4月12日 火曜日
僕がBOB君と知り合ったのは1981年(昭和56年)の事だから今から35年も前の事だ
当時僕は美容学校に行ってた17歳の時であり3つ年上のBOB君は20歳だったという事だ
高校を退学になり暴走族をやってた僕は美容学校に入学し先輩のHISASHI君と美容学校同期生となり
彼の影響を受けた僕は族ファッションを卒業しアメリカンオールドファッションに目覚めた
時代はブラックキャッツやザ・ヴィーナスの登場もありフィフティーズが流行り始めた頃だった
時を同じくその頃広島市の三川町にフィフティーズファッションブランド「ペパーミント」がオープンした
いち早くペパーミントの常連になったHISASHI君に連れられ僕達同級生も店に出入りするようになる
呉の中央公園にラジカセを持ち込みオールディーズナンバーに合わせてツイストを踊ったり
ディスコ「よしまつ」を借り切ってロックンロールパーティーを催したりもした
その頃HISASHI君を介して広島在住だったBOB君と知り合った
BOB君もペパーミントの常連だったのだ
中でも当時の事で忘れられないのが1982年(昭和57年)2月20日(土)に
山口県の岩国市民会館ホールで開催された「アメリカン・ジュークボックス」と題された
ザ・ヴィーナスのコンサートに呉の仲間やBOB君達と駆けつけた時の事だ
当日半ドンだった美容学校の授業を終え僕達は車に乗り合わせ岩国に向かった
僕達アキースのメンバーは全員真っ赤なブレザーやタキシードでドレスアップして
HISASHI君やBOB君達は揃いの「A」のレタードが貼り付けられたレタードセーターを着ていた
ドレスアップした格好で広島ペパーミントの宣伝チラシを会場入り口で配った僕達は
当日の来場者からヴィーナスの関係者だと思われた 笑!
ライブが始まって暫らくした頃僕達はステージに飛び上がり演奏してるヴィーナスの真ん前で踊った
最初驚いてたヴィーナスのメンバーも僕達が危害を加える輩じゃない事を悟りノリノリで演奏してくれた
しかし僕達は舞台袖から出てきた警備員と舞台上で揉み合いになった
これ以上続けると強制退場させると言われて僕達は抵抗を辞めた 笑!
そんな青春時代を過ごした僕も今年53歳になるし3つ上のBOB君に至っては今年56歳になる
BOB君は高校を卒業と同時に公務員の仕事に就いていた
高校卒業当時と言えば18歳だから今年で約38年も勤め上げたという事だ
そんなBOB君だが何と先月いっぱいで仕事を早期退職してセカンドキャリアを始めるという・・・
何と広島から出て遠い鹿児島の種子島に移住するという事だ
先日の火曜日夜、そんなBOB君の送別会が催された
彼の早期退職からセカンドキャリアについては年下でもあり他人の僕がとやかく言う問題ではない
BOB君も大人なんだから奥様ともよく話し合い決めた事なんだと思う
「何で種子島?・・・」という事も僕がとやかく言う話でもない
転職や移住は人生を大きく左右する事だから熟慮を重ね決断したんだと思う
しかし個人的な見解で言えばBOB君も思い切った行動をしたもんだ
僕が自分に置き換えると今の自分の環境を考えてもとても無理だと思う
僕には今年高校に入学した娘もいるから尚更そんな冒険は出来ない 笑!
「仕事をリタイヤしたら田舎暮らしがしたい・・・」って聞く事がある
僕も満更そう思わない事もないが僕は故郷「長浜」に帰るくらいが想像できる関の山だ
僕は公務員でも会社員でもない自営業者だから定年がない
しかし言い方を変えればボーナスもないし退職金もないし年金もスズメの涙ほどしかない
てか、僕が65歳になった時に年金ってもらえるのか? 笑!
自分が何歳まで生きれるのかは僕にもわからないが僕の今の生活環境では
宝くじで高額当選でもしない限り死ぬまで働き続けないと生きて行けないと思う
しかし僕は「美容」という仕事が好きだから仕事が苦になるという事はない
だから出来れば生涯現役でありたいと思うが僕の仕事は商売だから
僕の技術やデザインを買って下さるお客様がいないと成り立たない
その為にはとうぜん技術力やデザイン力も大事だが
先ずは何はともあれ心身ともに健康である事が第一だ
体の健康も大事だが心の病も要注意だ
それでなくても臆病な部分がある僕はストレスを抱えますからな~ 笑!
しかし永ちゃんも著書で語っていますが永ちゃん自身も自分の事を臆病だと言っている
臆病だから考える、臆病な奴は常に怖いから必死で探り、探し、調べ計算する
日本では臆病な奴は情けない奴で臆病じゃなくとことん行ける奴が勇敢だと思われるけど
勇敢と無謀は違うし臆病じゃない人はただの無神経だそうだ
臆病な人が考え決断し、勇気を持つ事が大事だとも言っている
だから僕は仕事もするががストレスを発散するためによく遊ぶ
逆に言えば遊ぶために仕事も頑張るし家族サービスもする
ま、それも自分なりにと言う事なので他人の評価はわかりませんがね 笑!
さてさて僕にはセカンドキャリアはないとは思いますがBOB君には
種子島でのセカンドキャリアを頑張リ過ぎず楽しんで欲しいと思います
僕も機会があれば是非キャディーバックと釣竿送ってバイクででも遊びに行けたらと思います!
ジャンジャン!!