西日本豪雨から３ケ月半が経った
僕の実家は水害による地滑りで法面が崩壊して母屋が崖下に落ち全壊した
実家の並びにある僕の勉強部屋？(笑)だったプレハブ小屋と
昭和１５年築の祖父母の住居だった日本家屋は辛うじて落家は免れた
しかし、建物が建っている土地が土砂崩れを起こし
建物の底部が露出してる状態になっていた
先日、県土木からプレハブと祖父母宅の取り壊しに入るとの連絡があった
それから暫くして偵察に行くと既に祖父母宅は取り壊されていた
子供の頃毎日のように遊びに行ってた祖父母宅
縁側に座って広工廠があった黄幡山や三角浜を遠い目で眺めてた祖父
割烹着を着て羽釜に薪をくべてご飯を炊いてた祖母
人も家もなくなってしまったが、あの頃の景色はずっと僕の胸の中にある
偵察に行った時点ではまだプレハブは残っていたが
取り壊されるのは時間の問題だろう
秋になり何度か台風が来たし強い雨が降った事で少しずつ土地面が崩れているのか
前見た時より底の露出面が増えたような気がする
プレハブが取り壊されると、いよいよもって全てが終わってしまう
思春期に数々の伝説や思い出を作ったプレハブ小屋
新婚生活を始めたのも、このプレハブ小屋だった
僕としては心中複雑な思いはあるが致し方ない事は重々承知している
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