さて、僕が思い入れがある昭和の時代のアーティストや楽曲を振り返り
当時の世相やエピソード、僕の思い出などを振り返るシリーズ「My Music Travel」ですが
今回取り上げるアーティストはシリーズ2度目の登場となるアン・ルイスさんです
前回2013年5月30日に書いたアンさんの記事では主に1977年までの
アン・ルイスさんのアイドル時代の楽曲にスポットを当てました
2013・5・30 My Music Travel 15 グッド・バイ・マイ・ラブの記事
1971年に「白い週末」という曲でアン・ルイスさんはメジャーデビューしましたが
なかなかヒットに恵まれず1974年リリースの6枚目のシングル「グッド・バイ・マイ・ラブ」
がヒットし、ようやく世間の認知を得ました
デビュー以来アンさんは、どちらかと言えば清純派のアイドル志向のアーティストでしたが
なぜか僕が中学3年生だった1978年に大幅な路線変更し衣装やヘアースタイルも派手になり
クールな女性像を歌う歌謡ロックアーティストへと変貌を遂げた
彼女にいったい何が起こったのか? アイドルを演じる事に疲れたのか?
アイドル路線に限界を感じ素の自分で勝負しようと思ったのか? 事務所の思惑だったのか?
まあ理由は僕にはよく分かりませんが、その後のアンさんの活動や人生を見ると
僕には1978年以降のアンさんが彼女の本当の姿だったように思えます
僕が中学3年だった1978年9月、14枚目のシングルでアンさんはこんな曲をリリースしました
「女はそれを我慢できない」の動画 https://youtu.be/9tB0eo1lXl4
女はそれを我慢できない/アン・ルイス 1978 作詞・作曲 加藤邦彦
春には春の恋がある そろそろ おまえとお別れだ
のんびりしてたら捨ててくよ ぐずぐず言うなよ男だろ
ベタベタするなよ おまえのウソなど聞きあきた
夏には夏の陽に焼けた 男を探してひとあばれ
おまえも どこかでいい女 探しておいでよ今すぐに
モタモタするなよ おまえの涙はもうあきた
心残りはあるけれど 季節変わりの恋女
早く逃げろよ 早く逃げろよ
このままいるとヤケドをするよ うしろを振り向くな
秋には秋の色をした 男を見つけて恋をする
ヤボだね おまえはいつまでも 私を追いかけついてくる
バカバカしいのよ おまえの夢など聞きあきた
悪い女と思うでしょう 仕方ないのよ恋女
早く逃げろよ 早く逃げろよ
このままいるとヤケドをするよ うしろを振り向くな
前回のアンさんのMy Music Travelの記事で最後に紹介した13枚目のシングル
1977年リリースの「甘い予感」はユーミンが作詞・作曲を手掛け松任谷正隆さんが編曲した
甘いメロディーと切ない歌詞が素晴らしい僕も大好きな楽曲だった
しかしそれから約9カ月後の翌年5月にリリースされたニューシングル
「女はそれを我慢できない」を聴いて僕はぶっ飛んだ!
当時僕はキャロルや永ちゃん、クールスや舘ひろしさんなどを熱心に聴いていたが
女性アーティストで”ツッパリ”を感じるアーティストはいなかった
安西まりやさんや、宇崎竜童さんから楽曲提供されだした山口百恵さんが辛うじて
そのニュアンスを感じたが彼女達はあくまで作られたイメージって感じがしてた
しかしアンさんには彼女達とは明らかに違う本物さを感じた
アンさんは1980年にロックミュージシャン故桑名正博さんとご結婚されてますが
少なからず結婚前のアンさんは桑名さんの影響を受けたとも思いますがね
その後アンさんは「女にスジは通らない」「アイム・ア・ロンリー・レディ」と
立て続けに強い女、クールな女というニュアンスのシングルをリリース
当時ピンクに前髪を染めたアンさんは超カッコよかった
あの頃アンさんのイメージは僕的にはピンクで個人的にはピンクの時代だと思っています
そして僕が高校生だった1979年に、あの山下達郎さんの手で後世に残る名曲をリリースします
恋のブギ・ウギ・トレイン/アン・ルイス 1979 作詞・吉田美奈子 作曲・編曲 山下達郎
さあ お乗り恋の旅 連れてゆく Boogie Woogie Train
Let"s go もうすぐ走り出す Midnight 空へ
Step out 地球を遙かに Sky hight 翔ける宇宙まで
Let"s make 愛し合おうよ honey Moonlight 浴びて
Railroad 幸せ運び今 Love train 夜の向こうまで
さあ お乗り恋の旅 連れてゆく Boogie Woogie Train
Rhythmをとれば気持ちはひとつ 誰でも踊れる
今夜の恋はBoogie Woogie
さあ お乗り恋の旅 連れてゆく
Let"s dancing 踊れたらBoogie Woogie Right on!恋は
Catch up 心をつかめるさ Long way ずうっと未来まで
さあ お乗り恋の旅 連れてゆく Boogie Woogie Train
Rhythmをとれば気持ちはひとつ 誰でも踊れる
今夜の恋はBoogie Woogie
さあ お乗り恋の旅 連れてゆく
Let"s dancing 踊れたらBoogie Woogie Right on!恋は
Catch up 心をつかめるさ Long way ずうっと未来まで
さあ お乗り恋の旅 連れてゆく Boogie Woogie Train・・・
当時高校1年生だった僕はこの「恋のブギ・ウギ・トレイン」を聴いて再びぶっ飛んだ
ちょっとスイングジャズ系にも聞こえたし日本風に言えばブギであるのだが
強烈に洋楽のニュアンスを感じたのだ
「恋のブギ・ウギ・トレイン」には英語バージョンもありますが
最初に聞いた時は洋楽を和訳した曲かとも思いましたからね~
山下達郎恐るべし! って思いましたね~! 笑!
当時アルバムもリリースされる物は全て買いましたね
1978年リリースのThink! Pink!からPINK PUSSY CAT 、リンダ、Cheek・・・
1977年までの清純派時代の楽曲も大好きですが1978年からの歌謡ロック路線
取り分け1982年の山口百恵さん作詩、沢田研二さん作曲のラ・セゾンくらいまでが
僕のアンさんのストライクな時代ですね
ちなみに世間的には大ヒットした1984年の六本木心中や1986年のあゝ無情あたりは
僕的にはあまり好きなナンバーじゃないんですよね
と、いう事ですが最後に1978年リリースのPINK PUSSY CAT から
僕の大好きな「JUST ANOTHER NIGHT」という曲をお届けして
今日は終わりにしたいと思います
この曲は英語の歌詞でオリジナルがあるのかは知りませんがとっても良い曲です
実はこの曲には当時の忘れられない思い出があるんですが
その思いでは相手もある事ですからご想像にお任せします! 笑! ジャンジャン!!
JUST ANOTHER NIGHT/アン・ルイス 1979 作詞・作曲 Diane Warren