ティーンエイジの頃擦り切れるほど聴いたロックンロールバンドCAROL&COOLS
その二つのバンドの名前を掛け合わせて僕が作ったCAROOLSという造語
そんなCAROOLSの70年代の楽曲にスポットを当て当時の世相やグループや
メンバーのエピソード僕の思春期の思い出等を書き記そうというシリーズ「CAROOLS 70’s」
と、いう事で前回のCAROOLS 70’ではクールス編として舘ひろしさんが
クールスに在籍した最後のアルバムである「Hello!Good-bye」を取り上げた
CAROOLS 70' 「Hello!Good-bye」の記事
このシリーズは1970年代にリリースされたCAROL、COOLSのアルバムを始め
永ちゃん、ジョニー大倉さん、舘ひろしさんのソロアルバムを書き綴るシリーズだ
それらをリリースされた年代順に取り上げていたはずだったのだが
な・な・何と舘ひろしさん在籍中の初期のクールスのファーストライブの
アルバムがリリースされてたという情報をキャッチした
筋金入りのクールスファンを自称してる(笑)僕だが、まさかこんなアルバムが
リリースされていようとはつい先日まで知らなかった
前回のCAROOLS 70’の記事で書いたが舘さんがクールスを脱退したのは
1977年(昭和52年)の僕が中学2年の時だ
僕は中学生の段階で当時リリースされてたクールスのアルバムは
↑の「クールス ゴールデンスターベストアルバム」を含め全て購入したはずだ
しかしクールスファーストライブと題された舘さん在籍中のアルバムという事は
ロックンロールバンドCOOLSがデビューした1975年秋頃には収録されてるはずだ・・・
こんなファーストライブを収録したような
アルバムは当時見た事も、聞いた事もなかったぞ~
と、いう事で調べて見ると、どうやらこのアルバムは1981年(昭和56年)に
キングレコードから後出しでリリースされたライブアルバムという事らしい
てか、1981年と言ったらすでにピッピさんもクールスを脱退してソロになってるし
舘さんに至ってはソニーに移籍してるし石原プロ入りして西部警察に出てた頃だぞ
クールスはポリスターに移籍してRCとなって横山剣さんがメンバーになってた時代だ
キングレコードは彼らの許可をちゃんと得てリリースしたんだろうか?
もちろんこのアルバムは現在の段階ではCD化はされていない
是非LPを手に入れてクールス最初期の音源を聴いてみたいとは思ったのだが
もし、レコードを手に入れても現在僕はレコードプレーヤーを持っていない
はてさて、どうしたものかと思っていると何とYouTubeに
アルバム全曲がアップされてるじゃないか 笑!
いや~便利な世の中になりましたよね~ ホント、ありがたいです!
COOLS FIRST LIVE 1981 キングレコード
Side-1
ROCK AROUND THE CLOCK・I NEED YOURE LOVE TONIGHT・RUNAWAY
LITTLE DARLIN・MURASAKI NO HIGHWAY・DON'T GET HOT,COOL・AISHITE IRUNARA
LITTLE DARLIN・MURASAKI NO HIGHWAY・DON'T GET HOT,COOL・AISHITE IRUNARA
Side-2
LONG TALL SALLY・CINDERELLA・SLOW DOWN・SAY MAMA
JOHNNY B. GOODE・ANOKOWA STEADY GIRL・AMAI BORYOKU
JOHNNY B. GOODE・ANOKOWA STEADY GIRL・AMAI BORYOKU
いや~ 決して演奏も上手いとは言えないけど荒々しい音と
アメリカンオールディーズのカヴァーとのミックスは初期のクールスらしい
殆どの曲はアレンジは違えど「東京直撃」や「ハロー・グッバイ!」に収録されてる曲目だが
ジェームスさんが歌う「スロー・ダウン」は初めて聴いたしキャロル時代の永ちゃんが歌う
スロー・ダウンと甲乙つけ難いほど雰囲気があると思いましたね~
どうやらこのライブは1975年~76年の中野サンプラザでの収録ですね
たぶん音源をキングレコードが保管してて後出しでレコード化したんでしょうな~
永ちゃんとフィリップスレコードみたいに後から揉めなかったんだろうか? 笑!
1974年12月13日の金曜日に結成されたバイクチームCOOLS
この頃のメンバーは利害関係もないしバイク好きの
ちょっとヤンチャな仲のいい遊び仲間だった
まだ簡素な住宅街だった1970年代初頭の原宿で目立った彼らは
キャロルとの縁もあり選抜メンバーでバンドを組んでメジャーデビューを果たした
キャロルの後継者的ポジションだったクールスは一気にブレークした
しかし70年代のバンドやグループによくあるように彼らは内紛を起こし
舘さん、ピッピさん、喜市さんがグループを去った
ま、喜市さんはもともとバイクチームのメンバーではなかった事もあり
舘さんや、ピッピさんとは脱退の理由は異なるんですけどね
ちなみに梅村さんはデビュー後すぐに脱退したのだが
こちらは梅村さんの都合で脱退したそうで内紛とは関係ない
8人編成でデビューしたクールスにおいて現在もロックンロールバンドCOOLSとして
活動してるのは秀光さん、ムラさん、ジェームスさん、フランクさんの4人
時々こうして喜市さんがサポートメンバーとしてベースを弾いている
一方、バンドCOOLSを脱退した舘さんや、ピッピさんだが
バイクチームCOOLSはまだ正式に解散してないそうで
こうして玉川さんや、梅村さんや他のメンバーと集まってるみたいだ
先日も今年の3月31日で67歳になる舘さんの誕生会を行ったようだ
生憎、岩城滉一さんは都合が悪くて来れなかったとピッピさんはブログに綴っておられた
水口春幸オフィシャルブログ
こうして見ると、バイクチームCOOLSと、バンドCOOLSは
完全に分裂してるようにも見えるが実はそうでもない
各個人個人はビミョーなバランスで繋がってる節がある
秀光さんはアメフェスで岩城さんと仲良さそうにしてたし、梅村さんも
バンドCOOLS40周年の記念誌「BIKER-MON」にインタビュー出演されてた
ピッピさんは勝手に自分の写真を使ったと激怒されてましたけどね~ 笑!
しかし2015年11月8日 銀座KENTO'Sにて開催されたジョニー大倉一周忌追悼特別公演
JOHNNY FIRST MEMORIAL LIVEではムラさんと、ピッピさんが
ジョニーさんの追悼という大義名分はありますが同じステージに立ってます
ま、部外者の僕には内情はよくわかりませんが双方に
水と油のような決定的な分裂の当事者がいるんじゃなかろうか
2005年に原宿のクロコダイルでマスコミシャットアウトで関係者だけで行われた
クールス30周年パーティーの時には舘さん、岩城さん、ピッピさんも出席されたのに
主力メンバーで欠席された方がいたと聞く
水と油・・・
僕はたぶん「あの人」と「あの人」だと思うんですがね~ 笑! ジャンジャン!!