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アウトローに挽歌はいらない

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子供の頃からジャンルを問わず、本を読む事が好きだった僕は
これまで沢山のいろんな本を読んで来たし、それは今でも変わらない

昨今はSNSの普及で紙媒体の本や新聞を読まない人が多くなったと聞くが
僕も新聞こそあまり読まなくなったが、本は今でもよく買うし、よく読む

特に自分の興味がある事柄についての本は関係本を根こそぎ読むのだ 笑!

今でも実家に帰れば子供の頃に読んだ図書本や図鑑
中学生の頃にハマった角川書店の文庫本などが山ほど保管されている

他にもロックミュージシャン関連の本や暴走族、フィフティーズ、乗り物、ファッション、GUN
野球関連の本や歴史物小説、更には当時の映画パンフレットなど沢山の本を保管している

ブログ記事を書く時に、これらの本は資料として大いに役立つんですよね

で、↑の「アウトローに挽歌はいらない」だが、この本は1979年(昭和54年)発行の
僕が高校1年生の時に発売されたフリーライターの梅林敏彦氏がまとめた
アウトローを身に纏った13人の俳優やミュージシャンのインタビュー集という趣の本だ

その13人の顔ぶれが凄い


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松田優作・成田三樹夫・石橋蓮司・舘ひろし・宍戸錠・渡瀬恒彦・原田芳雄
内田良平・たこ八郎・三浦洋一・安藤昇・内田裕也・泉谷しげる

昭和54年(1979年)発行という事は今から38年前に出版された本という事になる

この13人のうち、今でもご存命なのは石橋さん、さん、宍戸さん、渡瀬さん
内田裕也さん、泉谷さんと6名で、7名の方が鬼籍に入られてしまった

改めて本書を読み返すと皆さん超若いし興味深い
当時最年長は故・内田良平さんが55歳、最年少が故・三浦洋一さんで25歳だ

「挽歌」と言う意味は中国で葬儀の時、棺を担ぐ者が歌った歌の事だそうで
転じて、悲しみを歌った詩・歌・楽曲の事だそうだ

この本が出版された1979年当時はインタビュアの梅林さんも
お亡くなりになった7人のアウトローも、こんなに早く挽歌を
聴くなんて夢にも思っていなかっただろう

やはりアウトロー的な生き方というのは心身共に消耗が激しいのだろうか?
それとも伝説になるための神の仕業なんだろうか?

何もそんなに逝き急ぐ事はないのに・・・と思う一方で
短い人生を激しく生ききった、そのアウトローな姿勢に憧れを感じなくもない

また、そんなアウトローな生き方が今より遙かに許される空気が流れていた
「昭和」という時代も彼らに華やいだ魅力を加えていたと言えるんじゃなかろうか?

インタビュー本というのは、古くなればなるほど興味深く価値が増していくような気がするが
今、ご存命の方に再びインタビューを試みたならば「あの時代は良かったよ」と、
口を揃えて仰るような気がする ジャンジャン!!


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