12月11日日曜日 呉文化ホール
伊勢正三&イルカ
~二人の物語~
伊勢正三とイルカのスペシャルコンサートが実現
二人の物語が皆さんの心に沁みわたることでしょう
「なごり雪」「海岸通り」「雨の物語」「22才の別れ」「まあるいいのち」「サラダの国から来た娘」
など、時を経て今もなおお心に残る名曲の数々をお届けします
と、いう事で呉市文化ホールで開催された「二人の物語」に
大明神様と、尾崎夫妻の4人で行って来ました!
文化ホールでコンサートを観るのは昨年春の永ちゃん率いる「Z's」
冬のチューリップの「財津和夫」さん以来の事だった
伊勢さんを見るのは4年前の2012年に呉文化ホールで開催された
伊勢正三&太田裕美&大野真澄さんの「なごみーず」、更には
2年前の2014年に広島文化学園HBGホールで開催された
南こうせつ&伊勢正三さんの「ひめ風」と3度目だった
その3回はいずれも大明神様と訪れている
イルカさんを見るのは初めての事だった
なごり雪/イルカ
1975 作詞・作曲 伊勢正三
汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる
東京で見る雪はこれが最後ねと さみしそうに君がつぶやく
東京で見る雪はこれが最後ねと さみしそうに君がつぶやく
なごり雪も降る時を知り ふざけすぎた季節のあとで
今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった
今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった
動き始めた汽車の窓に顔をつけて 君は何か言おうとしている
君の口びるがさようならと動くことが こわくて下をむいてた
君の口びるがさようならと動くことが こわくて下をむいてた
時がゆけば幼い君も 大人になると気づかないまま
今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった
今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった
君が去ったホームにのこり 落ちてはとける雪を見ていた
今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった
今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった
言わずと知れた日本人なら誰でも知ってる永遠の名曲「なごり雪」
1974年にかぐや姫のメンバーだった伊勢正三さんが南こうせつさんに
「正やんも曲書いてみたら?」と言われて初めて書き下ろした曲だった
同年発売された、かぐや姫の「三階建ての詩」というアルバムに収録されている
1975年11月、松任谷正隆氏が編曲を担当した「なごり雪」を
イルカさんがカバーして大ヒットになった
「ひめ風」のコンサートを観た時、南こうせつさんがおっしゃってましたが、こうせつさんは
なごり雪は、かぐや姫の大ヒット曲「神田川」の次のシングル曲にと思っていたそうですが
レコード会社の圧力でやむを得ず断念したそうです
しかし、なごり雪は当時からかぐや姫の曲としての人気も高く
イルカさんのご主人でプロデューサーでもある神部和夫氏が
イルカさんのソロデビュー3作目のシングルとしてカバーさせてもらったのであります
当日イルカさんがMCでおっしゃってましたが、かぐや姫の名曲中の名曲の
なごり雪をカバーさせてもらうに当たって凄くプレッシャーを感じていたそうですぞ
イルカさんは後にご主人になった神部和夫さんたちが組んでいた
シュリークスというフォークソンググループに参加して1970年にデビューし
1974年に「あの頃のぼくは」でソロデビューしましたが鳴かず飛ばずでした
そして3曲目のシングルとしてリリースされたのが「なごり雪」だったのです
当時イルカさんはオーバーオールが定番でしたね~
てか、当日も相も変わらずオーバーオール着てましたがね 笑!
僕はギターを始めたきっかけにもなった、かぐや姫に思い入れがありましたから
当時、イルカさんが歌う、なごり雪には正直言って少々違和感を感じてた
しかし今になって思えば伊勢さんが歌うなごり雪も最高だと思いますが
イルカさんが歌う、なごり雪も違和感もなく素晴らしいと思いますね!
雨の物語/イルカ
1977 作詞・作曲 伊勢正三
化粧する君の その背中がとても 小さく見えて しかたないから
僕はまだ君を 愛しているんだろう そんなことふと思いながら
窓の外は雨 雨が降ってる 物語の終りに こんな雨の日 似合いすぎてる
僕はまだ君を 愛しているんだろう そんなことふと思いながら
窓の外は雨 雨が降ってる 物語の終りに こんな雨の日 似合いすぎてる
誰もが物語 その1ページには 胸はずませて 入ってゆく
僕の部屋のドアに 書かれていたはずさ “とても悲しい物語”だと
窓の外は雨 あの日と同じ 肩を濡らした君が ドアのむこうに立っていたのは
僕の部屋のドアに 書かれていたはずさ “とても悲しい物語”だと
窓の外は雨 あの日と同じ 肩を濡らした君が ドアのむこうに立っていたのは
窓の外は雨 雨が降ってる いく筋もの雨が 君の心のくもりガラスに
イルカさんのソロ6枚目のシングル「雨の物語」
イルカさんの楽曲では「なごり雪」に次ぐヒット曲だが、雨の物語はカバーではなく
正真正銘に伊勢正三さんがイルカさんに書き下ろした曲だ
この曲はTBS系で放送された「ロマンを旅する」のテーマソングに起用された
1979年には伊勢さんが所属したフォークデュオ「風」でセルフカバーしている
しかし伊勢さんが書いた「なごり雪」も「雨の物語」も恋人と別れる男心を歌った曲だが
女性であるイルカさんが歌っても妙にハマりますよね~
そう言えば当日イルカさんご自身も自虐ネタ的に言われてましたが
当時長浜中の同級生たちの間で「イルカは女なのか?男なのか?」論争があった 笑!
でも今考えたら、そういった中性的な所がイルカさんの魅力だったんじゃないかな~?
22才の別れ/伊勢正三
1974 作詞・作曲 伊勢正三
あなたに「さようなら」って言えるのは きょうだけ
明日になって またあなたの 暖かい手に
明日になって またあなたの 暖かい手に
触れたらきっと言えなくなってしまう そんな気がして
わたしには鏡に映った あなたの姿を見つけられずに
わたしの目の前にあった 幸せにすがりついてしまった
わたしの目の前にあった 幸せにすがりついてしまった
わたしの誕生日に22本の ローソクをたて
ひとつひとつがみんな君の 人生だねって言って
17本目からは 一緒に火をつけたのが きのうのことのように
ひとつひとつがみんな君の 人生だねって言って
17本目からは 一緒に火をつけたのが きのうのことのように
今はただ五年の月日が ながすぎた春といえるだけです
あなたの知らないところへ 嫁いでゆくわたしにとって
あなたの知らないところへ 嫁いでゆくわたしにとって
ウウウーウウウウウ…
ひとつだけこんなわたしの わがままきいてくれるなら
あなたはあなたのままで 変らずにいてください そのままで
あなたはあなたのままで 変らずにいてください そのままで
こちらも言わずと知れた伊勢さんの名曲「22才の別れ」
「22才の別れ」は「なごり雪」同様、実はかぐや姫の4枚目のアルバム
「三階建の詩」に収録されていたもので、この曲を作るきっかけを伊勢さんはこう述懐しています
「それまでかぐや姫のオリジナルとして僕は作詞は何曲かしていたものの
作曲はした事がなかったんですが、三階建の詩の時、南こうせつから
正やんも曲を書いてみたらと薦められたんです、それで2曲をノルマにして書いてみたんです」
なかば強制的に作曲させられた2曲だが、かぐや姫ファンの間では
「シングル・カットして欲しい」という意見が出るほど評判は高かった
しかし、その前に、かぐや姫は惜しまれながら1975年4月に解散して伊勢さんは
呉出身の大久保一久さんと「風」というフォーク・グループを結成した
その風のデビュー曲として「22才の別れ」はリリースされたのだが
あっという間にミリオンセラーになってしまったのだ
75年に伊勢さんが同時に作詞・作曲した「22才の別れ」「なごり雪」が
共に大ヒットしたということは、ほとんど奇跡と言っていい
両曲とも伊勢さんが生まれて初めて作詞・作曲を手掛けた曲ですからね~
それが2曲が2曲とも、後世に残る日本人なら誰でも知ってる名曲になった
なぜ2曲とも大ヒットしたのだろうか?
2曲共にメロディーもさる事ながら詩に優れた短編小説に通じる物語性があったからだと思う
紛れもなく「なごり雪」「22才の別れ」は歌を超えた文芸作品だと思いますね~
と、いう事だが「二人の物語」最高でしたよ!
僕としては中学生の時に聞いてた思い出の曲の数々だったし
イルカさんのMCも大変興味深い話が多く楽しめた
当時僕はキャロルや永ちゃん、クールスも好きだったがフォークも好きでしたからね 笑!
一番驚いたのは何と伊勢さんよりイルカさんの方が年上だった事 笑!
伊勢さんは現在65歳で、イルカさんが66歳だそうだ
確かにイルカさんは当時、性別不詳でしたが年齢も不詳だった
まさか伊勢さんより年上だったとは・・・ 笑!
伊勢さんと「風」でコンビを組んでた大久保一久さんが呉のご出身である事は有名ですよね
当時、呉の本通り4丁目にあった「第一産業」という家電・レコード店の横に
大久保さんのお母さんが経営してた「風」という喫茶店があった
フォークデュオ「風」の再活動の話もあったそうですが現在大久保さんは
体調不良で闘病生活を送ってるそうです、良くなってほしいですね~
伊勢さんのお母さんはウチの娘である万凛が通ってる宮原高校のOBで
戦時中に大分に疎開して、そこで知り合った男性と結婚したんだそうです
だから伊勢さんにも呉のDNAが流れてるという事です
イルカさんのお父さんも戦中には呉海軍で働いていたそうですぞ
当日のイルカさんのサポートメンバーのキーボードの人は
小学校5年生まで五番町小学校に通っていたって言ってた
更には伊勢さんのサポートメンバーのギターの人も呉出身だって言ってた
そんな呉に所縁のあるミュージシャンたちが呉で呉の人達と縁があった
愉しいライブでした! ジャンジャン!!
おまけ
コンサートの後はアキースメンバーの忘年会
今年は2度ほどメンバー全員でツーリングに行ったが
皆さん来年も無事故でバイク楽しみましょうね!
PRAINSから年末年始のお知らせです
12月31日(土)
1月1日(日)
2日(月)
3日(火)
お正月休みとさせていただきます
1月4日(水)より通常営業となります
尚、12月18日(第3日曜日)は通常営業します
呉市本通り2-3-4(四ツ道路バス停前)
(0823-23-7540)
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