さて、僕が思い入れがある昭和の楽曲やアーティストを振り返り、当時の世相や思い出を綴る
シリーズ「My Music Travel」ですが、前々回に「プラスチックス」、前回「シーナ&ロケッツ」と
1970年代の終わりから1980年代にかけてのテクノポップをお届けしました
と、いう事で今回もYMOやプラスチックス、シーナ&ロケッツと同じ時代に
人気を博したテクノポップバンド「ジューシィ・フルーツ」をお届けしたいと思います
ジェニーはご機嫌ななめ/ジューィ・フルーツ
1980 作詞・沖山優司 作曲・近田春夫
君とイチャイチャしてるところを 見られちゃったわ
それをベチャクチャ言いふらされて 私ピンチ
いつもそうなの 誰か私に いじわるしてるんじゃない?
それをベチャクチャ言いふらされて 私ピンチ
いつもそうなの 誰か私に いじわるしてるんじゃない?
ハートキュンキュン泣き出しそうよ 一人ぼっちは
うちへ来て来て 心細いの こんな時は
うちへ来て来て 心細いの こんな時は
抱き合って眠るの 抱き合って眠るの
そうすれば とにかく 少しは気がおさまるの
そうすれば とにかく 少しは気がおさまるの
いやようそうそ 忙しいふり してるだけね
私 無理むり わがままばかり 言ってるから
いつもそうなの 君は私に うんざりしてるんじゃない?
私 無理むり わがままばかり 言ってるから
いつもそうなの 君は私に うんざりしてるんじゃない?
時計カチカチ 気になるのなら 止めてもいいわ
そばにいていて 心細いの 電話じゃだめ
そばにいていて 心細いの 電話じゃだめ
抱き合って眠るの 抱き合って眠るの
そうすれば とにかく 少しは気がおさまるの
そうすれば とにかく 少しは気がおさまるの
君がニコニコ 他の女と しゃべってると
私カリカリ 頭に来ちゃう 勝手かしら
いつもそうなの わかってるけど 君は私のこと
私カリカリ 頭に来ちゃう 勝手かしら
いつもそうなの わかってるけど 君は私のこと
もっとちやほやしてなきゃだめよ 昼も夜も
それじゃまだまだ 不満だらけよ へんじなさい
それじゃまだまだ 不満だらけよ へんじなさい
抱き合って眠るの 抱き合って眠るの
そうすれば とにかく 少しは気がおさまるの
そうすれば とにかく 少しは気がおさまるの
ジューシィ・フルーツは1970年代に日本のロックシーンに大きな影響を与えた
近田春夫のバンド「近田春夫&BEEF」のBEEFメンバーで結成したバンドです
クールスのデビューアルバム「黒のロックンロール」をプロデュースし
名曲「シンデレラ」を楽曲提供した、あの近田春夫です
ジューシィ・フルーツは近田春夫が全面バックアップしており紅一点のボーカル「イリア」事
奥野敦子のアイドル的なルックスとテクノ風サウンドが時代にマッチし
1980年6月リリースのファーストシングル「ジェニーはご機嫌ななめ」は大ヒットした
ジューシィ・フルーツは近田春夫のバックバンドをやっていたメンバーだけに実力はお墨付き
中でもイリアは女性でありながらメインボーカル兼リードギターでしたからね~
独特の媚びたようなファルセットとカッコよくリードギターを弾くギャップも良かった
「イチャイチャ」「ペチャクチャ」「キュンキュン」などの擬態語の歌詞も新鮮だったし
ロック、テクノ、アイドル歌謡曲の3つのニュアンスを併せ持った感じも良かった
いや~ 今聴いても強烈に1980年代初頭のサウンドの香りを感じますね~
で、聞く所によると、この「ジェニーはご機嫌ななめ」は広島出身の
ガールズグループ「perfume」もカバーしているらしい、雰囲気は合ってるかもね!
恋はベンチシート/ジューシィ・フルーツ
1980 作詞・近田春夫 作曲・柴矢俊彦
せますぎる あなたの自慢のクーペ とばしてる時は まんざらでもないけど
月影で からだをひねって口づけ スジがちがいそう うんざりしちゃう
月影で からだをひねって口づけ スジがちがいそう うんざりしちゃう
「あのね あたしはね 別に愛してないわけじゃないのよ
ただね ここじゃイヤだって言ってるの せめて」
ベンチシートの車に買い換えてよ
せますぎる あなたの自慢のクーペ ドレスが破けてしまうじゃないの
無理なことしないでよ 車のかたちと 二人のかたちが フィットしないでしょ
無理なことしないでよ 車のかたちと 二人のかたちが フィットしないでしょ
「あのね さっきはね 本気で怒ってたわけじゃないのよ
ただね もっと気分を出したかったの だから」
ベンチシートの車に買い換えてよ
ただね もっと気分を出したかったの だから」
ベンチシートの車に買い換えてよ
「あのね わたしはね この車が嫌いってわけじゃないの
ただね 愛を語るには向いてないって言ってるの 早く」
ベンチシートの車に買い換えてよ
ただね 愛を語るには向いてないって言ってるの 早く」
ベンチシートの車に買い換えてよ
せますぎるあなたの自慢のクーペ ベンチシートに 買い換えてよ せますぎる
「いやっ そんな事言ったって あの 別にボクはだってあの・・
ベンチシート? ベ・ベンチシート?・・・
「いやっ そんな事言ったって あの 別にボクはだってあの・・
ベンチシート? ベ・ベンチシート?・・・
「ジェニーはご機嫌ななめ」リリースから4か月後の同年1980年10月に
リリースされたセカンドシングル「涙のカフェテラス/恋はベンチシート」
このレコード、ジャケットには「涙のカフェテラス」のタイトルが上に書いてありますが
実は両A面扱いという事でリリースされたんですよね
だから当時ジューシィ・フルーツはテレビの歌番組でも「涙のカフェテラス」と
「恋はベンチシート」の両方を歌ってた
リリース直後はどちらかと言えば「涙のカフェテラス」がメインだったような気がするが
途中から逆転し「恋はベンチシート」がメインに・・・
それはなぜか・・・?
1980年代初頭のお茶の間では何が流行っていたかを考えればわかります! 笑!
そうです! 1980年代初頭と言ったら漫才ブームが勃発した時代であり沢山の
漫才コンビが人気を博しましたが、その中の「ザ・ぼんち」も大人気でした
その人気にあやかって彼らはレコードデビューし、リリースした曲が「恋のぼんちシート」
「♪A地点から B地点まで 行くあいだに すでに恋をしていたんです・・・」
って、アレです 笑!
まるで「恋はベンチシート」のパクリのパロディーみたいなタイトルですが
そうなんです!パクリのパロディーなんです 笑!
実はザ・ぼんちの「恋のぼんちシート」もジューシィ・フルーツの
「恋はベンチシート」同様、近田春夫さんが楽曲提供してるので
ベンチシート同士の相乗効果があったという事なんですよね
その後「恋はベンチシート」のベンチシートシリーズは「ベンチシートその後」
「渚のベンチシート」と続いて行くのです
近田春夫ワールド満載ですよね! 笑!
その後、
ジューシィ・フルーツは数々のヒット曲をリリースしますが1984年に解散します
そして2009年にイリア、トシ(ドラムス・コーラス)を中心にライブ活動を再開
ジューシィ・ハーフと名乗っていたそうですが2013年にグループ名を
ジューシィ・フルーツに戻して精力的に活動されてるそうです
1980年(昭和55年)と言ったら僕は17歳になった年で
高校を退学になってフラフラしてた頃です
この時代の曲を聴くと当時付き合ってた娘を思い出しますな~
ま、歌って往々にしてそんなもんなんですよね! ジャンジャン!!
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