ部品だが
初期のCB750のステップは可動しない固定式のステップだ
こちらがK2以降のステップだが、K2の途中からご覧のように
ステップが可動式へと改良されたんですよね
と、いう事でウチのK1はほぼメーカー出荷当時の純正ですから
本来ステップは可動しないはずなんですが・・・
そんな事は当然わかってるはずなのに、咄嗟の事で頭が???マークになってる僕
確かめるために足のつま先でステップを下から上に跳ね上げてみた、その時・・・
何と音を立ててステップがコンクリートの床に転がり落ちた
ーん? 確かステップはネジ止めじゃなかったはずじゃが・・・
咄嗟の事に更に頭が???になってる僕だったが、拾い上げたステップの
断面を見た時一瞬にして全ての状況が把握できた
Oh My God!! 笑!
1970年に(昭和45年)に製造されたウチのK1ちゃんだが47年の時を経て
ステップバーの鉄が金属疲労を発症し、どうやらクラックが入っていたようだ
折れたステップバーの断面を見ると下側2/3以上が錆びている
と、いう事は、いつからかはわからないがステップはバーの上側の
ほんの僅かな接合部で止まっていたという事だ
ステップはいつ折れてもおかしくない状況だったのだ
てか、ロングツーリングで高速道路を長時間巡行する時に
腰痛防止のためにステップに立ち上がり背伸びする事もある
もしそんな状況の時にステップが折れたら大惨事になる事も考えられる
僕じゃなく息子たちが乗っていたら・・・と、いう事も考えられる
更には高速道路走行中に折れたらステップは紛失してただろうし
落下物となって後続車にとって危険物にもなっていただろう
「俺たちの旅」の最中だったら目も当てられないぞ 笑!
そう考えたら不幸中の幸いだったと思わずにはいられないのだが・・・
「尾崎さん、大変じゃ~! ステップが折れた!」 爆!
しかし流石の尾崎さん、グッチのアキースメカニック班も成す術がない
と、いう事で僕は加計町からの帰り道約80kmくらいを
左足をリアステップに置いての走行を余儀なくされた
左片側だけバックステップみたいなバランスが悪い
ライディングポジションの体勢に左股関節が攣りそうだ 笑!
しかもシフトダウンは踏み込めばいいからまだ楽だがシフトアップする時は
ステップがないからテコの応用が利かず、蹴り上げなければならない
まあ器用な運転が得意な僕はハンデを感じさせない走りを見せましたがね~ 笑!
と、いう事でCB号はグッチの工場に置いて帰りました
暇を見て尾崎さんが溶接修理してくれるそうです 笑! ジャンジャン!!