江田島オリーブファクトリーのレストランでランチを食べた僕たちは
せっかく家族3人で江田島に来たのだからと
ある場所を見学しようという事になりました
そこは江田島にある「海上自衛隊呉第1術科学校・幹部候補生学校」
戦前で言う所の「江田島海軍兵学校」でした
ここへは3年前に尾崎さんたちとバイクで訪れたんですが
その時は構内のレストランで食事をしただけで
建造物の見学は時間がなく出来なかったんですよね
その時の記事
車を指定された駐車場に駐車して、入り口の門で受付を済ませます
見学は無料ですが、名前や住所などの名簿に記入が必要となります
その後指示に従って待合いの建物に移動して時間を待ちます
当日はGWという事もあって50人以上の人が待ってましたね~
やはり旧江田島海軍兵学校は人気の観光スポットなんですね~
3時になり出発の時間が来ました
自衛官OBのボランティアガイドさんに連れられて最初の建物を見学します
それがこの卒業式や式典に使用される「大講堂」です
この建物は1917年(大正6年)に建造された建物ですが
古さも感じさせないし厳かな雰囲気が漂います
こちらが大講堂の正門ですが、この大講堂の表門から
入場出来るのは今でも皇族の方だけだそうですぞ
その他の人は身分に関わりなく全て裏門から入場する決まりなんだそうです
と、ここでちょっと余談ですが、旧江田島海軍兵学校は2009年11月から
2011年まで、約3年をかけてNHKが放送した歴史テレビドラマ
「坂の上の雲」のロケ地にもなっています
<あらすじ>
日本が近代国家へと歩み始めた明治時代、伊予の国(現、松山)に3人の男がいた
後に連合艦隊参謀として大日本海戦の勝利に貢献する秋山真之と
その兄で日本騎兵の父となる秋山好古
俳句・短歌の中興の祖となった正岡子規らは、ただ前を見つめ
明治という時代の坂を上っていく・・・
そんなお話なんですよね
こちらが大講堂の内部で熱弁を振るうボランティアガイドさんの図ですが(笑)
その上の写真は坂の上の雲のロケの時の様子です
「この中に皇族関係の方はいらっしゃいませんか?
もしおられたら裏門からの入場は失礼ですからね~
見た所、そんなに品がある方はおられないようですが・・・」 笑!
まあ毎回同じ事を言ってるんでしょうけどね~
こちらが大講堂の裏側にある裏門です
万凛ちゃん、浮かない顔してますね~
なぜかって?
興味ないのに連れまわされてるから、はぶてているのです 笑!
お次は煉瓦造りがレトロな1893年(明治26年)に建造された幹部候補生学校庁舎
海軍時代には海軍兵学校生徒館と言われた建物です
ここの煉瓦は当時イギリスから輸入された高級な煉瓦で
何と煉瓦一個が今の貨幣価値で2万円もするんだそうですぞ
ちなみにこの建物は全長約140mあるそうですが
戦艦大和はこの建物の倍の長さだったそうです
改めてそう言われると大和の巨大さを感じ取る事が出来ますね~
幹部候補生学校庁舎は中を見学する事は出来ません
外から見える、この長い廊下も坂の上の雲のロケで使われたそうです
秋山真之を演じた元木雅弘さんは撮影で何度もこの廊下を走ったそうです
それはそれは、プロ根性を見たとガイドさんは言われてた
僕も昨今「孤狼の血」のロケで過酷な撮影に挑んでいる役者さんたちを間近で見てる
人気商売の役者さんですが、その仕事は素人が思う以上に大変そうですよ
てか、2014年に僕は愛媛県松山市を訪れた際に「坂の上の雲ミュージアム」にも訪れています
ご興味のある方は是非その時の記事もご覧になって観て下さい
最後の見学はギリシャ風の建物が印象的な教育参考館
構内の見学では写真や動画の撮影は許可されてますが
唯一撮影禁止なのが教育参考館です
勝海舟の書や旧海軍の貴重な資料や特攻隊員の遺書が展示されています
実は僕はここを見学したのは小学生の時以来でした
当時、遺書を読んだ僕は子供ながらに切ない気持ちになった
そして人の親になった今読むと当時とは比べ物にならない程胸が詰まった
「お父様、お母様、明日逝く事になりましたが、何の後悔もありません
いつまでもお元気で・・・」
殆どの遺書には「後悔はありません・・・」と綴られている
う~ん、これって本当に本心だったんだろうか・・・
てか、僕が当日この場に訪れたのは自分の事よりも実は
万凛に何かを感じて欲しいという思いがあったんですよね
しかし彼女は「興味ない・・・」ってはぶててた
そうは言いながらも何かを感じ取ってくれてたらいいんですけどね~・・・
教育参考館の横には戦艦大和の主砲の弾や特殊潜航艇も展示されています
写真奥に見える山は古鷹山という山で海上自衛隊呉第1術科学校・幹部候補生学校に
入学した生徒は訓練のため何度も山へ全力疾走で上るそうです
上ったら頂上から構内に聞こえるような大声を出す訓練も行うそうです
間違いなく喉が潰れるそうです
僕は高校受験の時に親父に強制的にここへの入試を受験させられた
親父の顔を立てて受験には行ったが僕は名前も書かずに白紙で答案用紙を出した 笑!
で、呉工に行ったが僕の高校生活はドナドナで終わった
もし、真面目に受験して合格してここに通ってたら僕の人生はどうなっていただろうか・・・? 笑!
海上自衛隊呉第1術科学校・幹部候補生学校を後にした僕たちは
最近、音戸に出来た店名がよくわからないカフェに立ち寄りました
生憎営業が終了してたんですがパンを買って帰りました
海上自衛隊呉第1術科学校・幹部候補生学校の見学は約1時間半かかりますが
大和ミュージアムと合わせて一度は訪れた方がいいと思う施設です
是非、行ってみて下さいね! ジャンジャン!!