昨年公開された映画「カメラを止めるな!」をDVDで観た
公開当時に情報番組などのメディアにも頻繁に取り上げられ芸能人や業界人が
挙って絶賛してたので気にはなっていたのだが見逃してしまっていた
予算300万円のインディーズ映画ながら当初SNSの口コミ効果で
全国公開へと拡大しメディアが取り上げた事により大ヒットに繋がった
アニメ映画「この世界の片隅に」や、その後公開されたドキュメンタリー映画
「ぼけますから、よろしくお願いいたします」も似たような経緯だったし
取り敢えず観ておこうと思ったんですよね
まあ予算が300万円という事だから仕方ないのだが監督を始め
数少ないキャストの面々も誰一人知らない人達ばかりだった
公開時のキャッチフレーズは「最後まで席を立つな、この映画は二度はじまる」
「無名の新人監督と俳優達が創ったウルトラ娯楽作」
それ以上の予備知識も作品の内容も知らずに観たのだが・・・
作品はいきなりゾンビが出て来てホラータッチの場面からスタートする
ー ん?カメラを止めるな!ってホラー映画なんか?
実は僕はホラー映画とSF映画が好きじゃないんですよね(笑)
そのB級ホラータッチの物語が延々と続く
ー 意味がわからんし、気持ち悪い、こりゃ失敗じゃったか?やめるか~・・・
と、思ったのだが30分ほど我慢してると急に映画のタッチが変わった
<あらすじ>
ゾンビ映画専門チャンネルの開局記念番組として
「30分間生放送、カメラ1台でワンシーン・ワンカット撮影」という
ゾンビドラマ「ONE CUT OF THE DEAD」が企画される
ある郊外の廃墟でゾンビものの自主映画の撮影が行われていた
その建物には、かつて日本軍が死体を蘇らす実験を
していたという忌まわしい都市伝説があった
クライマックスシーンの撮影中、監督はヒロイン役の女優の演技に
本物の恐怖が足りないと苛立ち建物の屋上に血糊で禁忌のサインを描く
するとカメラマンが血まみれのゾンビと化して
他の撮影スタッフも次々と犠牲になっていく
狂気に取りつかれた監督は逃げ惑う女優たちを追いかけ
ハンディカメラで撮り続ける
屋上に追いつめられた女優はゾンビ化した恋人の首を斧ではね
ついには生身の監督にも刃を振り下ろす
生き残った彼女は屋上に描かれた五芒星のサインの上で立ち止まり
惨劇の余韻に浸るように、返り血に濡れた顔で空を見上げる
ここで物語は一旦終わり、過去の映像に切り替わる
放送1か月前、映像監督の日暮隆之はこの番組のオファーを受け
一度は断ったものの娘の真央が好きな俳優が出演すると知り監督を引き受ける
ヒロイン役は業界慣れしたアイドル女優、恋人役は理屈っぽいイケメン男優
脇役も一癖ある役者が揃い、生放送で放送事故を起こさぬよう
カメラマンや現場スタッフを交えて撮影手順のリハーサルを重ねた
しかし、本番当日になって監督役とメイク役が交通事故でロケ地に到着せず
芝居経験のある日暮と妻の晴美が代役を演じることになる
本番が始まってからも予期せぬトラブルが続出
カメラマン役やマイクマン役が勝手な行動をとり撮影隊のカメラマンは
持病の腰痛で動けなくなり、メイク役の晴美は芝居にのめり込んで暴走する
その都度、役者のアドリブで間を繋ぎ裏方の指示で
台本のシーンを飛ばしたりして、何とかストーリーを進行していく
見学に来ていた真央もスタッフに加わり普段は見ることのできない
日暮の映像作家としての気概に触れる
そして迎えた屋上のラストシーンも、カメラクレーンの破損というトラブルが起きるが
スタッフ・役者一同が人間ピラミッドを組み、その頂上で真央がカメラを構えて
予定のハイアングルカットを撮り無事撮影を終了した
この機転は、日暮が台本の裏に貼っていた家族写真を見て
真央が思いついたものだった
その写真の中では、カメラを手にした幼き日の真央が
木暮に肩車され、ふたりで笑いあっていた・・・
カメラを止めるな! 予告編
う~ん、確かにあまり見かけない手法というか演出構成の映画だとは思った
前半のホラー部分の伏線をきちんと後半で回収していく脚本が新鮮ではあった
最後まで観終えたのだから、つまらない映画じゃなかったとも思う
しかしマスコミが騒ぎ立てたわりには、イマイチだと思った事は否めない
一番印象に残ってるのはゾンビに追いかけられて逃げるヒロインの女の子が
階段を上るシーンでの揺れるキュートなお尻と、喘ぎ声だった(笑)
てか、この作品が公開されマスコミで話題になった頃に、この作品は盗作やら
クレジットの表示がどうのこうのって訴えた人がいるって情報番組で見たような・・・
そう言えば「この世界の片隅に」でも、アニメ側と連ドラ側で
クレジットがどうのこうのってトラブルがあったな~
まあ詳しい内情はよくわかりませんがマイナーな作品が話題になり人気が出て
銭金が絡み始めると、やたらこう言ったニュースが持ち上がる
まあトラブルを面白く煽るようなマスコミの報道にもウンザリだが
リスナーからすれば、そんな事は見えない所でやって欲しいですな~
ジャンジャン!!
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