カルムディモンシュ宇品ボルトピアエンスージアストミーティングを後にした僕は
一旦尾崎さんと別れてコニタンと二人でモーニングを食べに行く事にしました
で、どこに行くかと悩んだ結果、呉の「ゆめタウン」の中にある
「コメダ珈琲」に行ってみようという事になりました
僕もコニタンもコメダ珈琲の事は知ってたし、数年前にゆめタウン内に出来たという事は
聞いてはいたのですが実際に行った事なかったんですよね
僕の知識ではコメダ珈琲は名古屋が発祥の地のフランチャイズ店であり
名古屋名物の小倉トーストが有名だって認識でした
今から3年前の春に尾崎さんと、カツジの3人で名古屋に行ったとき
カフェド ジャポンという喫茶店のモーニングで初めて小倉トーストを食べましたが
今回記事を書くのに調べてみると色んな事がわかりました
まずは、コメダ珈琲ですが創業は1968年(昭和43年)だそうで
名古屋の西区那古野にある普通の喫茶店↑だったそうだ
創業者の実家が米屋だった事から「コメダ珈琲店」と名付けられたそうだ
その後、コメダは事業を拡大してコメダホールディングスとして
一部上場するまでの企業になった
しかし1号店は地域の過疎化やビルの老朽化に伴い閉店し
その場所には現在マンションが建っているそうだ
で、小倉トーストであるが意外な事にルーツはコメダ珈琲ではなく
かつて名古屋の栄地区にあった「満つ葉(みつば)」という喫茶店だったそうだ
大正10年頃に、当時流行したハイカラブームの影響で満つ葉でバタートーストを
メニューに加えたところ客の学生たちがトーストをぜんざいに浸して食べるようになり
それを見た店主が最初からトーストに餡を乗せた小倉トーストを考案
これが愛知県各地に広まっていったんだそうだ
小倉トーストは厚めにスライスした食パンをトーストにした後に
マーガリン、またはバターを塗って小倉餡を乗せたもの
食パンに小倉餡を乗せた形で供されることが多いがサンドイッチのように
食パンで餡を挟んだもの(小倉サンド)や、パンと小倉餡を別々にして客が好きな分だけ
餡を乗せられるようにしたもの、先に食パンに餡を挟み油で揚げたものもある
まあパンに餡子の組み合わせはアンパンに代表されるように
菓子パンの王道だから組み合わせが合わないわけはないですよね 笑!
で、その小倉トーストのレジェンド「満つ葉」さんですが
現在はもう営業されてないようですね~
しかし「満つ葉」さんがあった近くに満つ葉で働いておられたご主人が
暖簾分けされて開業した「まつば」↑さんというお店があるようです
みつばさんは1933年(昭和8年)創業だそうで今年で創業84年になるらしい
栄の小倉トースト発祥の店「満つ葉 本店」で修業した先代が創業し
現在のマスターは2代目として58年目になるそうだ
元々は本店同様漢字で「満つ葉」だったが若い人は読めないだろうと
30年前に建物を建て直した際「まつば」と平仮名表記に改めたのだそうだ
昨今、呉でも老舗と言われる個人店は店主の高齢化や世代交代の問題
更には長引く不況や時代の流れで閉店する店も少なくない
まあ今や飛ぶ鳥を落とす勢いのコメダ珈琲さんの事は別ですが
「まつば」さんも1日でも長く営業を続けて行って欲しいもんですね! ジャンジャン!!