あなたは「朝シャン派」ですか? それとも「夜シャン派」ですか?
今から遡る事約30年前のバブル時代にソバージュというヘアースタイルが流行りました
ソバージュの火付け役は当時のトレンディー女優だった浅野ゆう子さんだったと思いますが
当時の女性は浅野ゆう子さんに憧れ猫も杓子もソバージュにしたのです
ソバージュはワンレングスのボブにパーマを根元からかけて
強めのウエーブを付けるというスタイルでした
ワンレンのボブはヘアースタイルの中では一番重く
パーマをかけると裾広がりになるスタイルです
当時はまだ美容師も「削ぎ」というテクニックが確立されていませんでしたから
多くの場合、毛量調節もせず、そのまま強めのウエーブをかけたのです
その結果どうなったか?
もともと毛量の少なかった人にはボリュームアップにもなりましたが
毛量の多い人はボリュームが出過ぎて頭が爆発しちゃったんですよね
その対策として苦肉の策で考案されたのが「朝シャン」をして
乾くと固まる「ムース」をたっぷりつけて「自然乾燥」するというスタイリング方法だったのです
面倒なブロー・セットの時代から自然乾燥の時代へ・・・
こう書くと、如何にも時代が進化したようなイメージになるのですが
実は苦肉の策だったという今では笑い話のような事情があったという事です
あなたは「朝のスタイリング」に、どれくらいの時間をかけていますか?
まあ、毎日髪を一つに束ねて終わりという人は15秒でしょうね~ 笑!
しかし一生懸命朝にブローして時間がかかっている人は
そのスタイリングの時間を夜にまわしてください
夜、シャンプーをしたあと、すぐに髪を乾かし、きれいにクセをとって
ブローして寝る事を習慣づけると、朝鏡の前でやる事はほとんどなくなります
シャンプーした後の濡れた髪はとても不安定な状態です
キューティクルは開いているし、ちょっとした摩擦でも傷みやすくなっています
濡れたまま寝るとダメージを受けるし、寝グセもつきやすくなります
半乾きではなく、しっかり乾かしてから寝るようにしましょう
よく、ドライヤーの熱を当てて乾かすと髪が傷むと思い込んでる方がいますが
髪を乾かさずに寝る方がダメージは大きくなるのです
髪を乾かす時は、ゴシゴシとタオルで拭くのではなく押さえながら水分を拭き取るのです
髪にダメージのある人は保湿系のクリームを中間から毛先につけて乾かしましょう
髪の根元につけると地肌もベタつくし、根元のボリュームが出なくなるので要注意です
ヘアケア剤は夜、スタイリング剤は朝、使うと覚えておいてください
髪をドライヤーで乾かす時は、毛の1本1本に上から下にウロコが生えている
様子をイメージして、そのウロコを逆なでしないように乾かしてください
ウロコとはキューティクルの事で、「今、キューティクルを整えている」という気持ちで
ドライヤーの風を当てると髪に負担のない乾かし方になります
髪の量の多い人や、髪の長い人は髪の根元付近や内側をまず乾かしてから
中間から毛先、表面の毛を乾かしていきましょう
髪の根元や内側が乾いてないと頭皮のトラブルにもなります
特に湿気の高い梅雨時期などは頭皮にカビのような雑菌が繁殖して嫌な臭いが出ます
更には寝ぐせもつきやすくなり、朝のお手入れに時間がかかってしまいます
髪の根元や内側を乾かす時に表面の毛が邪魔なら
ダッカールやヘアクリップで止めて乾かしましょう
一見手間に思えますがその方が一度に乾かすより時間短縮できます
急がば回れという事です
キューティクルに逆らって乾かすとバサバサになって
艶がなくなるので要注意です! ジャンジャン!!