6月5日月曜日 天気 晴れ
乗っ込み真鯛・黒鯛のベストシーズンだった5月は何かと忙しく
結局一度しか戦場に赴けなかった某(それがし)
月は6月になったが昨年自己記録更新となった71cmの真鯛を討ち取ったのも
6月初旬だったという事で先日の月曜日に夕マズメを狙って戦場に赴いた
お昼12時・・・
フカセ釣りでの戦は大荷物で特に撒餌は重い
と、いう事で某は腰を痛めない為に荷車(キャリー)を使うのでござる 笑!
前回、戦に赴いたのが5月1日だったから、約1か月が経過したという事だが
さすがに6月ともなると気温も上がったが、水温も上がったと見える
海面を除くと、まさにエサ取りの大運動会
ー こりゃ~ 刺し餌が通らんど・・・
それにしても釣り難い
前回の釣りの記事で書いたように某の「いつもの戦場」である早瀬の波止場は
船舶事故があって波止が崩れ落ちて事故防止のブイが波止先端に浮いている
ブイやロープが邪魔で本命ポイントが狙えないから
潮の流れによって釣り座を右へ左へと移動しなければならない
しかも当日は天候がピーカンで本命の気配が全くない、雰囲気がないのだ
ビミョーなアタリで針に掛かるのは、こんな雑魚ばかり
こりゃもう夏ですな~
それでも午後3時を回ると雲が出て来て多少日が陰り潮もいい感じの流れになってきた
俗にいう「雰囲気が出て来た」という釣り師の経験から得た感覚だ
すると正直な物で本命の真鯛家が顔を見せ始める
型は小さいが取り敢えず本命の顔が見れてホッとする某 笑!
時合が来れば攻めのパターンが出来上がる
攻めのパターンを確立した某は次々に敵を討ち取るのであった
そうこうしてたら地元の若衆と思われる若者が二人現れた
一人はサビキ、もう一人はウキ釣りをしているようだ
そうこうしてたらウキ釣りをしてた彼が大きく竿を曲げた
竿捌き、ゴリ巻きでの魚とのやり取りを見てたら完全な素人だ 笑!
四苦八苦しながら何とか水面に浮かしたチヌを見て彼は興奮してる
「ヤバい、ブチデカいチヌじゃ!」
敵に塩を送る上杉謙信公じゃないが(笑)タモ網を持っていない彼に助け舟に入る某
釣り上げたチヌを嬉しそうにスマホで写真を撮る若者
「ありがとうございます、何センチありますかね~?」
「某の見立てでは45cmある、なしか・・・」
そう言ってメジャーで計ってやるとやはり某の見立て通りチヌは44cmだった
「こ、こんなデカい魚、初めて釣りました・・・」
超喜んでる若者を羨ましそうに見てるもう一人の彼
某も釣歴が長いから相方が大物を釣った時の複雑な心境はよくわかる 笑!
言葉遣いや、僕への態度が行儀よく老婆心さながらに二人に好感を持った某
「君たちは魚持って帰って食べるのかな?」
「ハイ、もちろんです」
「じゃったら某が釣った魚もあげるけん、持って帰って食べんさい!」
「えっ?いいんですか? お~ 赤いで!鯛じゃ! ありがとうございます!」
「今後も精進しなさいね!」 爆!
その後も順調に敵を討ち取る某
「う~ん 数はいらんのじゃ、型がエエのが1匹来い!」
そう念じて戦をしてたら始めて見る顔のご老人が現れた
「釣れますかいの?」
「数は出るんですが小まいんですよ・・・ オジサン魚食べます?」
そう言って釣り上げたばかりの真鯛を絞めてご老体に持ち帰らせた
「えっ、くれるんか! ありがとう! ちょっと待っとけよ・・・」
それから暫くすると、ご老体が玉ネギを持って現れた
「オニイチャン、これウチで採れた玉ネギじゃ、持って帰りんさい」
と、いう事でご老体に玉ネギをいただいた
別に物が欲しくて魚をあげたわけじゃないがご老体の気持ちが嬉しい
タコツボ氏もそうだが、やはり田舎の人達は心根がいい!
大物は釣れなかったが何だか気持ちがいい1日になった
結局当日はリリースしたチャリコ(稚魚)を合わせ
真鯛ばかり10数枚打ち取ったが結局大物は現れなかった
某の見立てでは大物のチャンスは今月いっぱい
さてさて、あと何回戦に行けるかな~?! 笑! ジャンジャン!!