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My Music Travel 40 ユー・メイ・ドリーム

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2015年2月14日

シーナ&ロケッツのボーカルだったシーナさんが子宮頸癌でお亡くなりになった
享年61歳の若さだった

シーナさんのご主人でありシーナ&ロケッツのギタリストである鮎川誠さんは
今後の活動についてシーナの遺志を継いでいく事を明言し
以降も数々のイベントやロックフェスに出演している・・・



と、いう事で僕が思い入れがある昭和の楽曲やアーティストを振り返り
当時の世相や思い出を語る「My Music Travel」40回目の今回は
1978年にデビューしたロックバンド「シーナ&ロケッツ」をお届けしたいと思います


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僕のルーツでもある(笑)福岡県久留米市出身の鮎川誠さんは1970年代に
福岡市を中心に勃興した所謂「めんたいロック」の草分け的存在の一人である

1970年に柴山俊之さんや、奈良敏博さんらとブルースロックバンド「サンハウス」を結成し
1978年まで活動したが解散し、奥さんのシーナさんと共に上京し
同年「シーナ&ロケッツ」でデビューを果たす

1978年にはデビューシングル「涙のハイウェイ」をリリースするが大ヒットとはならなかった
翌1979年にシーナ&ロケッツはアルファレコードに移籍しセカンドシングルをリリースする





ユー・メイ・ドリーム/シーナ&ロケッツ 1979 
作詞・柴山俊之/Chris Mosdell  作曲・鮎川誠/細野晴臣

あなたの事想うと すごく胸があつくなるの 
いつもはユーウツな雨も サンバのリズムにきこえる

あさもやの湖に 水晶の舟をうかべて 
ちょっとだけふれる感じの 口づけをかわす

So if you love me  Come up and see me after dark
Your name is carved on my heart  For you've reserved a dream
それが私のすてきなゆめ それが私のすてきなゆめ ユメ ユメ ユメ・・・

あさもやの湖に 水晶の舟をうかべて 
ちょっとだけふれる感じの 口づけをかわす

And you may dream tonight  When you turn out the light
Of a girl the arms of a hero  Like valentino  Well-hey! That lucky girl's me!
それが私のすてきなゆめ それが私のすてきなゆめ ユメ ユメ ユメ ・・・


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1979年にリリースされたアルバム「真空パック」からのリカットであり
JALのCMソングに抜擢され大ヒットしたシーナ&ロケッツの
セカンドシングル「ユー・メイ・ドリーム」

しかし音楽通に言わせると「ユー・メイ・ドリーム」はテクノポップのニュアンスを含んでおり
ロックバンドのシーナ&ロケッツが変な曲をリリースしたと当時揶揄されたそうだ

それもそのはず、この曲はテクノポップのレジェンドであるYMO細野晴臣さんが
プロデュースしておりサウンドトラックも手掛けているのだ

しかし当の鮎川さんは「そんな論争はどうでもいい」って反応しなかったそうだ

てか、この「ユー・メイ・ドリーム」は僕が高校1年生の時の曲だが
当時無知な僕にはロックにもテクノにも聞こえなかった

好きな曲で部屋でよく聴いた記憶はあるが歌謡曲だと思ってた
テレビにもよく出てましたしね 笑!




ベイビー・メイビー/シーナ&ロケッツ 1980 
作詞・シーナ 作曲・高橋幸宏

Baby Maybe I love you Baby Maybe I love you 
Baby Maybe I love you Baby Maybe I love you

ベイビーそっと目をとじて メイビーきこえてくるでしょう
ため息だけですぎてしまうなんて ベイビー貴方にあわない
 
ベイビーあたしの好きな人 メイビーいつまでも変わらないわ
恋のかけ橋宇宙の果てまで ベイビー誓ってほしいの 
真夜中の光が窓辺をさした時 おきざりのハート貴方は気づく

Baby Maybe I love you Baby Maybe I love you 
Baby Maybe I love you Baby Maybe I love you

ベイビーそっと目をとじて メイビーきこえてくるでしょう
ため息だけですぎてしまうなんて ベイビー貴方にあわない

Baby Maybe I love you Baby Maybe I love you
Baby Maybe I love you Baby Maybe I love you


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1980年にリリースされたシーナ&ロケッツのサードシングル「ベイビー・メイビー」
この曲はシーナさんが作詞されているが、作曲はこれまたYMO高橋幸宏さんだ

シーナ&ザ・ロケッツは生粋のロックバンドですがYMOの高橋幸宏、細野晴臣との
出会いによって大きなきっかけをつかみました
 
鮎川誠さんはYMOの歴史的名アルバム「SOLID STATE SURVIVOR」にギターで参加
YMOの国内のツアーにも参加していました

まったく正反対の音楽を志していたYMOとシーナ&ロケッツですが
音楽が大好きという点においてお互いをリスペクトしていたんでしょうね


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地元である福岡を拠点にすることにこだわっていた今でも博多弁丸出しの鮎川さんが
幼い双子を残して上京し「シーナ&ザ・ロケッツ」を結成した理由は、シーナさんの父親の

「一回、東京でスパッと勝負してこい、子供は任せて思い切りスパッと勝負してみんない!」
という励ましがきっかけだったそうです

めんたいロックの草分け的存在の鮎川さんの意志は、その後博多の後輩の
ザ・モッズ森山さんや、ザ・ロッカーズ陣内孝則さんへと引き継がれて行きました

先日記事にした元クールスのピッピさんのインタビューが掲載されている音楽雑誌
「ロック ジェット」に陣内さんのインタビュー記事も掲載されていますが
鮎川さんの事は同郷の先輩として尊敬してるしモッズの森ヤンの事は
良き仲間でありライバルだったと語っておられますね! ジャンジャン!!


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