カテゴリー「My Music Travel」でお届けしてるシリーズ「思い出のカバーソング」ですが
今回ご紹介するのは1981年に原宿のロカビリーショップ「クリームソーダ」の店員で構成され
日本のネオロカビリーブームの火付け役となったブラックキャッツの楽曲からの選曲です
ブラックキャッツのデビューアルバム「クリームソーダ プレゼンツ」がリリースされた
1981年と言えば僕は美容学校生の時でしたが、このアルバムを聴いた時
僕は英語歌詞以外の曲はブラックキャッツのオリジナルかと思ってました
日本語歌詞の曲が海外ミュージシャンの和訳カバーだと
知ったのはそれから数年が経った頃だった
この曲も、そんな和訳カバーの1曲です
ラブ・ストーリー / ブラックキャッツ 1981
作詞・作曲 ブラックキャッツ
君においら 捨てられた 泣きたいよ I love you
君においら 捨てられた Come back again Baby
あの もえる瞳 あの あついほほ
あの ぬれた唇 あの 甘いKiss
夕日見つめ 一人泣く ひとなつの love story
あの もえる瞳 あの あついほほ
あの ぬれた唇 あの 甘いKiss
君においら 捨てられた 泣きたいよ I love you
君においら 捨てられた Come back again Baby
Oh back girl・・・・・・・・・
Marylou / Alligators
日本でネオロカビリーブームが始まったとされる1980年代初頭や
それ以前の日本のロックシーンにおいて日本のロックンロールバンドが
カバーするのは1950年代~1960年代のアメリカや
ビートルズに代表されるブリティッシュロックの曲が大半だった
ブラックキャッツの楽曲の元ネタとされる楽曲の多くは1970年代~1980年代に
活動していたフランスのネオロカビリーバンド「アリゲーターズ」だった
僕の私見では、あの時代にネオロカビリーバンドとして日本で人気があった海外の
ロカビリーバンドと言えばブラックキャッツも参考にしたと言われるアメリカの
ブライアン・セッツァー率いるストレイキャッツ
化粧品会社コーセーのCMで「恋のアンブレラ」が使われ人気になった
スウェーデンで生まれたバンドのザ・ボッパーズくらいだったように思う
今回取り上げたブラックキャッツの「ラブ・ストーリー」はどう聴いても
アリゲーターズの「Marylou」をパクってるとしか聞こえない
しかし曲のクレジットには「作詞・作曲 ブラックキャッツ」と記してある
現代なら著作権が、あーの、こーの、と言われそうだが(笑)
あの時代にブラックキャッツが著作権で揉めたなんて聞いた事がない
しかし、クリームソーダの創設者の山崎眞行氏の目の付け所は凄いと思う
SNSなどなかった当時の日本でメジャーじゃなかったアリゲーターズの曲をパクリ
如何にもブラックキャッツのオリジナルだと思わせた手腕はお見事だ!
ジャンジャン!!
PRAINS美容室