1978年(昭和53年)に公開された、舘ひろしさん主演の
青春群像を描いた映画「皮ジャン反抗族」を観ました
まあ正確に言うと、この作品は中学3年生の時にリアルタイムで
映画館で観たのですが内容はよく覚えてなかった
この年はジョン・トラボルタ主演の「サタデーナイトフィーバー」や
「グリース」が公開になった年
それらはよく覚えてるんですが「皮ジャン反抗族」は当時の僕にも
それほど琴線に触れなかったんだと思います (笑)
真夜中の挑戦
皮ジャン反抗族
1978年 東映
<キャスト>
舘ひろし, 夏樹陽子, 森下愛子, 山科ゆり, 片桐竜次,
八城夏子, 白川和子, 長谷部安春, 白坂依志夫、他
<私見>
中学3年生だったリアルタイムの時は何も思わなかったけど
「革ジャン」じゃなく、「皮ジャン」という所が時代性を感じる(笑)
<あらすじ>
ディスコ「アポロン」の常連、新治はウィクデイは
自動車修理工場で真面目に働いている
ある土曜の夜、新治はアポロンでメグとその親衛隊である
ジャッカル、峰夫、トムの一派と、ペギイ、ソバカス、葉っぱ、キーコら
スケバン・グループとの喧嘩を仲裁した
メグは腕っぷしも利く新治に熱い視線を送るのだった
ペギイたちの応援に駈けつけたヤクザの内田、外山、中山らも
新治に一蹴されてしまう
面白くないメグの情夫、正一はオートバイのチキンレースで
ケリをつけようと新治に挑むが、敗れてしまう
<私見>
メグと男女の関係になる過程で、なぜか噴水の中で
全員でディスコダンスを踊るシーンがある
これは、岩城滉一さん主演の「暴走遊戯」でも同じようなシーンが見られるが
「ウエストサイド物語」を意識してるんだと思う
あまりのクサさに笑いを堪える事が出来なかった(笑)
メグは新治に夢中になり、若い二人の肉体は激しく絡み合った
新治は勤め先の修理工場の経営者・文代の息子で
淋しい影を漂わせた十五歳の少年、修と仲が良い
修は、若づくりして浮気してる母が嫌いでならず
新治のリードでオートバイに熱中している
そんな新治に好きな女の子が見つかった
街のスーパーマーケットに勤めるマヨである
彼女は兄であるヤクザの内田にいつも金をせびられている
ある日、道にうずくまっているマヨを助けた新治
彼女が男に捨てられ妊娠しているのを知り
産婦人科医に連れて行く
やがて元気を取り戻したマヨが可愛いくてならない新治は
メグに対する気持が急速に冷えていくのが判った
だがメグは新治を放そうとしない
ある午後、新治が修の母、文代にシャツのほころびを直して貰っている時
裸の新治と母を見て、新治に裏切られたと誤解した修は新治のオートバイを
無断で乗り出し、ガードレールを突き破りすっ飛ばして死んでしまう
数日後、新治はメグのグループにマヨのことで復讐を受けた
そして、痛む身体を引きずってマヨに会いにスーパーに向かった
マヨが美しい笑顔で働いているのが見える
その時、鋭い刃の光が閃いた
内田が、妹に手を出した新治の腹にナイフをつき立てたのだ
新治は道に倒れ、道路に血が流れた
ペギイの手下のキーコが内田に、マヨに子供をハラませ
堕ろさせたのは新治だと嘘をついたのだ
マヨは何も知らず、美しい微笑をたたえながら働いている
新治が死んだのかどうかは、よくわからない
<私見>
う~ん やはり1970年代の邦画の黄金パターンの映画だ
まずサブタイトルの「真夜中の挑戦」という意味がよくわからない
いったい何に挑戦したんだろう?オートバイのチキンレースの事なのか?
更には「反抗族」という意味もよくわからない
あくまで舘さん演じる新治はバイクには乗ってるが族とはツルんでないし
真面目に働いてる、どちらかと言えば好青年だ
まあ、こんないい加減さこそが、1970年代の邦画なんだろうな~ (笑)
いや~ 今見ても舘さん自体はカッコいいけど同系統洋画
サタデーナイトフィーバーやグリースと比べても
映画作品としてのクオリティーは雲泥の差を感じますね~
ジャンジャン!!
皮ジャン反抗族 1978 東映
PRAINS美容室