EX COOLS 水口晴幸 通称 ピッピ
昨年デビュー40周年を迎えた元クールスのピッピさんだが今年になり
「HAL MIZUGUCHI & ROLL OVERS」というバンドを組んで新たな活動を始められた
夏前には同バンド名義のファーストアルバム「GO STRAIGT」もリリースされた
そんな経緯もあるのか、ピッピさんを最近ちょくちょくメディアでも目にするようになった
最近発売になった音楽雑誌「Bollocks 026」では2ページにわたるインタビュー記事が載ってるし
やはり音楽雑誌「ロック ジェット 66」には何と16ページにわたるピッピさんのインタビューが掲載されている
僕は両書とも読ませていただいたが、クールス時代から義を重んじ
男臭さを感じるピッピさんは基本的な部分では変わってないと感じた
インタビューではピッピさんの熱い生き様の他にクールス結成以前の上京した頃のエピソードや
ピッピさんが”親父”と慕う勝新太郎さんとのエピソードが語られているが
意外にもクールス在籍中やグループ脱退の事は僅かしか触れられていない
「俺はしんじていくんだよ、だけど信じてた奴に裏切られることもある
昔のメンバーにも『そりゃあ、ないだろう』ってことをされた
なんでそういう裏切りをするんだろうと思ったよ・・・」
ピッピさんのインタビューを読んで感動したエピソードがある
「クールスに<追憶>という曲がある、ある夫婦が子供を幼稚園に送り届けたら
その足で役所に行って離婚届を出そうと決めてね
でも、子供を送った後、車の中でたまたまかけたカセットから<追憶>が流れて
ふたりで大泣きして、やっぱりふたりでやって行こうと決めて今でも仲良くやってます
というメールをもらった時、俺はもらい泣きしちゃったけどね・・・(中略)
そうやって人の人生背負っちゃってるところもあるから音楽は真面目に作らなきゃね」
これはクールスやピッピさんの楽曲に限らず人には誰でも似たような事はあるんじゃないかな?
この夫婦のように曲によって人生が左右されたと言ったら大袈裟かもしれないけど
今でも”その曲”を聴いたら当時の体験を思い出し
元気になったり、切なくなったり、勇気をもらえる曲ってのがね
僕は以前クールスのジェームス藤木さんとこんな話をした事がある
「ジェームスさんの『恋の終わり』や『ジャーニー』『君の窓辺に』『風がかわる前に』『CHANCE'S』
なんかを聞くと今でも”あの頃”の出来事が頭の中に走馬灯のように浮かんで感慨深いんですよ」
「そうなんだよね、俺たち歌い手は何十年も同じ歌を歌ってるとマンネリになって飽きちゃって
ついつい抜いちゃう事があるんだけど、俺らが歌う曲にはリスナーの思いがあるんだから
それじゃいけないって思うよね・・・」
音楽ってある意味、魔法のような魅力がありますからね~
ピッピさんは
「クールスって名前を使って年老いていくのは寂しくてしょうがない
いまだに壊し続けていかないと新しい家も建たない・・・」
って言われてますが新しい家も良いけど、大切に使い込まれて味がある家も個人的には素敵だと思います
そんな往年のファンがいる事も忘れないでほしいですね!
最後に離婚を思い止まった夫婦の思い出の曲になったピッピさんの
追憶をお届けして今日は終わりにしたいと思います
この曲は僕が高1だった1979年にリリースされたクールスの「NEW YORK CITY N・Y」に
収録されている僕にとっても思い入れのある曲です!最高です!! ジャンジャン!!
追憶/クールス 1979 作詞・水口晴幸 作曲・ジェームス藤木
あなたと離れて 今思うやさしさ あなたの愛 気持ちを なにも知らないで
泣かせたあの日も 言いすぎた言葉に 傷つけたあなたの事 素直になれなくて
「ごめんよ」それさえ言えなくて 愛はさめてもいないのに 強がり言って 淋しくさせて
あなたとの思い出は 心に今も 消えてはまた浮かび いつまでも いついつまでも
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