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今から遡る事38年前、昭和52年(1977年)・・・
海の見える田舎の中学2年生だった少年はCOOLSに出会い彼らのアルバムジャケットを眺めては
バイクの脇に立つメンバーのリーゼントやファッションに魅せられていた
その頃のCOOLSのファッションと言えば革ジャンにジーンズが定番だった
しかし中学生の少年には高価な革ジャンなど買えるわけがない
仕方なく少年はデパートの紳士服売り場で黒いビニールレザーのそれらしいジャンパーを買った
値段はハッキリ覚えてないが当時の少年が買える値段だから数千円だったに違いない
その足で少年が向かったのは同じデパート内にある眼鏡売り場だった
やはりCOOLSと言えばサングラスだ
しかしガラスケースに陳列されてるサングラスの値段を見て少年は驚いた
ーサングラスってこがいに高いんか・・・
仕方なく少年は店の前に出されているクルクル回る陳列ケースに並ぶサングラスを物色する
ー タレ目がええか、ツッパリがええか・・・
当時の少年はティアドロップやキャッツアイなんて言葉も知らない
結局少年は横長に切れ上がったツッパリと呼んでいたサングラスを購入した
おそらく1000円もしなかったと思う
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家に帰った少年は買ってきたばかりのビニールジャンパーにプラモデル用のプラカラーで
COOLS
EVERYTHING WE SAID WAS COOL
と白い文字で書き込んだ
髪にはMG-5のポマードを塗り付けリーゼントらしきスタイルにセットした
その上にツバを丸めたアポロキャップを被ってアップハンドルを絞ったチャリに跨る
そして買ってきた”ツッパリ”をかける
ツッパリをかけると色鮮やかなカラーだった景色が一変し、一瞬にして暗くなった
その景色を見て少年は 初めて髪にポマードを塗った時のように
また一つ大人になったような気がしたそうだ
「紫のハイウェイ」を口づさみながらチャリを走らせ親友の家に行く途中
自分の姿が映るウインドーで立ち止まり自分の姿に見とれる
ー う~ん ぶちシブイ! クールスじゃ! 笑!
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と、まあこんな感じで少年は初めてサングラスを手にしたのだが
その後成長するにつれサングラスのメーカーや種類の名前を知っていったんですよね
で、当時サングラスと言ったら何はともあれレイバンが憧れのブランドだった
僕が初めてレイバンを手に入れたのは美容学校に行ってた頃で
ウェイファーラーというモデルだった
当時はアメリカンオールディーズのフィフティーズファッションにハマっていたので
フィフティーズにはウェイファーラーは定番であり必需品だった
その後いろんなモデルのレイバンを手に入れましだが
どうも僕は昔からサングラスとライターをよく失くすんですよ 笑!
これまで結構な数のレイバンを購入しましたが
事、レイバンで今手元にあるのは↑の4種類のモデルです
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てか、数年前に17歳の時に一番最初に買ったレイバンのウェイファーラーが出て来たので
長男にあげたのですが35年前に購入したウェイファーラーは保管状態が悪かったから傷もぐれで
とても使用できるレベルじゃありませんでしたね 笑!
で、長男は新品のウェイファーラー↑を買ったみたいです
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レイバンの中で僕が今一番かけるのはティアドロップとも言われるアビエイターというモデルですね
レンズの形が「涙のしずく」に似てるからティアドロップと呼ばれているんですよね
てか、レイバンファンの方はよく御存じだと思いますが
もともとレイバンはアメリカのポシュロム社が扱うブランドでしたが
1999年にイタリアのルックスオティカ社に売却されたんですよね
で、このティアドロップはアメリカのポシュロム社時代のモデルなんですが
実は数年前に落としてしまいガラスレンズが割れたのでレンズを入れ替えたんですよ
だからレンズに”Ray Ban”の文字が入ってないんです
僕はティアドロップにはちょっとした拘りがあって普通のモデルではなく
レンズとレンズの間に汗止めが付いているシューターと呼ばれる
シューティングモデルが好みなんですよね
で、その手本になってるのが・・・
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「三つ子の魂百まで」と言われるように中学生時代に憧れ今でもカッコいいと思う
クールス時代の舘ひろしさんです 笑!
クールス時代の舘さんの僕のイメージはアポロキャップにティアドロップにセパハンのZⅡ
当時の舘さんのティアドロップがレイバンなのかどうかは確証はありませんが
かなり高い確率でレイバンじゃないかと思いますよ
ティアドロップは正式名をアビエイターと言いますがレイバン設立時から
アメリカ空軍に採用され社会的な信頼を得たレイバンを象徴するモデルです
ヘルメットを被ったままでも着脱が出来るよう曲げられていない真直ぐなテンプル・モダンが特徴で
米国空軍のパイロット用として制式採用され、その後も研究開発を重ね1937年に誕生しました
終戦時日本に降り立ったマッカーサー元帥や、西部警察での渡哲也さん演じる大門団長が
使用していた事はよく知られていますよね
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こちらもティアドロップですが、こちらはタレ目ではなく
ちょっと四角いようなデザインになっています
このティアドロップを手に入れたのも20代の頃ですから、これもポシュロム社のモデルです
実はこれは貰い物なんですよ
当時仲の良かった友人が連れて来て当日初対面だったオジサンと酒を飲んで
なぜか意気投合して気分が良くなったオジサンがその場でくれたんです
その時の友人も今では疎遠になってるしオジサンが誰だったのかも
どんな顔だったかもまったく覚えていません
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こちらは比較的最近手に入れたオリンピアというモデルです
だからこのモデルはルックスオティカ社の製品ですね
これはデラックスⅠというモデルなんですが
このモデルも昔持ってたんですけどね~
てか、デラックスⅡも持ってた
当時デラックスⅠを”ワンデラ” デラックスⅡを”ツーデラ”って呼んでた
確かこのオリンピアDX-Ⅰは一時廃版になってたと思う
で、何年か前に復刻されたんですよね
このワンデラが最高に似合う人は彼をおいて他にはいないでしょうな~ 笑!
その彼とは・・・
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「天気が悪いよ 天気がよ~ オイラのマシーン バッチリよ!」
の、岩城滉一さん!
オリンピアは70年代のファッションを予想していたかのように
新たなトレンドを取り入れて1965年に誕生しました
自由と自立を象徴するアメリカン・カルチャーを代表する アイテムとして登場したオリンピアンは
アイウエアの新たな時代を築き代表的なアイコン モデルのひとつとなりました
繊細でありながらワイルドな雰囲気を醸し出すレンズカーブ
フロントからまっすぐに伸びるテンプルが印象的な表情を演出します
70年代に公開された映画「イージー・ライダー」でピーター・フォンダが
かけていたモデルとしても有名です
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こちらはセルフレームのプレデター
70年代に流行った”ツッパリ”に似たデザインですがツッパリはもっと細身でしたね~
てか、COOLSのデビューアルバム「黒のロックンロール クールスの世界」の
アルバムジャケットでピッピさんや梅村さんがかけていたサングラスが僕のイメージする
”ツッパリ”に近いのですが、あれらってどこのメーカーのどういうモデルなんだろう?
まさか眼鏡屋の回るワゴンのノンブランドじゃないでしょうがね~ 笑!
どなたかご存知の方がいらっしゃってら是非教えて下さい!
で、セルフフレームのプレデターと言えば・・・
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「バイクに乗ってる連中は 世間ではあんまり良く思われてないけど
気の良い奴らばっかりなんで よろしく頼むわ・・・」
の、ムラさん事、村山一海さん
と、言うように日本に革ジャンにジーンズ、リーゼントにサングラスという
バイカーズファッションを定着させたのは間違いなくCOOLSだと言い切れる
まあ元を正せばイギリスのロッカーズでありアメリカのヘルスエンジェルスや
映画「乱暴者(ワイルドワン)」のマーロン・ブランドでしょうけどね
今から38年前に初めてサングラスをかけて黒いビニールジャンパー着て
絞りハンドルのチャリに乗ってた中学生だった少年も今では五十路を過ぎたオヤジになった
絞りハンドルだったチャリはマッハになった
少年が着ていたビニジャンは革ジャンになり、ワゴンセールで買ったサングラスはレイバンになった
でもスピリッツは38年経った今でも何も変わっちゃいない
そしてそれはバイクを下りる日が来るまで変わらないだろう! ジャンジャン!!
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おまけ
バイクチームCOOLSのメンバーではなかったがロックンロールバンドCOOLS結成時に
ベーシストとしてメンバーになった大久保喜一さん
喜一さんは個人的にイタリアのPORICE社のサングラスを愛用しているイメージが強いのだが
1978年にリリースされたアルバム「THE COOL」のアルバムジャケットで
かけていたサングラスは どこのメーカーのどういうモデルなんだろう?
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これはポリス社 MADE IN ITALY のオールハンドメイドでポリス創立時の初期のモデルだが
喜一さんが このモデルを愛用している写真を見た事がある
でも「THE COOL」のアルバムジャケットの写真と比べるとちょっと違うような・・・
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら情報下さい! 笑!