25歳にして大型バイクの公道デビューとなった次男ですが波輝カフェでのランチの後僕達は
季節外れの紅葉でも見ようかと川尻登り口から野呂山に登りました
呉から波輝カフェのある川尻までは市街地の一般道での走行だったから
野呂山のワインディングも走らせてみようと思ったんですよね
川尻からの野呂山道はけっこう険しいヘアピンコーナーが連続するワインディングです
しかもアスファルトの状態も悪くとても走りにくい
初心者にはちょっと酷かとも思ったんですが、まあゆっくり走れば何とかなるかなと・・・ 笑!
いつもは後ろを走るマッハですが、この日ばかりはマッハに乗る僕が先導車になります
ぜんぜんスピードは出していないのですが、先にコーナーを抜ける僕は
コーナーを抜ける度にバックミラーで次男が付いて来てるか確認します
車間が開いてミラーに写らない時はコケたんじゃないかとフト思ってしまう
まあ何とか付いて来てるようでしたね 笑!
山頂までの途中、見事な紅葉を見つけてバイクを停止して写真撮影
「いや~ さっきコーナーの途中でアスファルトの凹みにタイヤ取られてコケるんか思うた
バイクにしがみ付いとったら危ないけん
バイク蹴って離れようか思うたら奇跡的に持ち直した!」 爆!
おいおい冗談じゃないぞ、コケそうぬなったら人間が下になってバイクを助けんと! 笑!
と、いうのは冗談ですが(笑)野呂山はヘアピンの連続だからスピードは出せないが
路面の状態が悪いのは最初からわかってる事
コーナーに入る前に路面をチェックしてライン取りを考えて走る事は常識だ
ま、次男の場合まだコーナーを抜ける事がいっぱいいっぱいで
周りを見たり状況判断する余裕がないんでしょうな~ 笑!
と、いう事でバイク歴36年の僕が自動車学校では習わない実戦でのコツをレクチャーする 笑!
ブラインドコーナーにおけるコーナーに入る前、コーナーの途中、コーナーを抜けてからの
体の軸や頭の角度、目線、重心の掛け方・・・
思い返せば長男が大型バイクデビューした時にも僕は一緒だった
確かあの時は山口で開催されたカワサキZミーティングに仲間達と行った時だった
マッハをレストア中だった僕がCBを運転して彼を後ろに乗せて行ったんですよね
で、途中彼と運転を変り僕は友人の後ろに乗って彼の走りを見てたんだけど
やはり山道の急コーナーで何度か突っ込みそうになった 笑!
一緒に走ってる連中はベテランばかりだからリズミカルに走るが
始めて大型バイクを運転する長男は付いて走るのにいっぱいいっぱいだった
見かねたカツジに
「オイ!まだ皆のペースで走るのはちょっと危ないど、運転代れ~や」
って駄目出しされて運転を代った事をよく覚えてる 笑!
そんな長男だったがだんだんバイクにも慣れ、まだ一度も事故した事もコケた事もない
まあ彼は身長177cmあるからベタ足で足付き出来るし性格も慎重派ですからね~
あの頃バイクのバの字も知らなかった長男だったが今ではバイクが大好きになり
自分の好みも出て来て ついにはBSAというクラッシックマシーンまで手に入れた
TPOに合わせたファッションも楽しむという価値観も芽生えセンスも磨かれていった
もちろん僕や僕の友人達の影響が大きいですが先日記事に書いたように
僕達の価値観やセンスのルーツはカーショップ ジャクソンで磨かれたような物だ
そう言う意味ではウチの長男はジャクソンの系譜を継ぐ最年少なのかもね~ 笑!
で、次男である
彼は貧乏学生生活が長かったから今の所「趣味」といえる物がない
ファッションにおいても値段が安いという事が大事でブランドや高価な物への拘りがない
僕に言わせればそれも決してダメだという訳でもないが それでは寂しいと思うのだ
「オイ、野球のグローブでも安物とミズノプロ(当時のミズノの最高峰グローブ)じゃあ
ぜんぜん違うたろうが~・・・」
「それはそうじゃね~ 確かにミズノプロ使うたら他のグローブはカスじゃったね~」
これは長男と次男の兄弟の会話の一部である
現代において”物”というのは高価な物から安価な物まで多種多様に選ぶ事が出来る
でも”物”の値段には多くの場合、それ相応の理由があるものだ
ブランドと言われる物には歴史があり”安物買いの銭失い”って言葉も満更嘘じゃない
まあその辺りの価値観やセンスを これから次男には学ばす必要がある
趣味においても必ずバイクじゃなきゃダメって事でもないが
僕がいつも言うように大事なのは”物”じゃなく”者”だという事は間違いない
人は”物”を通して”者”と出会いコミニュケーションを取る生き物なのだ
人は一人では生きて行けない、必ず他人と接して生きて行くものなのだ
それは家族間や兄弟間にも同じ事が言える事は間違いない
僕の価値観では趣味を持たない人間はもったいないと思うし残念な人生だとも思う
僕の価値観が決して正しいとも言えないが少なからず僕はそう思って生きてきた
その辺りも今後、3人で酒でも飲みながら戯言と共に聞かせてやろうと思いますね 笑!
と、いう事で今日はこれまで! ジャンジャン!!