一昨日ショッキングなニュースが流れてきた
昭和のアウトローの生き残りだったショーケン事、萩原健一さんがお亡くなりになった
その日の夜や翌朝の報道番組では各局このニュースが映し出された
ショーケンのデビューがGSグループ「テンプターズ」という事は周知の事実
だが僕は世代的にGSは殆どリアルタイムの記憶がないのでショーケンといえば
役者のイメージであり僕の記憶の限りリアルタイムのショーケンを最初に見たのは
刑事ドラマ「太陽にほえろ」のマカロニ刑事だったと思う
太陽にほえろ マカロニ刑事のテーマ 1972 井上堯之バンド
太陽にほえろが放送開始になったのは1972年(昭和47年)
僕が小学校3年生の時だった
このドラマが刑事ドラマ黄金期到来の役割を果たしたんじゃなかろうか?
それまでも刑事物や警察物のドラマはあったが刑事ドラマの
長寿番組といえば僕のイメージではやはり太陽にほえろなんですよね
その太陽にほえろ黎明期の主人公がショーケン演じる
型破りなアウトロー刑事マカロニだった
翌1973年にマカロニは劇中で立ち小便の後に通り魔に刺されて落命
連続ドラマの主人公が死ぬなんて当時は有り得ない事だった
冴えない死に方をしたマカロニだったが子供心にもカッコいいと思った
マカロニが殺された翌年、ショーケンが今度は探偵事務所の
調査員になってブラウン管に姿を現した
個人的には1974年(昭和49年)に始まった「傷だらけの天使」での
ショーケンが演じた小暮修は破天荒で最高にカッコよかった
このドラマでショーケンが着用したのがDCブランドのBIGIだった事は
後に知るのだが、とにかく傷だらけの天使のショーケンはカッコよかった
傷だらけの天使 主題歌 1974 井上堯之バンド
太陽にほえろのマカロニ刑事のテーマもそうだが、この傷だらけの天使の
インストゥルメンタルのOP曲を聴くと古き良き昭和を強烈に感じる
まあ世代的な事もあるのだろうが子供心ながら
「これから何かが始まる・・・」って感たメロディーだったと思う
傷だらけの天使の小暮が去った翌年1975年(昭和50年)
ショーケンはマカロニや小暮とはまったく対照的な小心で純朴な母親思いの
料亭「分田上」の三番板前の青年としてブラウン管に登場した
そのドラマが倉本聰さん原案の「前略おふくろ様」だった
前略おふくろ様OP 1975 井上堯之バンド
いや~こうしてみるとショーケンの出演代表作の音楽って
全部井上堯之バンドが担当してるんですね~
井上堯之さんはGSスパイダースのギタリスト
もし「日本ロック殿堂」なんてものがあったら確実に
選出されるであろうギタリストでしょうな~
と、この辺りが僕のショーケンのイメージなんですが
アウトローらしく武勇伝には事欠かない
てか、大麻は別としても飲酒運転やスピード違反、恐喝事件に女遍歴なんかも
確かに良い事ではないが一般人でもフツーにあるレベルの話
伏魔殿と言われる芸能界においては人を殺したわけでもないし
取り立てて騒ぐような事でもないんじゃなかろうか
先日お亡くなりになった内田裕也さんもそうですが間違いなくあの時代
アウトローと言われた人たちが歴史を作ったと思うし時代をリードした
ま、現代のように何かあればすぐパワハラだ、セクハラだ、暴力だ、イジメだって
騒ぐ時代にはショーケンや裕也さんのような個性的なスターは育たないと思う
もうすぐ二世代前の時代になる昭和、本当に良い時代だったと思います
謹んでお悔やみ申し上げます
ジャンジャン!!
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