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My Music Travel 73 思い出のカバーソング(14)

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さて、カテゴリー「My Music Travel」のシリーズ「思い出のカバーソング」ですが
これまで、キャロル・クールス・シャネルズ・ブラックキャッツというアーティストが
洋楽をカバーした楽曲と、その元歌になってるオリジナル曲をご紹介しました

思い出のカバーソング14回目の今回からは女性アーティストの登場です

1971年(昭和46年)にデビューしたアメリカ人と日本人のハーフの「アン・ルイス」さん
そんなアンさんが1980年(昭和55年)にリリースした「Cheek」というアルバム

竹内まりやさんや、山下達郎さんからの楽曲提供曲も含まれていますが
アルバムは全て英語歌詞の曲で構成されてるバラード集なんです

更には収録されてる曲の半数以上は洋楽のカバーなんですよね
アルバム「Cheek」は、こんな曲から始まります




ワンボーイ / アン・ルイス 1980

アンさんは当初清純派アイドルとして1971年(昭和46年)に
デビューしましたがスマッシュヒットは出るもののメガヒットに恵まれない

1977年8月にリリースされた「甘い予感」は僕も大好きな曲ですが
この曲はユーミンが作詞・作曲した甘いラブソング

しかし、この13枚目のシングルを最後にアンさんは徐々にブッ飛びキャラへと変貌を始める
翌年1978年5月にリリースした「女はそれを我慢できない」は強い女をイメージさせ
B面の「湘南の男たち」と合わせてツッパった女を思わす曲調に方向変換

その流れは一気に勢いを増し気が付けばアンさんは清純派を卒業して
時代を先取りするカッコいい大人の女の代名詞になっていた

「Cheek」がリリースされた1980年は後に夫婦となる山下達郎・竹内まりやさんらと
と蜜月な頃でシングル「恋のブギ・ウギ・トレイン」や「リンダ」がヒットしていた

「Cheek」は僕がまだ17歳になったばかりでヤンチャ盛りだった頃
リリースされた思い出多きアルバムなのだ




One Boy / Bobby Rydell & Ann Margret

元々「One Boy」は、アン・マーグレットのミュージカル
「バイバイバーディー」の挿入歌として知られる曲です

劇中でアン・マーグレットが恋人のボビー・ライデルと見つめあいながら歌います




One Boy / Joanie Sommers  

しかし日本では ジョニー・ソマーズでヒットしました
こちらがアンさんがカバーした、ジョニー・ソマーズが歌う「One Boy」

ジョニー・ソマーズは、アメリカン・ポップス黄金期に活躍した
ガール・ポップ・シンガーのなかでも特に優れた歌唱力の持ち主

もともとはジャズ・シンガー志望だった証拠に彼女は早い時期から
ジャズ・ヴォーカル・アルバムを多く吹き込んでいる

若くて可愛らしいのに、歌が上手いからガール・シンガーの理想形と言われた

この「ワンボーイ」はメロディーも素晴らしく、ストリングス、編曲もいいですね
ちなみに日本ではキャンデイーズのミキちゃんも歌っています(笑)

と、いう事で今後しばらくはアン・ルイスの「Cheek」から選曲すると共に
当時のアンさんについても少し触れて行こうと思います

お楽しみに! ジャンジャン!!


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