シリーズでお届けしてる、カテゴリー「My Music Travel」の「思い出のカバーソング」
4回目になる今回は1977年にリリースされたクールスロカビリークラブの
アルバムに収録されている曲の一つをご紹介します
クールスのリーダーだった舘さんが脱退してから初のアルバムになった今作は
楽曲制作の全てを外部に委託したというクールスとしては極めて稀なアルバムになった
このアルバムには全10曲が収録されているがB面の最後の2曲が洋楽のカバーになっている
と、いう事で先ずはこれを聴いて欲しい
マック・ザ・ナイフ / クールス 1977
このアルバムがリリースされた1977年(昭和52年)に僕は中学2年生
当時はLPの中に入ってるクレジットを注意深く読む事もなかったので
このアルバムの楽曲が全て外部の人間が作詞作曲してた事も知らなかった
しかしアルバム最後の2曲が英語歌詞である事からカバーである事は何となく感じた
それでも原曲が誰であるのかも、曲のウンチクも何も知らなかった
唯々思い出されるのは柑橘系のポマードと覚えたてのタバコの匂いが立ち込める親友の部屋で
家出して来た他校の女子を朝まで口説いていた遠い昔の甘酸っぱい思い出だ (笑)
その時流れていたのがジェームスさんが歌う「マック・ザ・ナイフ」だった
Mack The Knife / ルイ・アームストロング
クールスの「マック・ザ・ナイフ」を初めて聴いてから約4年後
ネオロカビリーブームに乗って多くのアメリカンオールディーズの
スタンダードナンバーを、むさぼるように聴いた
そんな中に1955年にリリースされた「ルイ・アームストロング」の
「Mack The Knife」があった
その時僕はマック・ザ・ナイフはロックンロールというより
ジャズのニュアンスを強く感じた
それもそのはず、後々知った事だが「Mack The Knife」は元々は
ジャズのスタンダードナンバーの一つで1928年に演じられた
音楽劇の劇中歌が原曲になってるのだ
そんなマック・ザ・ナイフは数年前に元クールスの横山剣さんが率いる
クレイジーケンバンドが堺正章さんとのコラボでカバーしていた
”あの時”から約40年経った今でもクールスのマック・ザ・ナイフを聴くと
あの夜の出来事が昨日の事のように思い出されて切ないですね (笑)
ジャンジャン!!
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